膠原病患者である大学病院勤務医師が推奨するサプリなどの民間療法|病院で許される範囲の自然療法とは | 尋常性乾癬と膠原病♪自然療法で完治したブログ

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乾癬が全身に爆発(*_*)シェーグレンやリウマチも併発。薬でドロ沼にハマることを知り、ストイックな生活改善で今は完全に無症状♪
食事だけで体は本当に強くなります。少しでも多くの方に知ってもらいたくブログに綴ってます(#^^#)

(前置き)

リウマチ、乾癬性関節炎や強直性脊椎炎など、種類は違えど、自己免疫疾患の治し方の大枠は共通しています。

いくつもある根本原因に共通部分が多いからです。

よって、今回は強直性脊椎炎の例で書かせて頂きました。

 

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強直性脊椎炎の患者会である 日本AS友の会では、 「ASweb」というサイトにて、病気や 療養の手引きなどについての 情報を提供してくれています。

 

 その中で、AS 患者のためのガイドブック「強直性脊椎炎・療養の手引き」という冊子が、WEB上で見られるようになっており、関節炎の初期のころは良く参照していました。

(乾癬性関節炎の脊椎炎の情報がほとんどないため、副作用の種類や機序・生活の心構えなど、僅かな情報でも貴重でした)

 

執筆された井上医師はご自身が重症のAS患者でもあり、患者としての視点と、臨床医(整形外科医、順天堂大学病院にてAS専門外来)としての経験を踏まえ、ASの全貌を手引きに書かれています。

 

西洋医学よりの目線でありながらも、患者側の痛みを分かって下さっており、心のあるバランスのとれた解説になっています。

 

そんな順天堂大学井上先生が、東洋医学、民間療法、サプリメント、食事についてどう考えていらっしゃるかがわかる部分を抜粋してみました。

お時間がある方は、引用またはリンク先の手引きをご覧ください。

 

引用の部分を簡単にまとめてしまうと、以下のような内容です。

 

●慢性疾患の患者は総合ビタミン剤を飲んで損はない。

●カルシウムなどは食事からとるのが理想だが、難しい場合はビタミンミネラル剤を飲んでも良い。

鍼、温熱療法は症状を軽くする対症療法として十分期待できる。

ストレッチングのようなゆっくりしたソフトなものは良い

●ボキボキッと体に強い力を与えるような激しい治療法(施術)は避ける

漢方薬についても、疼痛の緩和に有効な可能性がある。

グルコサミンがTNFαなどのサイトカインの産生・機能発現を抑えるため、効果が出た人がいる。

●適切な量のビタミンDを摂取する

● ヨーロッパのAS患者の間では温泉療法が人気があり、 ASの痛みや硬直をいくらか和らげてくれる。 

オメガ3脂肪酸は、 様々な炎症性関節炎に効果がある。

● 炎症性関節炎において効果があるとされているその他の物質には、 ブロメリン、ボスウェリア、ウコン、ヤローの根、 ホワイトウイローの樹皮など。ただし、これらのサプリメントは、肝臓や血球などに悪影響のないよう、定期的な血液検査が必要。

ナス科の植物は合うか合わないか自身の経験に基づき摂取。

プロバイオティクスは、腸内細菌叢の構成バランスを整え、保持して、 消化器障害の予防に役立ちます。

運動が大切

 

以上です。

確かにこれだけで、根治につながることはないと思いますが、現在も大学病院に勤務されていらっしゃる中で、書いて良いことを書いて下さっていると思います。

 

私も、漢方以外、全てやっています。

漢方は信頼できる漢方医を見つけられなかったので飲んでいませんが、無症状を保てています。

 

●低温抽出完全天然生体活性のマルチミネラルビタミン

●温熱療法は、テラヘルツ派シートを巻き睡眠、エプソムソルト入浴、ゆたぽんなど。

ヨガで軽い筋トレと運動とストレッチ

グルコサミン入りの低分子ヒアルロン酸コラーゲン

ビタミンDのサプリ

●週末の温泉

クリルオイルでオメガ3脂肪酸(サラダにはアマニ油

酵素サプリでブロメリン

●ボーンブロススープにウコンなど10種類程のハーブ(カレー味に)

