今年に入って、いろいろ驚く事がたくさんあって、、、、
  
こんな世の中で活動が難しくなる一方で、自分自身として、流れがよくなっているように思っています。
というか、僕、こんな風に、ただ好きな事をして生きていられる、って言うだけで、
いっつも流れはいいんだけど。

で、今年に入って一番驚いたのは、
 
2月の頭に、 Mr。Children の大ファンの方から

「サミイさん、MUSICA という音楽雑誌で桜井さんがサミイさんの事お話なさってますよ」
  
というメッセージをいただいて・・・・
   

僕、ほとんど雑誌って読まないもんだから、
えええええええ!
ってびっくりしまして。

ところが、それは1月号だったんで、メッセージをいただいた時には、すでに、バックナンバーになってたんですね。
で、もう、急いで取り寄せまして。
   



ご覧の通り、その2021年1月号は、ミスチル特集で、
昨年12月2日に発売になった、新作

「Sound Tracks」

を、メンバー全員による全曲解説。
という内容だったのですね。
     
     
長いインタビュー記事の、5曲目

" losstime "

についての話の中で、
桜井さんが、僕の話をしてくださっている。

雑誌の記事なので、売り物ですから、あんまりどっかんと載せるのは憚られるから、
ほんの一部だけ、、、
   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜    
    
ドラムの鈴木Jenさんが、インタビュアーさんに、" losstime " についてのコメントを求め、
Jenさんが、「サイモンとガーファンクルとかそういうものに通じる世界観のように思う」
とおっしゃって、
それに続けて、のインタビュアーさんのコメントから、
   



この内容自体は、僕はご本人から伺っていたのだけど、さすがに、プライベートでちょっと話してくれた事を自慢するものどうなの、、、ってのがあるし、そもそもそんな事どこにも証拠もないわけで、
でも、やっぱり僕はもう飛び上がるほど嬉しかったんですね。

だって、僕、途中オーストラリアにいって、オーストラリアにいた時代の間のミスチルが抜け落ちてはいたけれど、そもそも「クロスロード」でブレイクする前にライブに行っていたし、
日本に帰ってからまた聴くようになって、普通にミスチルファンだからね。
  
その事を、桜井さんご本人が雑誌に公表してくれたわけで、

losstime の制作に僕の音楽の影響があった。
ご本人からもうかがったし、雑誌にも名前出して公表してくれた。
さすがにもう、これは、うれしがって自慢しても許されるかなぁ、、って思います。
  
おしむらくは、改行が・・・・・・

       ユ
ウサミイ
    
になっちゃったけど・・・
うーん、ユウサミイ、で出たかった(笑)
    
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今、こんなふうにミュージシャンなんかやってて、
自分では、自分の好きなことを好きなように、それでいいんだ、
って思いながらやってる。

でも、どこかで、やっぱり、
僕はこれで大丈夫なのかな、、、とか、
ちょっとだけ不安になったりもしながらやってる部分はある。
   
音楽って、歌って、
何が正しい、って、無いものだけど、
それでも、どこかに、
僕の作っているこれは、本当にそれでいいものなのか?
と言う疑念を抱いてしまう時がある。
  
「人に認められるために音楽やってるわけじゃない」
って、言ってるけど、それ嘘かもしれないって思う。
嘘じゃ無い、と思いたいけど、ときどき嘘かもしれないって思う。
        
  
自分が一番「自分はこれです」って思えるものを作るために、
毎日毎日三歩進んでは二歩下がり、
地道に地道にやってきて、
あんまり器用ではないから、人の何倍も努力してきたつもりもあって、
  
やっぱり人に認められたいってのは、大きいんです。本当は。
 
ライブで泣いてくれている人がいたら、
僕の歌で、泣いてくれるなんてほんとうにありがとう、って思うし、
なにか、ほんの少しでも、その人の心を開放するものを届けられたのだと、
そしたら、僕ごときでも、
ただただやりたい事やって、生きてきただけのわがままな人間だけれども、
少しは人の役にたてているんじゃないか、
って思えるのです。
   



今、アルバム制作中。
日々、うまく行った、うまく行かなかった、を繰り返して、
すこしずつ、完成に向かっている中で、
これでいいのか、これでいいんだ、ほんとうにいいのか、
を繰り返しています。

きっと僕だけじゃなくて、ミュージシャンってみんな、
いや、たぶん、ほとんど全ての人が、そうやって生きてるんだろうと思う。
ただ、そんな事をずっと考えているほど、一般の皆さんには暇がなくて、
やらなければいけない事、の中で、流れていってしまう時間がたくさんあろうだろうと思うのです。
    
   
僕は歌を作って歌う事を仕事にしてる人間で、
みんながそこまで呑気に悩んでいられない事を、いつまでも悩み、考え、試し、を繰り返して出来上がった物でお金をいただいて生きている。
 
徹底的に、納得いくまで迷って試して悩んだ結果に、これでいいんだ、
って思う楽曲を、アルバムにして、出そうと思います。
そんな事言って、毎日楽しいんだけどね。
   
たぶん、製品化できるまであと2ヶ月くらい。
がんばります!!
     
売れるか売れないかは、出来上がってからビクビクすることにします。(笑)