2011-09-13 22:51:03

ギャップ(窓開け)のトレードへの応用

テーマ:チャートパターン集
チャートパターンのトレードへの応用、今回は「ギャップ」です。
ギャップとは、いわゆる「窓開け」のことであるのはご存じと思います。

日足では前日の終値から離れた位置で始値がスタートすることですね。
為替相場では月曜日の早朝に発生することが比較的多いようです。

アップトレンドの際に上方向に窓を開けることを「ギャップアップ」、ダウントレンドの際は「ギャップダウン」ともいいます。


実はこのギャップには4種類あるといわれています。

1.コモンギャップ(Common Gap)
 ・市場が非常に薄い状態のときや持合のときにしばしば発生。
 ・少ないオーダーでも値が飛んでしまうときによく見られる。
 ・割とすぐ埋められることが多い。
 ・あまり重視されないことが多い。

2.ブレイクアウェイギャップ(Breakaway Gap)
 ・重要なチャートパターンのあとによく見られる。  
  (ヘッドアンドショルダーのネックラインや
   サポート・レジスタンスのブレイク時など)
 ・通常埋められないことが多く、埋められたように見えて
  また同じ方向にトレンドが再開することも多い。
 ・ギャップそのものがレジスタンスやサポートのゾーンと
  なりやすい。

3.ランナウェイギャップ(Runaway Gap)
 ・ある程度相場が動いたあとによく見られる。
 ・調整局面ではレジスタンスやサポートとなりやすい。
 ・このギャップが埋められるとトレンド転換の兆候となる。
 ・トレンドの中間地点で見られることが多いとされている。

4.エグゾースチョンギャップ(Exhaustion Gap)
 ・トレンドの最終段階で現れることがある。
 ・先立ってブレイクアウェイギャップとランナウェイギャップが
  出現していることが多い。
 ・通常は短期間でギャップが埋められ、トレンドが反転する
  サインとなることが多い。


ちょうどおあつらえ向きのギャップが豪ドル/米ドルで出現したので見てみます。
(ちょっとスケールが小さいのですが)


(豪ドル/米ドル 日足チャート)

$頑張らないで波に乗るゆったり子育てとFXのブログ-20110913audusdgap


チャートではブレイクアウェイギャップが2ヵ所と、ランナウェイギャップが1ヵ所見られます。
このブレイクアウェイギャップはいずれも、ラインブレイクに伴って出現しています。


8月15日に発生した上方向のブレイクアウェイギャップはいったん埋められるものの、返ってそれが窓埋めのフェイクとなってそのあとのアップトレンドをサポートしました。

ちなみにギャップとは別の話ですが、この直後に出現した短期のトライアングルをブレイクしたあと、教科書的な正確さで目標値まで上昇しているのがとても興味深いです。


そしてもう1ヵ所、9月1日高値のあと9月5日に下方向のブレイクアウェイギャップが出現しています。

これもいったん埋められたあとすぐに下落を再開しフェイクであることが判明します。


続いて9月12日にまたギャップが出現します。
まだ確定したわけではありませんが、ランナウェイギャップの可能性が高いと思われます。

このあとこのギャップがレジスタンスとなるようであれば、前述したとおりトレンドの中間地点であると仮定し目標値は1.01付近であると想定できます。

このトレンドの起点である9月1日高値からエリオット波動をカウントすると大体同じような位置が目標値にあたります。


このように、ギャップを使ってトレードのシナリオを立てることが可能という例を示しました。

もちろん必ずこのとおりになるという予想ではありません


9月5日のギャップがすぐに埋められて強いアップトレンドとなり再び9月1日高値を目指す可能性もゼロではありません。

逆に目標値まで下げたとしても、そこで終わりではなくさらに大きなダウントレンドの一部である可能性もあります。


例えば7月25日高値からの動きがそれまでのアップトレンドに対する調整のa-b-c波であれば、さらに大きく下げて0.95あたりを目指している可能性もあります。
9月9日の記事にも書いたとおり、少なくとも中期的なダウントレンドに入った可能性が高いと見ています)


大事なことはチャートでもファンダメンタルズでも、トレードの根拠となるシナリオを立てたらどういう前提条件のもとでならそのシナリオが有効なのか、どうなったらシナリオを変更すべきなのかというポイントを押さえておくことです。

シナリオとはあくまで仮説です。
仮説は否定されることもあるのです。

間違えたと分かったらさっさと降りることです。
誰も責めやしませんし、責められたとしても仮説を正当化しようとして相場に囚われてしまうよりはずっといいと思います。


この記事が少しでも何かのお役に立っていれば幸いです^^





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2011-06-07 20:31:56

ポンド円の歴史的なヘッドアンドショルダー続き【チャートパターン集】

テーマ:チャートパターン集
【チャートパターン集】前回の記事の続きです。


ポンド円は2007年12月に右肩からの下げがネックラインを下に抜け、H&S(ヘッドアンドショルダー)であることを確認しますが、そのあといくつかの興味深い動きを見せます。


