はなすようにふく
トロンボーン奏者・玉木優のブログへようこそ!

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  • 25Jan
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      いろいろ2020→2021

      チャンチャカチャンチャンチャチャンチャチャンチャン久しぶりにブログでも書こうかなと思っていたら、いつしか2021年になってました。チクショー!(っていうほどではない。)でもまあ、2020年はひとつも書かずでした。特殊な時間はドキュメントすれば面白い記録になるのでしょうが、逆にそういうときはあまりそんな気にならないものなのだなあと振り返って感じます。疫病に社会がコントロールされる時代なんて、歴史の教科書で見た話。科学の発展を過信していたし、日常がいとも簡単に変わってしまうなんて、映画やドラマの中、空想の世界だと思っていました。自由に旅することができなくなるなんてね。———————近ごろ:湧き上がる好奇心をエネルギーやモチベーションにしてこれまで動いてきました。結果的に自分にとっての「自由」を問い続けるような道のりとなりました。自分の芯として音楽が存在しているから、道を誤ることなく進んで来られたように思います。僕にとっての自由とは、音楽を軸に、好きな時に、好きな場所へ行って、好きな人たちと、好きなことをする、ということだろうと思います。音楽を通してつながっていく喜び、広がっていく楽しさが原動力です。自由に身動きが取れなくなり、演奏活動が不自由になり、もうすぐ1年。でも今までと変わらず顔を上げ、少し先の未来のことを考えつつ、今日できることをコツコツ積み重ねていくしかないなあと思っています。コロナがいようがいまいが。目の前に世界地図があって、その中に小さな点として無数の人々が存在している。点が集まるところに社会があって、様々な文化が広がっている。そのなかの一点である自分はどう動くのか。2021年は、日本でリサイタルとコンチェルトを。ものすごく楽しみにしているコンサートがいくつも。あとはアメリカに、3度目の正直:夏のITF - International Trombone Festivalに呼ばれて行って、秋冬はリサイタルとマスタークラスのツアーを東と南を中心に計画中。それまでにワクチンで状況が良くなっていることを祈ります。あと新作CDのリリース!!これは、ほんとうに、すごいものになりそうです。豪華すぎて自分でもビビる。———————演奏:「素晴らしい音」のみが存在する「ピュアな空間」を目指し、追い求めています。良い音色を磨き続け、常にクオリティの高い演奏を目指しています。でも、クオリティだけでは音楽は満たされないと感じます。本当に素晴らしい演奏に遭遇したときには、心が奪われ、その空間には音楽だけが存在しているような感覚になります。楽器も人物も自我もあまり関係ない、響きと振動だけの空間。その境地に達するのは本当に難しいですが、「音楽をする」とは、そういう凝縮された時間に身を置くことだと思います。よく「緊張をどうにかしたい」と相談されますが、個人の一時的な緊張や心配など、音楽の前では本来どうでも良いことです。舞台でできることをやれば、それで良いです。うまくいっていない演奏は、音とはあまり関係のないことに支配されていることが多いように思います。クオリティが高いのに魅力的に感じない演奏というのも存在します。多くの場合、音よりも別のことが目立つからなのかなあと思います。音楽より自我が目立つ演奏は、エゴイスティックに映り、けばけばしい違和感を持ちます。でも強烈な個性が魅力的に映ることもあります。不思議な世界です。ともあれ、人間は大切で、誠実な仕事、凝縮された時間に触れるとき、感動するものなのだと思います。———————何を考えるのか:人間は考える生き物であり、常に何かを考えています。「自分が何を考えるのか」それが自分自身の思考や性格、自分自身の向かう道、視界、自分の周りの世界を支配しているように思えます。思考が思わぬ方向へ向かったり、考えても仕方がないことをグルグルと考えたりしてしまうことは、誰にでもあります。マインドフルネスとか瞑想とか、そういった言葉を日常的に目にするようになり少し経ちましたが、自我を客観的に観察するのは本当に難しいことです。ただ、人間は意味づけの世界で生きているので、「何を考えるのか」「どう感じるのか」についての多くは、自分自身で選択できると思います。がんじがらめに感じても、実はそうでもないことが多いです。ひとつひとつ足かせを外し、見るべき道を進むことができたら、また面白いところへ行けるのかなといつも思っています。どのような世界に身を置き、何をし、どこへ向かっていくのかは、平等に与えられた自分次第の自由なのだろうと思います。

