2023大阪の旅47
梅田スカイビルの地下
1/7(土)⑦
エレベーターで1階まで降りると、下に庭園が造作されているのが見える。そこに行こうと下がってみると、地下1階部分には昭和レトロをテーマにした「滝見小路」という飲食街が展開していた。
懐かしいポスターやホーローの看板、狭い路地の両側に板壁の店が並ぶ、このような雰囲気を直に知っているのは、すでに50代後半以上の人に限られるだろう。若い人たちにこれがどう映るのかは皆目見当がつかないが、我々にとっての「大正ロマン」などというのと、まあ同じようなものだろうか。
「滝見小路」風景。もろに昭和レトロな通りの中に、リアルの居酒屋がある
このビルに入る大半がオフィス、したがって平日にどうなるのかは分からないが、たった一軒を除いては、この飲食街の人出は大したものではなかった。その「一軒」というのがお好み焼きの店、ここだけに凄い行列が出来ている!その後に並ぼうという気を一瞬で失うほど、というのは主観が入るが、何かで話題になっている店に間違いなく、一番の成功の鍵は、工夫してテーマ性を持った飲食街を造ることより、いかに人気のある店を集められるか、が握っているように見えた。
このビルの地下には、美術品が飾られた一画もあり、ここは一見の価値があると思ったものだが、無機質な、誰も訪れる人がいないこの空間に我々だけ、というのが特に印象深かった。
梅田スカイビルの地下。おそらくB2Fだったと思うが、我々以外に誰もいない
2023大阪の旅48 手土産選びにつづく