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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/113601/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

主演:ユアン・マクレガー(=レントン)

90年代;スコットランドのヤク中青年たちの物語でした。

ヤクにまみれ、レロレロなレントンたちを見て
やはり、ヤクはダメ!絶対!だね……
くらいに、諭される作品ではありません。

世の中には、そういう生き方をしている、あるいは
せざるを得ない人々もいるのだーと見せつけられながら
格差だなんだーと言いながらも
私の知っている“総中流日本社会”は、ほどほどいい国だーなどと思いながら…
(無法地帯除く)

90年代のスコットランドが、どうであれ
レントンの一人称で綴られるドラマは、テンポの良いダンスのようで
見入ってしまいます。
それは、解説にもあるように、“カタルシス“のない
失望感と失笑に、まみれるものでもあるけれど
絶望的ではないのは、彼(ら)は若くて、未来があるから!

そして、レントン目線で追ったラストには
達成感ではないけれど、してやったりの爽快感が!
ソコが私には、最高に名作でした!


▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼

~トレインスポッティング~
(線路脇でたむろって、ヤクにまみれている者のことらしい)
と言っても、レントンが
“トイレにスポッと”入ってしまう印象が、強いかも……(―_―)!!

ヤクで、レロレロしたレントンが
流した“座薬“を拾いに、便器の中に入って、取戻しに行くのですが
どうみても、トイレと体のサイズが合わないだろ~と……
それを、序盤で、ファンタジーに見せてしまうところに
この作品の“挑戦”を、感じましたよ……^^;

ヤク漬けもですが
喧嘩中毒の友人:ベグビー(ロバート・カーライル)、かなりヤバいです。(汗)
このイカレ度は、最低に最高☆!(>_<)

ファンタジーありで、深刻感ナシに、ヤクまみれのレントンたちですが
ガツンと来たのは
一緒につるんでいた彼女の赤ちゃんが、突然死したこと……
劣悪な環境は、赤ちゃんには悪いナ~と思ったとおり……
人が生きていかれない環境だよ…との強烈な啓示!
(ヤク、酒、タバコ、不衛生、栄養不良…etc,)
(猫ちゃんのフンにも注意!)

そんなこんなで、レントンは逮捕後
幸いなことに、ロンドンに出て
まともな仕事(不動産関係)に就くことになります。

そのとき、レントンが感じることがいい。
「ロンドンには、仕事がある」
故郷では、“仕事“がなく、目標もなく、遣り甲斐もなく
ヤクをやり、小悪事で生き延びていた……

ロンドンで生きれば、
レントンが望んでいた“普通の生活”が手に入るはず!

……なのに、ベグビー他悪友が、居候に来て
レントンの“生活“は終わり、結局また
ヤクがらみで、稼ぐはめに……orz


▽~▽結末ネタバレ
▽▽▽

ヤクで稼いだ大金を、一人、抱きしめて眠るベグビー。
仲間たちと、このまま、ヤクまみれに生きて行くのか?

レントンは、そんな人生を否定すべく
眠るベグビーから、大金を剥ぎ取り、一人、逃げた!
(親友には少し分ける)

裏切り?
いや、ロンドン生活を、ブチ壊したのはベグビーだし……(―_―)!!
迷惑込みの“友情”もいいが、
青春期には、卒業もアリだろう……^^;

ともかく、レントンは、この大金で
もはや、ヤク漬けになろうとは思っていない。
“普通の生活“への願望や期待が
怒涛のセリフに込められる。

裏切り?-は置いといて
してやったりのレントンに、“やったー!感”\(^o^)/が否めないのだ。


▽▽▽
▼▼▼

ヤク漬けでなくても(汗)
心のどこかで、脱出口を捜しながら
ハチャメチャもがく世代は、いると思う。

ヤクでなくても(汗)
ハイになれる瞬間が、予想外に待っていた!\(^o^)/

ギリギリまで、迷い、試されるようだったけれど
私は、アレでイイよ(^_-)-☆

PS:20年後の続編ありと言うけれど
あのあと、どうだったんだろ……(―_―)!!



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