「脱脂で悪化した目の下…」修正手術で自然な若見せへ|50代女性の症例 Case.497 | 美容外科医 セオリークリニック筒井のブログ

「脱脂で悪化した目の下…」修正手術で自然な若見せへ|50代女性の症例 Case.497

【他院修正 脱脂+脱脂脂肪の注入術後の修正治療|自然な若見せへ】



こんにちは、銀座で目の下のクマ・たるみ治療を専門に行っている美容外科医の筒井です。



本日は、他院で治療を受けたものの改善せず、目の下が凹んでしまい怖い顔になったため助けて欲しいという患者様に対する修正治療をご紹介します。



最近は、目の下のクマ・たるみ治療として「脱脂のみ」や「裏ハムラ法」、「脱脂+脂肪注入」などの選択肢が広がっています。その中でも、「脱脂のみ」や「脱脂+脱脂脂肪の注入術」を受けて凹みが目立つようになり、術前より悪化したというご相談が増えてきています。



当院では、こうした他院修正の症例にも積極的に対応しており、実績も年々増加しています。






■症例紹介:50代女性のケース



今回ご紹介するのは、50代女性の患者様。



2ヶ月前に他院で「脱脂+脱脂脂肪の注入術」を受けたものの、

クマやたるみの改善は見られず、かえって目の下が窪んでしまい、怖い人相になったとのことでご相談いただきました。



診察では、

・脱脂術による目の下の強い凹み

・頬の下垂による目の下の凹み

・脱脂術の副作用による目の上の凹みの悪化

という要因が重なって、たるみが目立つ印象となっていました。これらの現象が重なると顔が骨っぽい印象となり、術前よりも老けて見えるという顔貌になってしまいます。そのため多くの患者様はこの顔貌の変化に苦しみ、体重減少(ご飯が食べられない)が術後より発生し、もっと目の下、目の上が窪むという悪循環に陥ることが多いです。そのため私はこの悪循環を断ち切るため、早期の修正術を提案しています。教科書的には「3ヶ月待った方がいい」などと言いますが、その間にも体重減少による窪みの悪化が起きるため、メンタル的にも良くないので早期修正を提案しています。






■脱脂のみによるくま悪化のメカニズム



脱脂の施術は一見シンプルな治療のように思われがちですが、

「ちょうどよく脂肪を取る」ことは非常に難しく、以下のような問題が起こりがちです。



① 眼窩隔膜のゆるみにより、控えめだと膨らみが残り、しっかり取ると凹む

加齢により眼窩隔膜がたるんでいるため、脂肪を加減するのが非常に難しくなります。



② 30代以降は頬の位置が下がってくるため、脱脂後の凹みがより目立つ

頬上部のボリューム不足と脱脂による凹みが合わさり、

術前よりも老けて見える印象を与えることがあります。



③ 凹みには脂肪注入などボリューム補填が不可欠

目の下は「ふくらみと凹みのバランス」が仕上がりに大きく影響する部位です。

そのため、脱脂と脂肪注入のセット治療が理想的な選択となります。



このようなタイプの場合、一般的には「たるみ取り手術(皮膚切除)」を勧められることが多いのですが、下眼瞼が外反しているケースではこれが悪化するため、たるみ取り手術の選択肢が取りにくい場合が多いです。

今回は追加脱脂の必要はなく、脂肪注入(脱脂脂肪の再利用)は行われていましたが、十分でないことと、涙袋下のエリアには全く注入がされていないことから、脂肪注入を追加することによる修正を行いました。その際に目の上の凹みに対しても脂肪注入を併用しています。




■実際の治療内容



今回の修正手術(クマ取りの他院修正)では以下の施術を行いました。




  • ピュアグラフティングによる目の下脂肪注入

  • リポキューブを用いた微細化脂肪の浅層注入
  •  
  • 目の上の追加脂肪注入



深い層にはボリューム形成に適した脂肪

浅い層には質感改善やシワの修正に適した微細化脂肪を使用し、

層ごとの使い分けを徹底しました。



表情変化(上方視・笑顔)にも対応し、

ナチュラルで動きに強い目元を目指しています。






■症例写真と注目ポイント



【目の下のクマ取りの修正(他院修正)ビフォーアフター|50代女性】

施術:脱脂+ピュアグラフティング脂肪注入(リポキューブ使用) 
  目の上の脂肪注入追加



この患者様には、以下の3つの特徴が見られました。




  • ① 脱脂による凹みとその影による黒クマ

  • ② 目の上の凹み

  • ③ 頬の下垂



脱脂により凹んだ溝により頬骨〜目の下にかけてのつながりが分断されていたため、

涙袋下に目の下のラインをナチュラルに引き上げるようデザインして脂肪を注入しました。



施術前と2ヵ月後 正面



施術前と2ヵ月後 斜め右側


施術前と2ヵ月後 斜め左側

仕上がりは、「自然で違和感がなく、でも確実に若々しく見える」ことを重視しています。皮膚切開を伴わなず、組織の剥離も最小限にとどめることでダウンタイムも最小限にしています。
日常生活に早く復帰できることも、この治療の大きな魅力です。

真顔だけでなく動きにも対応した目の下を作っていくのが私の手術の真骨頂です。


術前と2ヵ月後の笑顔

当然ですが笑っても自然です

目の下の術後の窪みを気にされる方の治療のポイントとして上方視をした時の凹みを減らすというのも重要です。

術前と2ヵ月後の上方視

上方視した時の凹みが明らかに改善して自然になったのがわかります。

当院の治療では
「真顔でも自然、笑っていても自然」
これを意識して作り上げていきます。
目の下は笑うことでかなり形が変わります
また人によりこの笑った時の目の下のよれ方が違うため
術前からこれを意識した手術計画を立てていきます。

このように、「切らずに、でも確実に若々しい表情を取り戻す」治療には、診断力と精密な技術の両方が必要です。
長年にわたる専門的な経験を活かし、今後も一人ひとりに合わせた最適な治療を提供していきたいと思います。

■施術内容と費用

ピュアグラフティング脂肪注入330,000円(税込)

リポキューブ使用110,000円(税込)


目の上の脂肪注入追加110,000円(税込)



■麻酔

局所麻酔〜静脈麻酔(選択可能)




■ダウンタイムの目安

痛み・腫れ:2〜3日程度 / 内出血:1〜2週間で消失




■リスク・副作用


術後の浮腫、内出血、痛み、眼窩脂肪の残存、突出の再発、

目の下のくぼみ、結膜浮腫、結膜下出血、









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