  • 29Dec
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      T-Bone Concerto のおもいで

      人間、学びをコツコツ広め、深め、向上していけば、可能性が広がっていくんだなぁと身をもって感じています。ヨハンデメイ作曲のT-Boneコンチェルト。初めて聞いたのは確か高校生の頃、クリスチャン・リンドバーグのライブ版CDだったと思います。このCDは今聞いてもすごい演奏だなぁと思います。https://music.apple.com/jp/album/t-bone-concerto-the-lord-of-the-rings/1355271056当時この曲を聴いて、この世の中にはものすごいトロンボーンコンチェルトがあるんだなぁと、思っていました。まるで人ごと。とにかく音域も音量も圧倒的で、自分がいつの日かやるかもしれないなんて正直思ってもみなかったです。これも高校生のころ、呉信一先生が確か近畿大学(だったかな?)の吹奏楽団と日本初演をされるというのをチラシで見かけて、でも聞きに行けずに残念だったのを今でも覚えています。そのときはまさか呉先生に大学で教わることになるなんて思ってもいなくて、ここにも不思議なご縁が。それから数年後、大学生のころだったか、山本浩一郎さんと大阪市音楽団がこの曲をやるということで聞きに行きました。大阪のシンフォニーホールという巨大な会場。素晴らしい演奏。ほんとに改めて圧倒的な曲だと感じたのでした。そこから15年ちょいぐらいでしょうか、2020年ついに僕も機会をいただきました。自分で言うのもなんですが、演奏できるかすら不明だった音楽が、月日が経ってその成果として、それなりの演奏ができるようになったのだなぁと客観的に感じます。少しずつでも常に向上していけば、物理的に不可能なことでも可能なことへと変化していくんだなと感じます。学ぶことは観察すること、模倣することから始まって、それをきちんと消化して、それが自分の身になって、そこから自分のものとして新たに発信していくことなのだなと、身をもって感じます。そういう学びが自分の日々の活動を支えているのだと思うと、感慨深い思いがひとしおです。1月5日午後東京での公演。この曲おそらく英国式ブラスバンド版は日本初演なのではないかと思います!ぜひ聞きにいらしてください。

  • 12Dec
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      暮らしと芸術について

      現代に住むクラシック音楽家は、自分がやっていることが「芸術」なのかそれとも「エンタメ」なのか、その狭間で悩むことがあると思う。エンタメは「人を楽しませる娯楽のこと」だと思う。対して芸術は「芸術」でしかない。芸術とは人間が思考し、発想し、表現すること。人生の葛藤や生命の輝き、喜びや悲しみ、「人が生きていく行為そのもの」のことだと思う。生きることや人間らしさに関する、終わりのない問いだと思う。現代社会のなかで生きていれば、誰もゴッホのように死にたくはないし、できることならピカソのように自分のやろうとしていること、自分の存在が認知されたいと思うだろう。売れなければなかなか成立しにくいし、だからって自分の表現と関係ないことを続けるのは厳しい。そういう葛藤。* * * * *この世の中の多くの人は、芸術が自分の暮らしには直接関係のないことだと思っている。でも本当は、日々の生活と芸術がただ頭の中でつながらないだけで、芸術に触れずに生きる人というのはこの世にはいない。僕には子供がいないけれど、先日ある方の元気でかわいらしい娘さんが「見て見てー!」とさかんに繰り返しジャンプをして飛び跳ねる動きを、何度も何度も見せてくれた。どうしてその動きを見てほしいと思ったのかはわからないけど、僕はそれを見ていてダンスだと思ったし、力強い生命の輝きだと感じた。僕も彼女のように音楽がやりたいと思った。大人になればなるほど、自分のなかの芸術家は遠い存在になってしまう。* * * * *世の中が豊かになり便利になることは良いことだと思う。でも何でも両手を伸ばせば簡単に届いてしまうような世界で良いのだろうか?どんどん簡略化されて、効率化されて、徹底的に削ぎ落とされて、それで良いのだろうか?コンビニは便利だし、ファーストフードはお手軽に満たしてくれる。でも、あらゆる物事について、自分の存在や生命について、深く考える瞬間、そういったことについて人と対話をする瞬間が、これからどんどん少なくなっていくのではと、現代人の人間らしさとはどこへ向かっているのだろうかと、ときどき不安になる。生きていくということは、自分自身や他人、社会とのつながりや葛藤のなかで、生命の力強さを見出していくことだと思う。それはまさに芸術であるし、愛情であると僕は思う。

