今朝、お知らせしました、新配信曲、

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「イコン」

僕にとって、ものすごく意味の深い歌なのです。

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イコン、という言葉、ご存知でしょうか?

そもそもは古代ギリシャ語

「εἰκών(エイコーン)」


  

「像」や「形」を意味し、その後、スラブ民族の言葉に取り入れられ、主にに宗教画や聖像などを指すのに使われてた単語です。

スラブ民族の言葉、ってね、
  

ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、の東スラブ

ポーランド、チェコ、スロベキア、の西スラブ

ブルガリア、クロアチア、セルビア、バルカン半島の、南スラブ、

のように、同じ言語群に分類されてる。
    
そうやってスラブ民族に、εἰκών(エイコーン)」に近い言葉、例えばロシア語では、икона」(イコーナ)という風に使われ、そして、トルコあたりで、ikon (イコン)と言う発音になり、そのままの綴りで、英語に伝わって世界中に広まりました。


    

    

英語では現在は、icon (アイコン)

そう、コンピューター画面の「アイコン」の語源です。

日本でも小説の中などで、宗教観を描くときに使われていたりして、多分、なんだけど、僕が「イコン」という言葉を知ったのは、遠藤周作のエッセイの何か、島田雅彦の小説、「僕は模造人間」か「未確認尾行物体」の中でだと思うんだよねぇ、、。

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何しろ、イコンは基本的に、教会の壁にあるマリア像だとか、そういう宗教芸術を指すものだったらしいのね、

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僕がイコンという言葉を知った頃には、イコンの意味を調べることすら難しいから、小説などの文脈から想像するしかなかった。

僕にとっての「イコン」という言葉は、自分の人生の指針だとか、そんなものを支えてくれる女性の存在を表すもの、つまり、キリスト教のなんたるかなんかよく知らないけれど、なんとなく持っているイメージで、キリスト教で言う、マリア像、の事、なんです。

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それが世間的に正しいかどうか、とか割とどうでもよくて、僕に取っては、自分の心を支える、マリア像的な存在、と言う意味で、イコン、と言う言葉を使っています。
 

だって、そもそも、この歌は、人に聴かせるつもりも全くなくて作った歌だったから。
イコンの話は、もう一回、続きます。

 

5月11日「イコン」このリンクから、全てのサブスク、ダウンロードサイトに、世界中からアクセスできます。