ウイントレメンデス レース結果(2024/8/17土曜日 3歳未勝利 1着) | 一口馬主の記録帳

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ウイントトレメンデスのレース結果です。


2024/8/17 札幌7R 3歳未勝利 芝2000m 2.00.3 1着(-0.6秒差)





残り3週間しかない3歳未勝利戦、勝ち味に遅いウイントレメンデスは北海道で復帰してからも2→2着と勝ちきれず、今回は中1週で必勝を期したレースになりました。単勝人気は1.9倍の1番人気、16頭立ての2番枠からの発走でした。

 

 

この馬がこの時期まで勝ち上がれずに未勝利戦線でくすぶっている原因は、「直線でソラを使うこと」にあります。デビューから前走までの6戦のうち、1着馬との差が0.0秒か0.1秒だったのが5戦(残りの1戦は0.4秒差)、ゴール前でスッと交わされる、または追い詰めたところがゴール、という感じで、何度も何度も同じようなレース振りを続けてきました。

 

 

前走後の横山武史騎手のコメントが「どうしても途中で先頭に立つとブレーキを掛けてしまいます。12番(3着馬)が近くに来て、また走る気を出して振り切りましたが、再びフワッともしてしまいます。勝ち馬が迫ってきてもう一度グッと来てはいたのですが・・・。最初から逃げていた時はそういうことはなかったので、確実に勝つなら逃げた方がいいでしょうか。」と疑問形で終わる言葉を発していて、陣営の悩みが直に伝わるコメントでした。

 

 

ですので、今回横山武史騎手がどのようなレースを見せるのか、前走後にコメントしていたように逃げるのか、または直線で早めに先頭に立たないような後ろからのレースを選ぶのか、レース前に書いたブログでは前に行ってまたソラを使うよりも、負けてもいいから思い切って後ろから行ってほしい、と書きましたが、決まった枠順は16頭立ての2番枠、この枠なら前に行くのか、いや、あえて思い切って後ろからか、私の中でも考えが逡巡しながらレース時間を迎えました。

 

 

 

 

前に行くにしても後ろからの競馬にしてもスタートが決まらないとそれだけで不利、画面に映る横並びの16頭立てのゲートを見ると出遅れるだけで終わってしまうような感覚を持ちドキドキしながらスタートを見守りましたが、無事にスタートを決めたウイントトレメンデスと横山武史騎手、気合をつけて前へ出していきます。この枠順なので前に行くのか、であればできるだけ楽に行って早めに突き放したいところだな、と思っていましたが、外から浜中騎手鞍上の10番アイヲコメテが馬体を寄せてハナを主張します。その主張に対して最初は応戦していた横山武史騎手ですが、相手が引かないと見るとすっと引いて1コーナーを2番手で回ります。

 

 

勢いがついたアイヲコメテがハイペースで飛ばすのを、約1秒後ろから2番手で追走するウイントトレメンデス、ペースが速いので後ろの馬たちもついていくのに精いっぱいの感じで残り600mへ。アイヲコメテが必死に押しているのに対してウイントトレメンデスは馬なりで差を詰めていきます。この時点で前を交わせるのは確定的でしたが問題は後ろ、今までもこのような感じで逃げ馬が早めにバテて、先頭に立つのが早すぎてソラを使って惜敗、というのがパターンでしたので、後ろから上がってくる馬はいるのか!?と外側に目を移すと14番タナバタ、16番ニシノシャミナードが進出を試みていましたが明らかにウイントトレメンデスよりも手応えが悪い、前走のマイネルバーテクスやレイピカケ、前々走のドウアドバンテージのような手応えではないのを見て勝利を確信しましたが、でもやっぱりソラを使って後ろを待ってしまうのではという心配も微かにしつつ直線へ。

 

 

ただ、その心配は杞憂に終わり、4コーナーで手綱を押して追い始めた横山武史騎手が直線に入って右ムチを一発入れると、今まで直線でソラを使っていたのがウソのように渾身の力でグイーンと伸びて後続との差を一気に広げます。ここで100%勝利を確信、パソコンの前で目頭が熱くなりながらウイントトレメンデスの初めての勝利を見届けました。またウイントトレメンデスはパソコンの前でおっさんがウルウルしているのは知る由もないので、いつものように涼しい顔でゴールを駆け抜けました。

 

 

レース後、Xにあがっていたウイントトレメンデスを挟んで横山武史騎手と担当厩務員さんが抱擁している写真を見てまたまた涙、次の日に姉ウインピクシスが勝利したあとの横山武史騎手の「2頭勝たせてあげられて本当に嬉しいです」というコメントでまたまた感動、齢をとると涙腺がユルユルになるようです。

 

 

それにしても、レース前、前に行くよりも後ろから行った方がいいとブログに書いた私、ウイントトレメンデスのことを信じてあげられませんでした、節穴でした(^^;

 

 

さてウイントトレメンデスのレースですが、勝因はやはりアイヲコメテが作ってくれた前半5ハロン58.1秒の超ハイペースでしょうか。毎レース直線でソラを使っていたウイントトレメンデス、今まではソラを使ったところを脚を残していた馬に差し切られていたわけですが、今回のハイペース(12.4 - 10.5 - 11.5 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.2 - 12.6 - 12.6 - 12.8)、Targetで調べると札幌芝2000mの過去30年のレースで2番目(2003年8月17日 知床特別 500万下での57.8秒)のペースで、後ろからの差し馬が軒並み追走に窮して、今の未勝利クラスでこのペースで追走して前を差し切れる脚を使える馬がいなかった、ということでしょう。

 

 

初勝利はあげたウイントトレメンデスですが、短期間に3連戦をこなしましたので一旦は北海道でお休みのようです。欲を出してこのまま菊花賞トライアルへという思いもありましたが、まずは休養して条件クラスを一つ一つ勝ち上がり、古馬で大成してほしいと思っています。最短で10月の東京か、少し開けて11月の東京や福島あたりで復帰してくれればいいかと思います。今までのような中距離路線で行くのか、上のクラスに行くと切れ味という意味で少々心もとないので今回のようなスタミナを生かせるような長距離路線に向かうのか、まだ方向は見えていませんが

 

10月東京なら

10/13日曜日 3歳1勝クラス 芝2400m

10/26土曜日 3歳1勝クラス 芝2000m

 

11月東京なら

11/23土曜日 3歳以上1勝クラス 芝2400m

 

11月福島なら

毎週組まれている芝2000mか芝2600m

 

あたりでしょうか。

 

 

短期間に3連戦、しかも今回はかなり負荷のかかったレースでしたので、レース後も異常なく無事に休養先に向かってほしいと思いますが、まずは週中の更新を待ちたいです。

 

 

それでは、また!!!!


★記事内容についてウインレーシングクラブの許可を頂き転載しております★