  • 02Dec
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      トロンボーン感謝祭無事に終了

      感謝祭の2日間無事に終わりました。お越しいただいた皆様ありがとうございました🙇‍♂️出演者のみなさん、スタッフ関係者のみなさん、ご協力ありがとうございました😭皆様のおかげで大変よいイベントになりました。 感謝祭の週末、土曜日曜とかなり異なる日になりました。土曜はたくさんの方がFacebookでレポートを書いてくださいましたが、畳の御座敷でのイベントはどこか「家族親戚の集まり」のような趣がありました。  ご飯食べたり、寝ていただいたり、ゲームをしたり、映像とのコンサートもやったりして、今までやったどのイベントよりもアットホームなものになりました。参加者どうし初対面の方も多かったと思いますが、まるで親戚かのように温かく、すごく不思議でほんわかとした空気感でした。参加者の方々の温かさ、おかっぱちゃんハウスの温かさのおかげだなって思います。ぜひまたおかっぱちゃんハウスではイベントやりたいです😊 一方2日目の日曜はまた全然違うユニークな一日でした。この日は参加者おのおのが楽器の演奏を通して体験する日。アンサンブル会、ウィリーズ中込さん、葛西君とダク佐藤さんによるタイン、いろいろな方々で作るガラコンサート、4TenorBonesのデビューコンサートなど盛りだくさんでした。 特に越智君と葛西君によるオケスタ講座は、見ていて本当に「なるほどなぁ」と感じました。普段からそんな風に考えて演奏しているのか、と目からウロコなことがたくさんありました。その瞬間に、僕らプロのプレイヤーが、普段の生活で自分の音楽にかけるポリシーや、演奏の際のコツや考え方について、意見交換したり議論したりする場面が、意外に少ないことに気づきました。 一緒に仕事をする際にどのような音で、どのように演奏するかとの詳細は、ほぼ全てが個人に任されていると思います。同僚関係は師弟関係ではありませんから、それはお互いを尊重するということでもあります。どの職種でも、仕事をするってそういう面があると思います。 でも音楽家にとって音楽とは「生命の根幹」のようなものであると思います。その核心にせまるべく日々活動していると思います。アンサンブルでも、そういったことの意見交換や議論ができたら、それはそれはまた充実した内容になるのではと、オケスタ講座、カルテットのデビューコンサートを経て感じました。 デビューコンサートも盛りだくさんな内容でしたが、テナー4本のカルテットの響きのユニークさに惹かれました。ベースラインの上にメロディと内声が構築されるという従来の形には、必ずバストロンボーン が入っていて、テナートロンボーンはその上に乗っかる形で音を作ることが多いのですが、このテナーカルテットではそれとは全く違ったサウンド。 特に同系統の音色でデュオx2という作り方ができるのだなと感じました。アンサンブルのひとりひとりがソリストを担う「ゾリステン」という形式も良いと思います。いくらでも可能性がある形態だと感じます。このカルテットでまたひと味違う「新しい音世界」を追い求めたいです。 伊藤康英さんのソナタの日本初演も迎えることができました。この作品は本当に奥が深く、やればやるほど味が滲み出てくると感じています。世界初演のときから少し時間がたって、和声進行の淡い変化というものが少し自分に浸透する部分がありました。この曲は繊細さと豪快さを兼ね備える必要があり、表現を洗練するにあたって並大抵の難易度ではありませんが、これからも末長く演奏していきたい曲です。来年日本各地で演奏の機会があります。引き続き是非チェックしてみてください。 しかし‼️なんと、昨日デビューを迎えたカルテットと城さんで撮った写真が一枚もない😭😭😭もし隠し撮りをしていた方がいましたら、こっそり教えてください😅😅😅

