スライドジャパン結成・Special Interviewシリーズ!
メンバーひとりひとりにスポットライトを当て、それぞれの話を聞いていきます。
記念すべき第1回目は青木 昂(あおき こう)さんです。

青木昂プロフィール(スライドジャパンHP内)
→http://slidejapan.com/members.html#KouAoki
**********
玉木 優
はじめに青木君の現在の主な活動について教えてください。
青木 昂
現在は東京都交響楽団に所属しており、1番と2番の両方のパートを担当しています。オーケストラ以外では、都響のトロンボーン奏者四人でトロンボーンカルテットを組み活動しております。
玉木 優
オーケストラの職場の雰囲気はどんな感じですか?
青木 昂
管弦打楽器の枠を超えて皆さんとても仲がいいです。入団したばかりの頃、ガチガチに緊張している僕にオケの皆さんはとても優しく接してくれました。仲がいいというのは、ただ和気あいあいとやっているという意味ではなく、仲がいいからこそ、みんなが演奏したい音楽に関する会話がよく飛び交っています。あとリハーサルに対する準備がきっちりしていて、どんな難しい曲でもリハーサル初日にほぼ完璧な状態なので着いて行くのが大変です…(笑)
玉木 優
なるほど。もう散々いろんな人に聞かれて嫌かもしれないけど、、。青木君はかなり若くで入団したと思いますが、最初の頃は大学に通いながらオケの仕事に行ってたんですか?
青木 昂
オーディションが3年生の12月にあり、試用期間が始まったのが3年生の3月からでした。4年生になって、学校の先生方と相談をして、とても理解のある先生方だったので「オケの予定が入っていないときに学校に来ればいい」と言ってもらえて、試験の日だけオケを降ろしてもらい、卒業できました。
玉木 優
すごいね!
でも学校との両立や、オケの曲を勉強するのが大変だったと思います。
青木 昂
そうでしたね…あのころは毎日オケの曲に追われている感覚でした。今思うと、とにかく目の前の曲を無事にやり遂げることだけを考えていた一年間だった気がします。
玉木 優
そうですね。プロオケは仕事のペースが早いし、みんなキャリアの始めにはとても苦労するところかなと思います。 学生のうちにプロオケに入るなんて、何十年に一人なほど稀ですが、客観的にみて、都響に合格した理由は何だと思いますか?
青木 昂
都響の方からは、僕のオケスタの演奏が、都響のトロンボーンセクションから普段から聞こえてくる演奏だったというのが一番の理由だと言っていただきました。大学の先生が小田桐先生ということもあり、先生の演奏はよく聴いていたし、都響の演奏をよく聴きに行っていたことも理由の一つなのかも、と思います。
玉木 優
青木君の演奏がばっちりフィットしたということだね。大切なことだと思います。プロオケ奏者を目指している若いプレイヤーに、何かアドバイスはありますか?
青木 昂
とにかく生で演奏を聴く機会をたくさん作ることだと思います。そしてそれを自分の中に染み込ませるように考えて、たくさん練習することだと思います。
玉木 優
よくぞ言ってくれました!トロンボーンに限らず、音大生のコンサート離れが進んでいて、本当に深刻な問題だと思います。(現場の現状を知らずに、一体何を目指しているのだろうと思います。) 技術的な面ではどうですか?
青木 昂
僕はトロンボーンで最も必要な練習は、スラーの練習ではないかと思っています。16分音符だらけのパラパラした速いリップスラーではなく、4分音符のゆっくりのリップスラーを綺麗にできるようにじっくり練習したり、レミントンのソフトタンギングでのレガートをこだわって美しく吹けるように練習したりすることが大切だと思います。(僕も毎日やっています…)
あとはスケールは色々な教本で色々なパターンがあるので、毎日必ず色々なパターン全調やったほうがいいと思います。音色のムラや音程の悪さに気づきやすいので。
玉木 優
なるほど。その通りだと思います。
次の質問、スライドジャパンではどのような活動をしたいですか?
青木 昂
この素晴らしいメンバーでトロンボーンの魅力を最大限に発揮した演奏ができればと思います。そして聴きにきてくれたお客さんに「トロンボーンだけなのにこんなにすごい演奏ができるんだ」と驚いていただける演奏がしたいです。
玉木 優
青木君個人の活動として、目指しているものはありますか?
青木 昂
オーケストラのトロンボーン奏者として、セクションに自分が入ったことによって(それが1番でも2番でも)充実した良いサウンドにできるような奏者になれるよう、これからも色々と勉強していきたいと思います。
玉木 優
最後にお客さんにメッセージなどありますか?
青木 昂
来ていただいて損はないと思います。7月まで楽しみにしていてください!
**********
スライドジャパンのメンバーでは最年少の青木君。彼は現在の日本のトロンボーンの最先端であり、希望であると感じます。今回のコンサートツアーでは無伴奏のソロも披露してくれます。注目です!お聴き逃しなく!
