2024年に始まった新NISAでは、日本株に今月、何十年に一度の大暴落が起こりましたね。投資とは増えることもあれば、減ることもあるものです。

 

相場の周期は、金利が下落する金融相場、企業業績が上昇する業績相場、景気引き締めの金利上昇の逆金融相場、企業業績が下落する逆業績相場

 

以上の4つの相場が循環するものです。

 

40年以上昔に証券投資(株式、投資信託、国債などへの投資)を始めたのですが、最初の利益確定は2万円くらいだったと思います。当時は日本株(個別株)が1000株単位での取引で、取引手数料も片道で株価が200円に対して1500円くらいだったと思います。

それに税金が20%引かれますので、株価が30%上昇しても手元に入る利益は元金の20%くらいだったと思います。

 

それに加えて当時では口座管理料が年間3000円必要でした。現在はほとんど無料になっています。

 

人それぞれですが、以前は株価が20〜30%値上がりしたところで利益確定するか、−15%で損切りするかが一般的でした。(もちろん長期保有する方もいらっしゃいます)

 

わたしの父親も、今月は利益が出たからといって羊羹を買ってきてくれたりと、ささやかなご褒美のお裾分けがありました。

NISAの制度が始まり、投資とギャンブルを間違えていらっしゃる方が多いと感じています。

投資とは資産が増減しながらも、少しずつ長期にわたって増やしていくことです。

投資対象を誤れば、減ることだってあります。

金融庁では、投資対象として長期、分散、積立すれば資産が増えると思われる金融商品を紹介しています。投資は元本保証ではないので、含み損を抱えることもあります。

投資を始めて1〜3年程度は元本が半減することだってあります。

そのことをしっかり理解した上で投資を始められたらいいと思います。

 

人によっては1円でも減ることが嫌な方もおられます。そういう方は銀行の定期預金で運用するのがベストでしょう。

 

わたしも今回の暴落で含み益がずいぶん減っています。

人間不思議なもので、含み益の最大値を覚えているもので、そこから減った含み益を損失と勘違いしてしまうものです。そして、あの時に売却したら良かったと。

 

投資を長く続けるためには、ご褒美が必要なのではないでしょうか?

 

半年に1回とか、1年に1回とか、株価、投資信託の場合は基準価額が移動平均線から上の方に大きく乖離しているとき、すなわち調子よく上がっている時に何回かに分けて利益確定してみたらどうでしょう。(株価チャートでボリンジャーバンドを表示し、株価が上の線に沿って上昇している時です)受け取る利益は5万円でも10万円でも構いません。

 

それを再投資に回しても良いでしょうが、たまには自分へのご褒美として旅行するのも、欲しいものに使うのもいいかもしれません。

 

そうすれば、暴落したとしても、あの時ご褒美があったから、また資産が増えたらご褒美がもらえるとポジティブに考えることができ、暴落の時期こそバーゲンセールで株式や投資信託が買えるという考えが身につくと思います。