とかいうゲームみたいな
設定で準備しました。
使ったのは日本蜜蜂の蜜ろう。
蜜蜂がせっせと集めたはちみつを貯蔵しているハニカム構造の巣を蜜を取り出したのち、煮て固めたものです。ハニカムってのがそもそもHoneycombで蜜蜂の巣って意味なんですけどね。
これを去年準備した巣箱の内側に溶かしては塗りを繰り返します。
というのも、日本蜜蜂は中古物件が大好きらしく、仲間の匂いがするものは安全だと認識するからなんでしょうね。
蜜蜂というのは数少ない社会性昆虫という、女王バチを頂点とする社会構造を持つ昆虫なんですよね。仲間の中で意志疎通やプレゼンテーションが出来る昆虫なので、いかに新居が素晴らしいか、仲間に知ってもらう必要があるわけ。
そのためのアピールポイントとして天然の蜜蜂を呼び寄せて養蜂をする場合、蜜ろうを巣箱に塗りたくるそうです。
とは言っても蜜ろうを塗った巣箱を置くだけなんですけどね。
巣門は8mm程度で結局四面全部に付けました。
というのも、一面だけだと巣虫という蛾の幼虫が寄生したときになかなか排除されず、巣が巣虫にやられてしまうこともあるそうで。
あとは分蜂シーズンになったら集合フェロモンを化学的に合成した誘引ルアーを設置して更にアピールするつもりです。
この誘引ルアーは通販で買えるのですが、ランの仲間のキンリョウヘンという植物の花も同じような物質を出すらしく、鉄腕ダッシュではキンリョウヘンを設置して誘引していました。
アンダーブッシュは定期的に刈り取りされており、南面は見晴らしの良い開けた場所にあります。巣箱自体は酒ケースの上にあり、水没とは無縁です。
インテリアの壁は日本蜜蜂の蜜ろう塗り、職人の手作業による十字クロスの筋交いが入っており巣作りには最適です。
家賃は定期的なハチミツの提供のみであります。入居者募集中につき、春先には誘引ルアーを設置予定です。
分蜂シーズンは
中国地方では三月下旬から一ヶ月程のピークがあるそうです。
4月になってからだと恐らく遅い。そして何よりも自分が忙しい。
なのでやっぱり三月中には誘引ルアーを取り付けようかなと思いますね。
ちゃんと入ってくれたら良いんですが。