  • 06Nov
    • 感謝祭に向けて⑤:オケスタ受講生募集中!の画像

      感謝祭に向けて⑤:オケスタ受講生募集中!

      感謝祭に向けて⑤:オケスタ受講生募集中 感謝祭1日目:11/30は、鑑賞型のコンテンツが多め。僕がナビゲーターとなって、いろんな音の世界にお連れする感じです! 対して感謝祭2日目:12/1は、参加型のものが中心。今日はオケスタ受講生募集のお知らせです!! 12月1日日曜:16:00-17:30 第一線で活躍する、群響の越智大輔くんと読響の葛西修平くんがオケスタワークショップを担当します。 彼らと一緒に「オーケストラでの仕事」について、取り組みませんか?直接アドバイスをもらったり、日頃の仕事の様子などぜひ遠慮なく質問してみてください。 オケスタワークショップは見学ももちろん良いですが、一緒に吹ける受講枠は時間の関係で限定されます。プロを目指す方、アマチュア愛好家の方、問わず応募ください! 受講曲はスタンダードなレパートリーが良いかと思っています。希望曲も応募に合わせてお知らせください。 受講曲候補の一部・ブラームス:交響曲1、3、4・チャイコフスキー:交響曲4、5、6・ブルックナー:交響曲4、8など また、テューバミルムやボレロなどソロのオケスタも可能です。 お申し込みはこちらから。枠が限られていますので、お早めに!→ https://yutamaki.com/matsuri

  • 04Nov
    • 感謝祭へ向けて④:「圧倒的」な表現?の画像

      感謝祭へ向けて④:「圧倒的」な表現?

      11/30は、上石神井の「東京おかっぱちゃんハウス」にて!この日はここで2つコンサートを行います。そのうちの一つがお昼寝コンサート。https://yutamaki.com/matsuri/<お昼寝コンサート 13:00~>・フォーレ: 歌曲集「幻想の水平線」より・Philip Glass: Opening・Max Richter: Dreamより・武満徹: 径・タングドラム・フォーレ: レクイエムよりほか <トロンボーンのパーソナルな響き> トロンボーンにはどんなイメージがありますか?僕はトロンボーンは「歌唱のある楽器」だと思っています。 でも、音量が出る楽器なので「激しい表現」「派手なパフォーマンス」に普段からスポットが当たりがちかなと思います。 そこには、確かに有無を言わせない「圧倒的な表現」があります。それは、音量だったり、音域、音圧、速さだったりします。特に金管楽器はそういった部分に注目しがちかなと思います。 でも、ほんとうは、トロンボーンには、じっくりと心の奥に下りていくような、繊細で精巧な表現があると思います。それが、トロンボーン独自の「またもう一つの圧倒的な表現」として存在すると思うのです。 きっと、実際にトロンボーンに触れる人はその魅力に気づいているし、「温かさ」や「柔らかさ」に魅せられる方がたくさんいると思います。ブラームスの交響曲でのコラールなど、演奏機会も頻繁にあります。でも実際、表現のひとつとしてそこにスポットを当て、洗練していくようなことが、世界中見渡しても少ないような気がしています。それが残念でなりません。もちろん弱音演奏には難しさがあります。でも、表現の可能性はここにも存在するはず!と感じます。 すーっとストレスなく前に伸びていく息、ベルの先から柔らかく発進されるトロンボーンの音色は、とてもユニークな癒しの音楽になり得ると思います。 確かに、トロンボーンは一本だけではなかなか成立しにくい楽器かもしれません。でも、僕は演奏の方法、演出の工夫をすれば、一緒にじっくりと心の奥に下りていくような繊細な表現・空間を作り出すことが可能なのではと思っています。それは、僕の次の挑戦でもあります。トロンボーン奏でる、パーソナルな響きを洗練したい。すばらしい日本家屋の畳のうえで、昼下がり、癒しのコンサート。ぜひ寝転がって体験してみてください。トロンボーンの音色の優しさや温かさをもって、演奏をお届けしたいです。https://yutamaki.com/matsuri/

