バーナンキ議長の発言の主な部分
>バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は26日、成長を促進する一段の行動を示唆するには至らなかったものの、長期失業率の改善が経済の健全性にとって重要との認識を示した。 議長は講演用原稿で「危機からの回復がこれまで、われわれが期待するよりもかなり力強さに欠けていることは明白だ」と述べた。 追加の金融刺激策に関する選択肢などについて検討するため、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の日程を、当初の1日から2日間に延長することを表明した。 6カ月を超える失業者の数が記録的な高水準となるなか、これを改善させることが米経済成長の拡大に寄与するとした。 「こうした異例の状況の下、短期的に一段と力強い回復を促進する諸政策は、長期的目標にも役立つ可能性がある」と述べた。
>バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は26日、米ワイオミング州のジャクソンホールで講演を行った。発言内容は以下の通り。 <経済成長、インフレ見通し> 上半期の経済成長が連邦公開市場委員会(FOMC)の予想よりもかなり緩やかで、一時的な要因では景気の弱さのごく一部しか説明できないことを最近のデータは示唆している。このため、FOMCは今後数四半期の成長ペースの見通しを引き下げた。ただ、緩やかな回復は続き、徐々に強さを増すと予想している。 商品(コモディティー)価格やその他の重要な物価が穏やかになり、長期のインフレ期待が引き続き安定する中、インフレ率は今後数四半期で、FRBの二重の責務に合致すると大半のFOMCメンバーが考える2%程度またはそれを下回る水準に落ち着くと予想している。
気になるのは2%のインフレ目標。
やっぱり低すぎると思うな。
しかし来月のFOMCで追加緩和が出そうだ。
円高が進んでいる。来月の追加緩和を市場は織り込み始めている。
株安などリスクマネーが収縮している現在、インフレ目標を高く設定しないと、つまり貨幣価値の棄損割合を高めないと、なかなかリスク資産にマネーは流れないだろう。
それだけ米国の不況は深刻であろうと思う。
日本は不況が深刻でー0.4%のデフレ・円高であるのに増税の話をしている。
何ともお目出度い国である。
官僚や政治家は楽で楽しくて仕様がないだろう。
その分、国民の苦悩は深いはずだ。