●ナス科の野菜は食べていません。(ウコンの効果が倍増するのでコショウは免除しています。

●プロバイオティクスにはLGG乳酸菌の自家製ヨーグルトに、自家製甘酒とプレバイオティクスのイヌリンサイリウムラフィノースオリゴを入れてます。

 

医者(世間)派も自然療法派も認める、最低限の民間療法と言えるのではないでしょうか。

このレベルの民間療法であれば、効果が認められているものなので、医者に相談してもそれほど嫌な顔はされませんね。

たまに否定的な文献もありますが、選んでいる品や使い方が間違っているだけのことが多いです。


過剰な糖質を減らすこと、タンパク質の質と量、良い油の選択、正しいビタミンミネラルの重視、身体の解毒や、体内の微生物のコントロール、筋肉をつけること、酸化した細胞膜・体液をアルカリ化する方法など、

 

これらのことを追加されたら、かなり体感がかわってくると思います。

 

 

 

読んで下さり、どうもありがとうございました。

難病を治す|基本の食事と生活

酢・クエン酸は万病の特効薬」 

 も宜しければご一読下さい。

 

 

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以下、AS友の会ASweb、AS 患者のためのガイドブック「強直性脊椎炎・療養の手引き」より一部を抜粋・引用させて頂きます。

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 漢方薬、鍼・灸、その他の東洋医学的治療、あるいは様々な民間療法などは AS に有効ですか? やってもかまいませんか?

 

 いずれも AS を治す治療、すなわち根治療法としては期待できませんが、NSAIDsや温熱療法と同じく、症状を軽くする対症療法として十分期待できるものです(あくまでも西洋医学的見地・理論からの話で、東洋医学の専門家に言わせれば、根治療法の意味もあるということになるかも知れませんが)。

鍼治療が AS の痛みに対して効果があったという話はよく聞くことですので、炎症症状の強い時期、例えば関節の腫れが強かったり発熱していたり、赤沈やCRP 値(Q.15 参照)が普段に比べて著しく亢進しているような場合は避けるべきでしょうが、それ以外の時期なら試してみる価値はあるでしょう。薬と同じで人によって合う合わないがありますので、1~ 2 度受けてみて良いようなら続けても良いし、全く変わりがない、あるいは悪化するようだったら止めた方が良いでしょう。そして、大切なことは、これらの治療法を受けることを主治医にことわった上で行い、治療中も時々チェックしてもらうことです。主治医に内緒で受けるのは避けるべきです。
 また、ストレッチングのようなゆっくりしたソフトなものは良いのですが、ボキボキッと体に強い力を与えるような激しい治療法(施術)は、身体の柔軟性が低下している、ましてや bamboo spine になってし
まった人は絶対に避けるべきです。
 漢方薬についても、疼痛の緩和に有効という声は数多く聞きます。その有効性を証明・立証するための統一された効果判定基準、あるいはその有効率や副作用についての統計データがないのが、西洋医学医として自信を持ってお勧めすることが出来ない所以です。やはり必ず主治医の承諾を得て、評判の良い漢方医(判断はむずかしいのですが、要するに、実際に受療した患者さん達の間で評判が良いところ)、あるいは西洋医学医で漢方に力を入れている医師のと
ころに行って試してみても良い治療と言えます。これら以外にも、飲むもの、照射するもの、塗るもの、貼るもの、特殊な体操、ひいては気功のようなものまで、いわゆる民間療法と呼ばれるものは数限りなく存在し、また勧誘も多いと思われますが、それらの中には高額なものも少なくなく、また中には、残念ながら却って有害になるものが混ざっている可能性がないとも言えません。

中には有効だった症例のみを取り上げて(無効症例を発表しない場合が多い)、患者さんの手記などを載せてセンセーショナルに宣伝されているものもあるようです。

従って、安易に飛びつかず、事前調査・検討を入念に行ない、ほかの病気の人でも良いから受療経験者の感想を聞き、できれば主治医に相談した上で受けるべきでしょう。
 また、多種多彩なものが広く出回っているサプリメントも、ほぼ同じ考え・姿勢で対処して良いと思われます。