【次回予告】
第2回目は東京交響楽団所属の鳥塚心輔さん。
5月18日月曜公開です。
**********
スライドジャパンウェブサイト
→http://slidejapan.com
「デビューコンサートシリーズ Take Off」チケットお申込
→関西公演・7月19日・西宮
→東京公演・7月20日・上野
→福島公演・7月21日・いわき
メンバーひとりひとりにスポットライトを当て、それぞれの話を聞いていきます。
記念すべき第1回目は青木 昂(あおき こう)さんです。

青木昂プロフィール(スライドジャパンHP内)
→http://slidejapan.com/members.html#KouAoki
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玉木 優
はじめに青木君の現在の主な活動について教えてください。
青木 昂
現在は東京都交響楽団に所属しており、1番と2番の両方のパートを担当しています。オーケストラ以外では、都響のトロンボーン奏者四人でトロンボーンカルテットを組み活動しております。
玉木 優
オーケストラの職場の雰囲気はどんな感じですか?
青木 昂
管弦打楽器の枠を超えて皆さんとても仲がいいです。入団したばかりの頃、ガチガチに緊張している僕にオケの皆さんはとても優しく接してくれました。仲がいいというのは、ただ和気あいあいとやっているという意味ではなく、仲がいいからこそ、みんなが演奏したい音楽に関する会話がよく飛び交っています。あとリハーサルに対する準備がきっちりしていて、どんな難しい曲でもリハーサル初日にほぼ完璧な状態なので着いて行くのが大変です…(笑)
玉木 優
なるほど。もう散々いろんな人に聞かれて嫌かもしれないけど、、。青木君はかなり若くで入団したと思いますが、最初の頃は大学に通いながらオケの仕事に行ってたんですか?
青木 昂
オーディションが3年生の12月にあり、試用期間が始まったのが3年生の3月からでした。4年生になって、学校の先生方と相談をして、とても理解のある先生方だったので「オケの予定が入っていないときに学校に来ればいい」と言ってもらえて、試験の日だけオケを降ろしてもらい、卒業できました。
玉木 優
すごいね!
でも学校との両立や、オケの曲を勉強するのが大変だったと思います。
青木 昂
そうでしたね…あのころは毎日オケの曲に追われている感覚でした。今思うと、とにかく目の前の曲を無事にやり遂げることだけを考えていた一年間だった気がします。
玉木 優
そうですね。プロオケは仕事のペースが早いし、みんなキャリアの始めにはとても苦労するところかなと思います。 学生のうちにプロオケに入るなんて、何十年に一人なほど稀ですが、客観的にみて、都響に合格した理由は何だと思いますか?
青木 昂
都響の方からは、僕のオケスタの演奏が、都響のトロンボーンセクションから普段から聞こえてくる演奏だったというのが一番の理由だと言っていただきました。大学の先生が小田桐先生ということもあり、先生の演奏はよく聴いていたし、都響の演奏をよく聴きに行っていたことも理由の一つなのかも、と思います。
玉木 優
青木君の演奏がばっちりフィットしたということだね。大切なことだと思います。プロオケ奏者を目指している若いプレイヤーに、何かアドバイスはありますか?
青木 昂
とにかく生で演奏を聴く機会をたくさん作ることだと思います。そしてそれを自分の中に染み込ませるように考えて、たくさん練習することだと思います。
玉木 優
よくぞ言ってくれました!トロンボーンに限らず、音大生のコンサート離れが進んでいて、本当に深刻な問題だと思います。(現場の現状を知らずに、一体何を目指しているのだろうと思います。) 技術的な面ではどうですか?
青木 昂
僕はトロンボーンで最も必要な練習は、スラーの練習ではないかと思っています。16分音符だらけのパラパラした速いリップスラーではなく、4分音符のゆっくりのリップスラーを綺麗にできるようにじっくり練習したり、レミントンのソフトタンギングでのレガートをこだわって美しく吹けるように練習したりすることが大切だと思います。(僕も毎日やっています…)
あとはスケールは色々な教本で色々なパターンがあるので、毎日必ず色々なパターン全調やったほうがいいと思います。音色のムラや音程の悪さに気づきやすいので。
玉木 優
なるほど。その通りだと思います。
次の質問、スライドジャパンではどのような活動をしたいですか?
青木 昂
この素晴らしいメンバーでトロンボーンの魅力を最大限に発揮した演奏ができればと思います。そして聴きにきてくれたお客さんに「トロンボーンだけなのにこんなにすごい演奏ができるんだ」と驚いていただける演奏がしたいです。
玉木 優
青木君個人の活動として、目指しているものはありますか?
青木 昂
オーケストラのトロンボーン奏者として、セクションに自分が入ったことによって(それが1番でも2番でも)充実した良いサウンドにできるような奏者になれるよう、これからも色々と勉強していきたいと思います。
玉木 優
最後にお客さんにメッセージなどありますか?
青木 昂
来ていただいて損はないと思います。7月まで楽しみにしていてください!
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スライドジャパンのメンバーでは最年少の青木君。彼は現在の日本のトロンボーンの最先端であり、希望であると感じます。今回のコンサートツアーでは無伴奏のソロも披露してくれます。注目です!お聴き逃しなく!
【次回予告】
第2回目は東京交響楽団所属の鳥塚心輔さん。
5月18日月曜公開です。
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スライドジャパンウェブサイト
→http://slidejapan.com
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→関西公演・7月19日・西宮
→東京公演・7月20日・上野
→福島公演・7月21日・いわき