ブルゴーニュ・ワイン | 50歳からのサーフィンライフ (63歳からの人生大逆転)

50歳からのサーフィンライフ (63歳からの人生大逆転)

50歳にして27年振りにサーフィン再開「20代の頃よりウマくなる!」を旗印にショートボードにしがみついております。スポーツなど無縁だった肉体は甦るのか?海で悶え苦しむ日々を送る初老サーファーの明日はどっちだ! 私、63歳から大成功します。たぶん

25年以上、波乗りから離れていて、なにに
没頭していたかというと
「自分で商売」
(ターゲットはハナから飲食店です)
に直結していた
「カクテル」「料理」「ワイン」です。

「深度」は順に増していきます。

ということで、ワインです。

湘南に引っ越してきてからは、酒量がめっきり
減りました。

波乗りする、のが生活のメインですから
体調を整えるために当然ですね。

今は週に2、3回くらいしか飲みません。
飲まないと、2週間3週間くらい平気で飲みません。
以前は、毎日飲んでいましたから、
かなり劇的な変化です。

ですが、「完全にヤメる」気は毛頭ないです。

「ワイン無しの人生」なんてありえません。

こちらに来てから、飲むときはいつも家で一人で
飲みます。
もう最高です。笑

ということで、先日飲んだワインです。


ミヨ


ワタシ、ブルゴーニュワインが大好きです。
しかし、高いのでそうそう飲めません。
飲むとしても、一番下のほうの価格帯のものを選択します。

「サヴィニー・レ・ボーヌ」’09
ジャン・マルク・ミヨ

「サヴィニー~」が生産された村の名前で一応ワインの
「商品名」です。

ジャン~が、生産者で、ブルゴーニュワインでは、この生産者、
要するに「誰が作ったのか」がとても重要なことになります。

ジャン・マルク・ミヨは本国フランスでは、
「香りの魔術師」
と言われているらしいです。

私的にはその言い回しはどうかと思います。
なぜなら、そんなこと言ったら、
それなりに評価されているブルゴーニュの造り手は、
全て「香りの魔術師」になっちまいます。笑

よく
「ブルゴーニュワインは香りが全て」
と言われます。
「香りが全て」というのもわかるくらい、
ブルゴーニュワインは香りが素晴らしいです。
ですから、ブルゴーニュワインの良い生産者は
全て「香りの魔術師」と言えると思います。

ですが、これまたそのような言い分は私的に、
どうかと思います。
ワタシは、味わいのほうにこそ、ブルゴーニュワインに
ココロを捉えられる要素の多くがあると思いますから。

とても美味しいブルゴーニュワインは「ゴクゴク」
飲みたくなるくらい素敵な味わいです。


さて、このワインです。
ジャン・マルク・ミヨが良い造り手だという
ことは、まぎれもないことです。

ですが、問題点もあります。
この造り手の、フラッグシップワインは特級の
「エシェゾー」だと思いますが、ワタシ的には、
ここの「エシェゾー」は今イチそそられません。

「濃すぎ」るんです。
濃すぎるといっても、カルフォルニアの
ピノ・ノワール
(というブドウ品種、ブルゴーニュワインの赤はほぼ全てがこの品種)
のような「グラマラス」な「濃さ」ではなく、
十分「エレガンス」な「濃さ」なんですが、
それでも、ワタシ的には「ツーマッチ」です。
ブルゴーニュワインに「濃さ」は求めていません。

それと、酸の「構成」がややユルいと感じます。
ワインは、基本「甘み」と「酸味」のバランスです。
酸の構成が弱いと、十分な甘みを支えきれずに、
味わいの丸みをそこないます。
それ以上に「エシェゾー」クラスでの問題は、
酸の構成がユルいと、
「熟成」に向かないということです。

と、わからない人にはなに言ってんだか、
という話しですが、
なにが言いたいかというと、ミヨのワインは、
この
「サヴィニー・レ・ボーヌ」
のような下位クラスのワインが
最高にウマいということです。

上位クラスだと過ぎた「濃さ」も下位クラスだと、
ほどよく感じられます。
「構成がユルい」と感じられた酸も、このクラスの
濃さだとウマい具合に拮抗してくれます。

ワタシは業者から直接購入できるので、かなり安く買えますが、
それでも、市場流通価格を見るとかなりお買い得な
ブルゴーニュワインだと思います。
興味のある方は見つけたら買ってみてください。

ワタシが常に大事にしている「バリュー感」ばりばりの
ワインです。

ただ、普通に買って来て普通に飲んでしまうと、
「あれ?普通だな」と感じると思います。笑

ブルゴーニュワインはへそ曲がりですから、
飲むときにちょっとしたイタワリが必要です。

飲む時はワタシにご相談ください。
「一緒に飲ませろ」
と言ってるわけじゃないのでご安心を。笑

ちょっとした優しさが必要なんです。
ちょっとした「愛」が。笑