ところで、昨今、盛んに宣伝されている軟骨や関節液の成分であるヒアルロン酸やコンドロイチンの原料となるグルコサミンの AS への有効性に関する質問が増えています。

科学的データに基づくものでなく、あくまでも患者さんの実感によるものですが、実際に著効したという患者さんがいます。

AS の主たる炎症の場は関節外の靭帯付着部ですし(進行すれば関節軟骨も侵されますが)、内服しても患部に届く前にほとんどが代謝されてしまうということから、医師の中では否定的な意見が多いのですが、AS の炎症を惹起する TNFαなどのサイトカインの産生・機能発現を抑えるということもわかってきていますので、グルコサミンで
AS の症状が良くなったという患者さんの話もあながち勘違い、もしくは心理的効果のみということでもなさそうです。
勿論、その AS への効果に関する科学的データはまだ見当たりません。副作用が出なければ、そして本人に効いているという実感
があるのであれば(これが大切!)、試しても良いものと思われます。

同じように、近年、普及されつつある胎盤抽出物のプラセンタについても、AS に直接効くというデータも出ていませんが、同じような姿勢
で試してみて良いものかもしれません。しかし、これらについては、医師によってまちまちの意見あるいは異論があることは否
定できません。

受けようとする人が、事前に情報を十分に仕入れ、受けた人達の評判も聞き、よく考えて納得した上で、過大な期待は持たずに、そして、万一なにかあったとしても自己責任……というぐらいの気持ちで受けるべきと考えられます。

 

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 いわゆるサプリメントについては、学説も種類もたくさんあるためここでは言及を控えますが、基本的に、AS に是非勧められるもの、あるいは逆に絶対禁止すべきものとしてこの場で記述できるものはありません(日本 AS 友の会のホームページであるASweb(http://www5b.biglobe.ne.jp/~asweb/)上で閲覧可能な会報「らくちん」22 号にアメリカの会報に掲載された記事がありますので参照して下さい)
 結論的に、AS 患者において、特に良いとか悪いとか言った食べ物はなく、偏食せずにバランスのとれた規則正しい食生活をすることを心掛けることが大切です。過剰に摂取すれば、それだけ健康になる、病気が回復するということは決してありませんが、ビタミンは不足しないように心掛けるべきでしょう。バランスの良い食事をしていれば、まずビタミン欠乏症になる心配はありませんが、それでも AS のような慢性疾患の患者は、総合ビタミン剤を飲んでいて損はないでしょう。カナダで、総合ビタミン剤を常日頃から飲んでいる人は、飲んでいない人に比べてカゼに罹る率が明らかに低いというデータが出されました。アメリカにはビタミン C を大量に摂取し、そして笑いを忘れずに、楽しく積極的な生活を送ったら AS の症状が劇的に改善したといった有名な体験談があります

(「笑いと治癒力」ノーマン・カズンズ著、松田銑訳、岩波新書)

 

 

 

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(5)基礎療法を守る
薬や注射の前に、まず大切なことは自分自身で行うべき基礎療法です。規則正しい生活を送り、保温に務め、睡眠を十分とり、バランスのとれた食生活をし、毎日適度な運動療法を行うことがある意味では最も大切な治療と言えます。これらを怠って薬ばかりに頼ることは、病気のため、すなわち疼痛、運動制限、変形や強直の進行にとって、なんら良いことはありません。

 

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(7)情報に振り回されない
巷には情報があふれ、特に病人は藁をも掴む気持ちが働いて、無用なあるいはかえって有害な治療を受けたり、商品を購入してしまいがちです。勿論、中には有用なものもありますので、まず信頼できる担当医に相談すべきでしょう。また、マスコミは一部だけを取り上げてセンセーショナルに吹聴する傾向がありますので、病気あるいは健康に関する一般情報に一喜一憂し、それに振り回されないように注意しましょう。

 