  • 02Nov
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      感謝祭に向けて③:4 TenorBones JAPANデビュー❣️

      日本は秋晴れが続いていますね!デンマークはもうかなり暗いみたいで、日本にいて良かったと密かに思っています(うっしっし)。 11/30と12/1のトロンボーン感謝祭まで1ヶ月を切りました‼️みなさまご予定はいかがですか⁉️➡️ yutamaki.com/matsuri/トロンボーンや音楽、オケや吹奏楽をやっている人、トロンボーン好きな人ってたくさんいると思いますが、その大半は「ディズニーランドや旅行には行くけど、トロンボーンのコンサートやイベントには行かない」のだと思います。これって、僕は割と深刻な問題だと受け止めています。専門的に勉強している音大生であってもその傾向があります。だから「自分自身とトロンボーンと音楽」をさらにパーソナルに深く見つめられるような、冒険イベントを作りたいと思っているのです。その一つのアイデアとして、感謝祭があります!ぜひ体験しにいらしてください。<4 TenorBones JAPAN>その目玉の一つが4 TenorBones JAPAN。テナートロンボーン4人でカルテットを作ったら新しい響きに出会えるのでは?という発想から結成しました。 きっかけは昨年の草津アカデミーの期間中。イアン・バウスフィールドとその門下生3人でテナーの四重奏を吹いてみたことかなと思います。バウスフィールド+群馬交響楽団の越智大輔くん+フリーランスの藤田麻里奈ちゃん+玉木優の4人でした。そのとき、そのサウンドにビビッと来たのでした。その4人でカルテットを組めたら楽しいと思いますが、バウスフィールドはそんな頻繁に日本に来ないし、物理的に不可能なので、誰か一緒にできる人は?と探したところ、読売日本交響楽団の葛西修平くんが引き受けてくれたのです! テナー奏者4人のカルテットというと、パリトロンボーン四重奏団が思い浮かびますが、他にもいるのでしょうか?僕は聞いたことがありません。パリトロも4番パートはバストロンボーンを使用していましたが、フォーテナーボーンズのデビューはテナー4本。一味違った密度の高い、凝縮された濃い響きを楽しんでいただけるのではと思っています。新しいトロンボーンの魅力発見になればなあと!<当日のプログラム>・J.モーティマー: パリジェンヌ組曲・調整中: 日本の歌・仮(世界初演)・R.プレムル: トロンボーン3重奏のための2章・伊藤康英: トロンボーンとピアノのためのソナタ(日本初演:玉木&城) 休憩・J.クーツィール: トロンボーン4重奏のための協奏曲(4TnBsJP&城)・D.ブルジョワ: コート・デ・ボーン(藤田麻里奈ソロ)・F.リスト: ハンガリー狂詩曲第2番(P.ブラウン編:世界初演: 4TnBsJP&城)以上の様々な編成で聞いていただきます。今回はカルテット出演に加えて、先日ジョセフ=アレッシのリサイタルの共演が記憶に新しい、おなじみ城綾乃さんにもご出演いただきます‼️なんとこの機会に‼️伊藤康英さんへの委嘱作品、今年完成、9月に世界初演を迎えたばかりの「トロンボーンとピアノのためのソナタ」を、日本初演させていただきます‼️ これは本当に素晴らしい作品で、心に直にダイレクトに響く音楽だと感じます。僕は吹いていると、気持ちが深くぐーっと入っていって、泣きそうになるんです(マジで)。泣いてしまうとレコード大賞の受賞者みたいになって、まともに演奏できなくなるから、泣くわけにはいかないのですが、、、冷静さを保つのが難しいくらい、心が揺さぶられるのです。 曲の詳細に関しては当日舞台でお話をしたいと思っていますが、トロンボーンにこのような素晴らしい作品を書いてくださった伊藤先生に感謝の気持ちでいっぱいです。この先もずっと演奏をしていきたいですし、将来いろいろな奏者に触れて欲しい楽曲です。演奏会の後半は4TnBsJPカルテット+ピアノと、藤田麻里奈さんのソロを。若手大注目の藤田麻里奈ちゃんは、ブルジョワの骨太な無伴奏作品を演奏します。僕は彼女独自の世界観、音世界を持っていると感じます。ぜひご注目ください!「リスト: ハンガリー狂詩曲第2番」は今回のために書き下ろし新作!昨年、コリン・ウィリアムスとのデュオ、イアン・バウスフィールドとのデュオでも演奏した「プロコフィエフ:ロミオとジュリエット組曲」を手掛けたフィリップ・ブラウンの編曲新作となります。この曲はピアノソロ版とオーケストラ版があります。フィリップはアメリカ出身のプロトロンボーン奏者で、ご両親は共にピアノの大学教授。この作品のアレンジをお願いする最適な人物ではないかと思っています!感謝祭は2日ともフリーパス制をとっていますが、このコンサートのみシングルチケットを設けます。ただし40枚限定!完売必須です。お早めにご予約ください!➡️yutamaki.com/matsuri/

