うつ、パソコンで予防 ネット療法サイト開設 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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http://www.asahi.com/health/news/TKY201001300183.html

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 仕事や人間関係で落ち込んだり、不安を感じたりしたときに、うつ病にならないための技術を学ぶウェブサイトのサービスが始まる。考え方や行動を修正することで心を軽くする「認知行動療法」の手法を用いる。国内では例のない本格的サイトになるが、欧米ではこの手法を利用したネット療法が広がっている。

 うつ病治療を受けている人は100万人を超え、生涯で15人に1人がかかるとされている。認知行動療法は、精神療法の中で高い効果が実証された療法で、英国では軽いうつ病患者に対して国がコンピューターによる療法を薦めている。日本でも厚生労働省が、専門家の養成や診療報酬の点数化に向け動いている。

 「うつ・不安ネット」(http://www.cbtjp.net/)。サイト運営会社ウーマンウエーブ(東京)が31日に既存のこのサイトで一部サービスを始め、本格運用は4月。当面は無料で2月下旬以降に課金する。

 例えば、「上司が自分だけにつらく当たる」と悩む人が、そのときの気持ちやそう考える根拠などを書き込むと、この文章をもとに、心が軽くなる思考法が自動返信される。活動記録をつけながら、気持ちが楽になる行動や落ち込みやすい心の癖の改善法などを学ぶ。

 サイトを監修した精神科医の大野裕・慶応義塾大教授によると、先行する携帯サイトの利用者486人を調べた結果、20~30代の女性が多く、恋愛や職場の人間関係の悩みが半数近くを占めた。約8割に改善がみられたという。(岡崎明子)