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『骨粗鬆症』を恐れてカルシウムを過剰に摂取するようなことは避け(過剰に摂取しても体内の恒常性すなわちホメオスターシスの維持機構により余分なものは尿や便とともに排泄される)、
一方、だからと言って尿路結石を恐れるあまり極力カルシウムを摂らないよう努力することも不要で(低カルシウム血症になるとそれを補うために却って骨からカルシウムが溶け出てしまう)、ごく普通にバランスのとれた食事を心がけるのが良いと考えられます。AS 患者だからと言って、格別カルシウム摂取に関して神経質になる必要はなく、後述のような通常の加齢に伴う『骨粗鬆症』に対するケアと同じ
で良いと言えます。ただし、カルシウムが不足している状態というのは、『骨粗鬆症』に限らず、その他全身に様々な病態を生み出しますので避けなければなりません。従って、若干多めに摂取することは(1 日 800 ~ 1000㎎)心掛けるべきでしょう。普段の食生活で満遍なく栄養が摂れているという自信がない人は(全て食物から摂るのが理
想ですが)、欠乏した場合の補充の意味で、ビタミン・ミネラルが総合的に入ったサプリメントの服用も勧められます。

 

 

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らくちん 第22号より

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アメリカの会報から
脊椎炎に対するサプリメントの使用


医療部長 井上 久

Q. 脊椎炎の患者さんに常用を薦めるビタミンは何でしょう?

 総合ビタミン剤の摂取が、 糖尿病の患者さんに有効であることが分かっています。 糖尿病の患者さんのうち、 総合ビタミン剤を飲んでいる人の方が飲んでいない患者さんより、 感染症にかかる率が低いのです。

 総合ビタミン錠を余分に摂取しても、 脊椎炎などすべての慢性疾患の患者さんにとって、 何らかの有効性があるということは証明されていません。 通常摂取量以上のビタミン剤やミネラルは、 ビタミンD不足症、骨粗鬆症、腸の炎症性疾患などにおいて、 それぞれ患者さんの病状に応じて処方されるべきものです。


Q. 脊椎炎の患者さんは、 何故十分なビタミンDの摂取する事が大切なのでしょうか?
どれくらいの量のビタミンDを摂取すれば十分なのでしょうか?


 成人には1日に400 IU(国際単位)のビタミンDの摂取が薦められています。 しかし、脊椎炎の成人患者さんの50%もの方々が、 ビタミンD不足であるという調査結果が出ているため、 この摂取量は見直されるべきです。

 成人骨粗鬆症の人は、毎日800 IUのビタミンDの摂取が薦められていますが、 最近のビタミンの評価分析では、骨粗鬆症の患者さんは、より多くの、 即ち3000 IUの摂取が必要ということが明らかになっています。

 ASの患者さんは、脊椎骨の靭帯付着部に骨新生が起こるため、 脊椎での骨密度検査では実際より多めの数値が出てしまうので、 大腿骨や前腕骨における骨密度検査が必要です。 ASの半数以上の患者さんが、骨密度検査では骨粗鬆症と診断されます。

 ビタミンDは尿や大便では排出されないため、 余分に摂取すると体内に蓄積して、骨代謝に悪影響を及ぼしたり、 血中カルシウム濃度をあげてしまう可能性があります。
 血中のビタミンDの正常値の上限の濃度を超えないよう 適切な量を摂取することが大切です。


Q. サプリメントや薬草(漢方薬)で、 脊椎炎の患者さんの症状の改善に役立つものがあるでしょうか?

 サプリメントは痛風、変形性関節症、 あるいは関節リウマチなどの炎症性関節炎に効果があると言われてきました。 しかし残念ながら、この補足的な療法が体系的に研究され、 ASへの有効性が証明されたという評価・報告は殆んどありません。

 ヨーロッパのAS患者の間では温泉療法が人気があり、 ASの痛みや硬直をいくらか和らげてくれる効果があるようです。 また、オメガ3脂肪酸など、 様々な炎症性関節炎に効果があるという報告のある物質は、 ASにも有効と考えられます。

 炎症性関節炎において効果があるとされているその他の物質には、 ブロメリン、ボスウェリア、ウコン、ヤローの根、 ホワイトウイローの樹皮などがあります。

 これらの薬草の多くはサリチル塩酸を含んでいますので、 ASの患者さんや、大腸炎の方の場合、腹痛を惹起する可能性があります。 これらのサプリメントが肝臓や血球(白血球、赤血球、血小板) などに悪影響のないよう、定期的な血液検査が必要です。