  • 23Oct
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      感謝祭に向けて②:小旅行の2日目

      〜小旅行な2日間。遊びにきませんか?11月30日(土)の東京おかっぱちゃんハウスに続き、12月1日(日):感謝祭の二日目のテーマは「よりパーソナルな演奏体験」。この日は参加型のコンテンツを盛りだくさんに盛り込みました。そして目玉は4 TenorBones JAPANのデビュー‼️場所は新大久保:管楽器専門店ダク併設のダカーポの地下ホールです(地図参照)。できたばっかりの新築の会場!どんな響きがするのかすごく楽しみです。<13:30- アンサンブル会>トロンボーンの醍醐味はやはりアンサンブル!初心者から上級者まで、レベルを問わず楽しんでいただける楽譜を用意します。玉木優と若手注目ナンバーワンの藤田麻里奈さんが担当します。一緒にしびれるハーモニーを作りませんか?<14:30- ウィリーズプレゼンツ>willie's Custom Brassの中込昌仁さんに、ウィリーズマウスピースの制作についてお話ししていただきます!今年誕生した超話題のU3シリーズはもちろん、マウスピースカスタムのお話を通して、中込さんの熱い思い、情熱に触れることができると思います!<15:00- 楽器試奏&お悩み相談会>ダク、ジョイブラス、ウィリーズがタッグを組んでお送りします!シャイアーズ、タイン、ウィリーズマウスピースはもちろん、いろいろなものを試せるはず。ここにはカルテットのメンバーもいます。是非おしゃべりに来てください。日頃のお悩みなどもお聞きします。読響の葛西修平くん&ダクの佐藤直樹さんによる、タインプレゼンツのコーナーも!<16:00- オーケストラスタディ・ワークショップ>第一線で活躍中、群響の越智大輔君と読響の葛西修平君によるワークショップ。仕事現場のお話から、すぐに役立つ演奏ティップスまで、いろいろな収穫があるはずです。彼らと一緒に演奏し、アドバイスをもらえる枠を設けます‼️お申し込みはお早めに‼️<17:30- ガラコンサート>この日のために準備を重ねてきた有志の方々、ならびにアンサンブル会の成果を披露するコンサートです!「コンサートを作る」というのもトロンボーンを楽しむ上でとても大切な要素だと思っています。ぜひその一員になりませんか?現在、出演団体を募集しています。(11月別日に出演者ワークショップを企画中。友人同士のカルテットなど参加歓迎です。)<19:00- 4 TenorBone Japanデビューコンサート>ついにお披露目‼️テナー奏者4人で作る4TenorBone JAPAN。今まで聞かれたことのあるカルテットとは、また一味違ったサウンドになるはずです。この日のための書き下ろしとなる「リストの超絶技巧的作品」や「日本の歌」もあります。伊藤康英さん作曲「トロンボーンとピアノのためのソナタ」の日本初演披露もここでさせていただきます!ピアノは城綾乃さん。プログラムは下記の予定。 J.モーティマー: パリジェンヌ組曲 調整中: 日本の歌・仮(世界初演) R.プレムル: トロンボーン3重奏のための2章 伊藤康英: トロンボーンとピアノのためのソナタ(玉木&城: 日本初演) - 休憩 - J.クーツィール: トロンボーン4重奏のための協奏曲(4TnBsJP&城) D.ブルジョワ: コート・デ・ボーン(藤田ソロ) F.リスト: ハンガリー狂詩曲第2番(P.ブラウン編:世界初演: 4TnBsJP&城)お申し込みはこちら↓https://www.yutamaki.com/matsuri