前回のチャートからさらに数ヵ月先の値動きを含んだチャートで確認できます。

(ポンド円 足チャート)

$頑張らないで波に乗るゆったり子育てとFXのブログ-20110607gbpjwH&S2


まず、2007年12月にネックラインを下に抜けたあと、H&S完成時の目標値のやや手前で反転上昇し始めます。


これは前回の記事にも書きましたが、H&Sでしばしば見られるネックライン付近までの戻りではないかと疑われる場面でした。


そして2008年8月には、ネックラインの延長線2007年7月、10月の高値を結ぶダウントレンドライン、さらにはヘッドのトップから右肩の(いったんの)ボトムまでのフィボナッチ38.2%ひとつに重なるポイントが見いだされました。


おそらく当時多くのトレーダーが注目していたポイントではないかと思います。


こういう形になったら、日足チャートで反転を確認して売りで入るのは比較的やりやすかったと思います。


そのあと、H&Sの目標値である185円台付近に達し、一応完成したのですが、その付近で約10円ほどの値幅で1ヵ月間もみ合い、底打ちして反転する兆しがなかなか見えませんでした。


そして10月に入ってから窓を開けてさらに下落し、そのままほぼ一本調子のダウントレンドを再開して2009年1月には史上最安値118円台を記録しました。

わずか3ヵ月で70円近くの暴落です。


興味深いことに、この窓を開けてからの下げ幅は、2007年7月に記録したヘッドのピーク(251円台)から、2008年9月に完成したH&Sの下げ幅とほぼ同じでした。


ただし、H&Sのトップから目標達成まで1年以上を要したのに対し、そのあともう一度同じだけ下げるのに3ヵ月しかかからなかったのは、いかに下落の力が強かったか、市場がパニックになっていたかをうかがわせます。


私は正直185円くらいで下げ止まると思っていたので、窓を開けたときはすぐに埋めると思って乗り遅れてしまいした。


そのあとは怖いもの見たさでおっかなびっくり値動きについていった記憶があります。


いかにチャートを根拠にトレードするとはいっても、まさかポンドの対円価値がピーク時の半分以下になるとは事前に想像もつきませんでした。


これは人間の心理としては当然なのかもしれませんが、相場では常に「目の前で想像を超えたことが起きる」ということを忘れてはいけないという教訓になったと思います。





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2011-06-07 16:35:05

ポンド円の歴史的なヘッドアンドショルダー【チャートパターン集】

テーマ:チャートパターン集
主な反転パターンの中で最も有名で信頼度が高いといわれているのが、ヘッドアンドショルダーといわれるパターンです。


その名のとおり、ヘッドアンドショルダー(以下H&S)は、頭と両肩に見立てられた3つのピークから構成されています。


また、H&Sを構成する最初のピーク(左肩)の次のボトムと、ヘッドの次のボトムを結んだラインネックラインといい、
ヘッドの次のピーク(右肩)からの下げがこのネックラインを終値で下に抜いた時点をもってH&Sであることを確認します。


ダウントレンドからの反転の場合は、すべて上下逆となります。


今回は、ポンド円チャートで2006年から2008年にかけて週足レベルで完成された典型的なH&Sを見てみます。


(ポンド円 週足チャート)

$頑張らないで波に乗るゆったり子育てとFXのブログ-20110607gbpjwH&S


チャートに見られるように、2006年秋から2008年はじめにかけて3つのピークを形成したあと、ネックラインを下に抜けています。


ネックラインを抜けたあとの下げ幅の目標値は、ヘッドのトップからネックラインまでの値幅を、ネックラインを下に抜けたポイントから引くのが一般的です。


上記のチャートではそこまで達しないうちにいったん戻っていますが、結局この目標値は後日達成されました。


また、ネックラインを抜けてからいったんネックライン近くまで戻るのはよく見られるパターンです。


この場合は、ネックラインを下に抜けたときに売りポジションを建て損なっている場合のセカンドチャンスとなるので、できるだけ引きつけて戻り売りを検討する場面となります。


ちなみに、上記のチャートでは右肩からネックラインまでの途中でいったん平行にもみ合うフラッグパターンも出現していますが、これはトレンドの途中でよく見られる継続パターンのひとつです。


この時点でフラッグが出現したことで、それまでH&Sを想定していたトレーダーはその可能性が強まったことを感じたのではないかと思います。



ご存知のとおりこのH&S完成後にポンド円は歴史的な暴落となり、2009年1月には史上最安値118円台を記録しますが、そこに至るまでのチャートも興味深いパターンを見せました。


(続きはこちら)

ポンド円の歴史的なヘッドアンドショルダー続き【チャートパターン集】





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