〈参考〉
*ブロメリン:パイナップルの果汁から得られるタンパク質分解酵素


*ボスウェリア:(Boswellia Roxb. ex Colebr)属 カンラン科(BURSERACEAE)
 中近東、インドなどに産する樹木の名前。 ボスウェリア属の樹木から採取される樹脂や精油は 強い消炎鎮痛作用と抗菌作用を持つことが知られています。

 ボスウェリアの樹脂、精油は胃腸障害を減らすよう開発された いわゆるCOX2阻害剤(セレスコックスなどの非ステロイド系抗炎症剤) のような消炎鎮痛作用を持つといわれる貴重なものです。

*ヤロー:和名はセイヨウノコギリソウで、葉が細長く、 裂状鋸歯(細かい切れ込みがある状態)になっている様が鋸の歯を連想させます。

 学名は、アキレス(アキレスの)ミルレフォリウム(細かく切れた葉)と言います。 ギリシャの英雄アキレスがトロイ戦争で、パリスの毒矢で重傷を負い、 女神アフロディーテがヤローを薬草として勧めたというエピソードからの命名です。

 ヤローは丈夫な多年草で、繁殖力が強いため、 原産地のヨーロッパでは野生化している雑草みたいなものです。 日本でも、道端に野生化したヤローを見かけます。

 ヤローの茎葉を刈り取って陰干ししたものを煎じれば、 切り傷の止血効果があります。胃健と滋養強壮の効果があります。

*ホワイトウイロー:(西洋シロヤナギ)・旧名白柳の皮。
 ガンマリノレン酸(γリノレン酸)やEPAと組み合わせることで アレルギーの炎症抑制に効果を発揮するハーブ。

 もともとはアスピリン(鎮痛剤)としての機能で アトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症の皮膚のかゆみや痛みを 取り除く目的で使用されていたのですが、 ステロイド剤の様に炎症を起こすホルモンが作られなくする働きが 炎症を抑制するとして、 アレルギーサプリメントとして人気が高くなりました。


Q. ASの患者さんにとって何故カルシウムは大切なミネラルなのでしょうか?

 脊椎炎の患者さんの半数以上に骨粗鬆症がみられ、 放置しておくと軽い衝撃でも折れてしまうような脆い骨になっています。 骨粗鬆症になり易い人はカルシウムの摂取を心がけ、 プラスのバランスを維持することが大切です。

 毎日、 適量のビタミンDと1日に1,000 mg~1,500 mgのカルシウムサプリメントの摂取が、 骨密度の低下を毎年1~2%の割合で防ぐことや それを改善することが明らかにされています。
 カルシウムの摂取がASにおける靭帯骨化、強直を促進するという証拠はありません。


Q. ASの患者さんにとって抗酸化物であるアルファリボ酸は有用でしょうか?

アルファリボ酸体内のフリーラジカルを取り除く助けになる抗酸化作用があるため、 老化を抑える物質として期待されています。
 ただし、実際に人体においてそのような作用があることは証明されておらず、 またASについてもその効果を裏づける研究もなされていません。


〈参考〉
*アルファリボ酸:非常に強力な抗酸化作用を持つ物質で、 究極の抗酸化ビタミンともよばれており、 特に肌に対してその効果が期待できます。

 ビオチン(Biotin)は水溶性のビタミンBで、 タンパク質、脂肪、炭水化物を消化する際の酵素として働き、 アルファリボ酸の吸収を助ける効果があり、 これらを組み合わせることによって、 更に効果が上がると考えられています。


*フリーラジカル:遊離基ともいい、 不対電子をもつ原子または分子のことです。

 極めて化学的活性に富み、 速やかにフリーラジカル同士あるいは安定分子との反応によって変化します。 放射線が細胞中の水分子に作用するとOH・ラジカルや H・ラジカルなどの反応性に富むフリーラジカルが生じ、 遺伝子のDNAを攻撃して障害を与えます。