  • 19Oct
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      感謝祭に向けて①:よりパーソナルな音楽体験

      僕はいま、毎日を11月30日と12月1日に東京で行う「トロンボーン感謝祭」の準備に捧げております‼️トロンボーンや音楽を通して、より濃い体験を、より深い感動を目指して。試行錯誤の真っ只中です。これまでに世界中で体験してきたことを応用し、いま僕がどうしてもやりたいことを詰め込みました。本日からこのユニークな企画について、少しずつお知らせしていきたいと思います!少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。ぜひチェックしてみてください。 第1日目は【よりパーソナルな音楽体験】がテーマ。演奏を聞いていただくことを中心に、自分自身とも向き合える、「トロンボーンの体験型テーマパーク」のような、そんな1日にしたいと思っています。会場は「東京おかっぱちゃんハウス」。その名前だけでも好奇心をそそられますが、練馬区上石神井にある立派な日本家屋です。<12:00- 手作りランチ懇親会>僕の自宅にご招待するような、そんな肩が抜けた雰囲気でイベントができたらと常々思っていました。本気の料理でおもてなしします!関西風の家庭料理なんか良いかなと思っていますが、なんせ40人分の予定ですので、まだ何を作るか決めていません。料理を振る舞い、お客さんとワイワイお話をしながら食べてもらい、満喫してもらえたらなと思っています。 <13:00- お昼寝コンサート>お腹いっぱいになれば眠くなるでしょう。でも大人になると、寝てはいけない場面の方が多いですよね。ここで存分にリラックスしてもらいたい。特に東京には疲れのたまった方がたくさんいらっしゃると思います。ここで僕はトロンボーンを吹きますが、それは眠りのための音楽。コンサートといえば一般的に「寝てはいけないもの」かもしれませんが、ここでは違います。じっくり聞いていただく、浸っていただくのももちろん良いです。でも、いびきをかいてグーグー寝てもらうのも結構。一度そんなコンサートがやってみたかったのです。こちらでクッションを用意します。 <14:00- ジョイブラスプレゼンツ>プロ奏者がどういう風に楽器を細部に渡って調整しているか知りたくないですか?楽器というものは、小さなことの積み重ねで大きく変わってきます。たとえ変化することを知っていても、具体的に何が自分に合うのかわからないことも多いと思います。ぜひ楽器をご持参ください。何を変えると、どういった効果があるのか。こだわりポイントをジョイブラス湯村さんとともにお教えします。 <15:00- 日本トロンボーン史レクチャー>トロンボーンがいつの時代に、どの国から、どのようにして日本に入ってきたか、そしてどのように文化に溶け込んでいったか興味はないですか?今年のアメリカの国際トロンボーンフェスティバルのために用意したレクチャーを、日本の方々へ向けて再構築しました。学生時代に日本史の授業で習ったような内容に、トロンボーンがどんどん交わってきます。歴史ロマン! <16:00- おやつタイム&おたのしみ企画>ブレイクタイム。おかっぱちゃんハウスには縁側があり、小さな神社もあります。ぜひ寛いでください。おたのしみ企画は当日まで秘密。 <17:00- スクリーンコンサート>この日のメインイベントかなと思います。美術家の青山健一さんをお呼びして、トロンボーンソロと映像のコラボをお届けします。目から入ってくる映像によって、トロンボーンの音色、温度、感触、受ける印象は七変化します。僕は現代美術が好きで世界中の美術館を訪れますが、特に好きなのが映像作品。見入ってしまうと同時に、心がいろいろなところへ動かされます。みなさまを、そんな小旅行にお連れしたいと思っています。(18時終演予定。) 第2日目のテーマは【よりパーソナルな演奏体験】。この日は演奏すること、音を出すことを通して、トロンボーンに触れ、楽しんでもらえたらなと思います。お申し込みはこちら↓https://www.yutamaki.com/matsuri