 生体内では細胞膜の酸化、脂質の酸化などにより、 血管透過性亢進や、組織の浮腫などを生じ、 被爆後の超早期の反応の原因となります。



Q. ナス科の植物(ポテト、ナス、トマト、赤、緑のトウガラシなど) に含まれるナトリウム植物塩基(Sodium Alkaloid)が関節炎や ASを引き起こしたり、その一因となるという説がありますが、本当ですか?

 ナス科に属する植物が 人体の関節炎の痛みの一因になるという確固たる証拠も根拠もありません。

 しかし、裏づけの乏しいものですが、 痛みが悪化する可能性があると経験的に言う人もおり、 これらの植物の抽出物に極端にさらされた動物の関節や組織に、 石灰化が発生したという動物実験はあります。

 炎症性関節炎の患者さんは、 各々の経験をもとに(摂取すると症状が良くなるか、悪くなるか、 変わらないか)しつつ、これらの野菜の摂取を心がけるようにして下さい。


Q. プロバイオティクスは多様な健康状態の治療に、 最近とても人気が出てきているようです。 脊椎炎の治療にプロバイオティクスはお薦めですか?

 乳酸菌ミルクやビフィズス菌などのプロバイオティクスは、 抗生物質を授与した際に起る(副作用としての)下痢や 重複感染の予防効果が見られ、 消化器系の疾患のある人にも使われます。

 バイオティクスの摂り過ぎは腹部の不快感や下痢を起こしかねません。 500億から1000億で形成される少量の細菌の塊、 腸内細菌叢の構成バランスを整え、保持して、 消化器障害の予防に役立ちます。

 様々な消化器系障害の治療として、最近人気が出てきているようです。


〈参考〉
*プロバイオティクス: 腸内有益菌(腸内細菌叢を改善することで健康に寄与する微生物)



Q. グルコサミンやコンドロイチンのサプリメントは脊椎炎に有益ですか?

 グルコサミンやコンドロイチンは、 変形性関節症などのような退行性の関節炎の患者さんに使われています。
 グルコサミンはカニやエビなど甲殻類の動物の殻から、 そしてコンドロイチンはウシ属の動物やサメの軟骨などから得られます。

 これらのサプリメントは変形性関節の痛みに対してある程度の効果を発揮します。 このことを、製薬会社は強く主張しますが、 実際は炎症を抑えませんし関節軟骨を復元することもありません。

 これらのサプリメントは、AS患者さんの炎症による痛みの緩和には、 期待はずれになることが多いようです。


Q. ASの患者さんの中には、 体重が減ったり食欲がなくなったりする方がいます。 この症状に対して、 ビタミンやサプリメントその他の栄養補給食品 (プロティンシェークとか) などで推薦するものが何かあるでしょうか?

 AS患者さんの体重減少には、いくつかの原因が考えられます。

 たとえば前屈みで背骨が曲がって強直しているので、 お腹が圧迫されてしまうこと、 大腸炎の併発により小腸での栄養吸収が不足することなどです。

 続発する抑うつ状態や、 あるいはまた服用している非ステロイド系抗炎症薬の副作用としての胃腸障害なども、 体重が減る原因になります。

 体重減少に対する治療としては、まずは原因をつきとめることで、 曲った背骨の矯正手術や効果的な腸炎の治療などが挙げられます。

 少しずつ何度かにわけて食事を摂るとか、 蛋白質に富んだ補給食も体重を増やす助けになるでしょう。
 毎日の総合ビタミンの摂取は、感染予防に役立ちます。


Q. 特定の脊椎炎治療薬と一緒に摂ると 有害な相互作用を起こすビタミンやサプリメントがあるでしょうか?

 薬同士、あるいはサプリメントと薬とが相互作用を起こすものは無数にあります。

 ウイローの樹皮のような抗炎症作用を持つ生薬は、 サリチル塩酸を含んでいますので、 非ステロイド系抗炎症薬による胃腸刺激作用を増幅する可能性があります。

 ニンニクのような栄養補助食品は、 抗凝固作用を持つアスピリンやクマジンのよう薬の効果をより高めます。

 西洋オトギリソウは、従来の抗うつ薬と併用することが禁止されています。


〈参考〉
*西洋オトギリソウ(St.John's Wort): 軽度の抗うつ作用があると信じられているハーブ