  • 13Oct
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      音への愛情

      音への愛情「可能性」「多様性」「記憶・思い出」「音の方から語りかけてくる」音を聴くとはどういうことなのだろうか?音とは空気の振動であり、それが鼓膜から脳へ伝わることで、音として認識することができる。聴くことができる。そんな単純なことだけど、その「音」を自分はどう認識しているのか。自分の「耳」はその音をどう聞いているのだろう。人は「音」を聞いたときに、瞬時に記憶と結びつける。街中であれば、車が過ぎ去る音、雨の音、人が歩く音、雑多な音が聞こえる。人の話し声が聞こえてくる。それは男性なのか女性なのか、年齢はいくつぐらいなのか、楽しい話題なのか悲しい話題なのか。音を聞いたときに、それが一体どのような音なのか、自分の図書館と照会をして、何であるか理解をする。だから、音は「思い出」と深く結びついている。好んで聴く音楽、演奏する音楽は、自分にとって身近な存在であることは間違いない。でも、それが自分にとってどういった意味を持つのか。考えることの楽しさ。音は絶えず耳の横を通り過ぎて、消えていく。自分の注意を引く音とは、それだけ特別な音と言える。通り過ぎる音楽、使い捨てに消費される音ではなく、いつまでも留まっていられる音が出したい。近代現代美術の世界はいつも面白く、脳を活性化してくれる。これまで異なる土地でいくつもの美術家が「優れた芸術は作品の方から語りかけてくる」と言うのをたびたび聞いた。優れた芸術作品は、観るものの「鏡」のような存在を果たす。自分が「見ている」と同時に、「見られている」かのように。これは音楽についても同じだと思う。音を聞いたときに、経験と照らし合わせる聞き方をしていたつもりが、ときおり全く別の場所へ飛ばされることがある。自分の図書館と照会して、目の前の音を細かに分析していたつもりが、別の感情が動いて、いつの間にか想像もしていなかった別の場所へ飛ばされる。こういう瞬間はものすごく稀だ。でも、音楽家は日々音に対峙しながら、こういう特異な瞬間を探し求めているのではないか。音楽は旅のようなものだと思う。僕が旅が好きなのも全く同じ理由だ。これだけ毎日音に関わっているけど、それでも音楽はいつも特別な世界へ連れて行ってくれる。非日常という言い方が正しいのかわからないけど、音だけが存在する、または、音が第一となる世界に行くことができる。僕はそれが音楽の愉しみであると思うし、音の世界に魅せられる原因であると思う。一度知ってしまったものは仕方がない。「音が鳴っている」それをどう聴くのか。それをどう奏でるのか。それにどう心が揺さぶられるのか。そこには無限の可能性がある。どういう風に音楽に関わっても良いし、どういう風に聞いても良いと思う。