今週はG1がなく、日曜日にマーメイドSと、エプソムカップのG3が2レース。
その中から、マーメイドSの過去分析をしてみたいと思います。
このレースの特長は、混戦必至のハンデ戦
軽ハンデの馬の好走が目立ちますが、重ハンデではトップハンデの馬が馬券に絡んでいます。
阪神芝2000mは直線に急坂があり、キレだけではなく、パワーも要するコース。
今年はどんな馬が来るのでしょうか。
□人気
過去10年では1〜3人気で5勝2着2回3着3回。これが直近5年では、1勝2着2回3着0回という散々たる結果に。
2桁人気馬も馬券に飛び込んでくることから、人気に囚われず、選んでみたいと思います。
□馬齢
5歳馬が優秀な成績を残しています。近5年でも安定。ここから軸馬を選ぶのもありですね。
□斤量
53.0kgの馬が好走。前走では55.0kg馬が好走しており、前走比-2.0kgの成績は6勝2着4回3回と優秀。
近5年では、55.0kgと51.0kgの馬が好走傾向にあります。
ちなみに馬体重では、440kg以上480kg未満の馬が8勝2着7回3着8回と好走傾向にあります。
□枠順
中枠が不調。過去10年で馬券に絡んだ1〜3人気馬は全て3枠よりも外の枠でした。
□脚質
ここ直近では逃げ馬は不利な傾向。坂をこなすパワーとキレのある馬を重視。
□上り
上りは5位以上の馬が馬券に絡みやすいようです。
前走でも上り3位以上の馬が、このレースで7勝2着6回3着4回と好走傾向にあります。
前走先行馬でも6位以上の末脚がつかえれば、馬券に絡む可能性が高くなります。
□前走
重賞組の成績が1勝2着3回3着5回。前走G1馬の勝ちはなく、G3組は2着が2回と苦戦傾向に。
条件戦組、特にパールS組の成績が抜けており、直近5年でも4勝2着1回3着1回と好走。
距離は1800mからの馬が好走。
パールS組は5人気以上、4着までが好走条件
前走1600(3勝)クラスは4着まで、1000(2勝)クラスは1着馬が条件
そのほかでは5着以上の成績がほしい。
このレースのポイント
・馬齢4•5歳
・斤量51.0kgと53.0kgもしくはトップハンデ馬
・前走OPクラス以上は、6着まで
・前走3勝クラス(パールS組除く)は4着まで。2勝クラスは勝ち馬のみ
・前走パールS組は4着まで
・前走上り3位以上、逃げ先行馬は上り6位まで
・前走4角2〜9桁番手(ただし着順が1桁着順)
・全走着差、2000未満0.6秒以内、2000以上は-0.1以上
減点が少なかったのは
オスカールビー
サラキア
ミスマンマミーア
リープフラウミルヒ
それぞれをみてみましょう。
・オスカールビー
血統をみるとサンデー×ミスプロです。
このレースはこの組み合わせの相性が良いので軽視できません。
前走御室特別では逃げ切っての勝利。ペースはスロー
2着から5着までが後ろからの馬が来ていることから、よく粘りきったといってもいいでしょう。
正直、展開に恵まれた感は拭きれませんし、このレースで通用するかは・・・
なにせ、逃げの成績はそれほど良くはない。
それでも斤量は前走比-6.0kg❗️
気持ちよく逃げれば、波乱も?内枠をひけば面白い1頭ですね。
・サラキア
3ヶ月半の休み明けの前走福島牝馬ステークスでは勝ち馬から0.4差の5着。
上り4位の末脚で最後伸びるも届かず。ひと叩きして上積みに期待ですね。
持ち時計最速のレースは秋華賞。アーモンドアイに1.0差をつけられ4着でしたが、2着馬には0.3差なので十分力走はしたのかと思い真す。勝った馬が化け物ですから。
ただ今回、実力を見込まれ斤量は、+1.0kgの55.0kg
この斤量だとあまり成績がよろしくない。
しかし、このレースでは斤量1.0kg増は2勝2着2回3着3回とまずまず。
重賞経験があるのでこのメンバーならば期待しても良いのかもしれません。
・ミスマンマミーア
3.5ヶ月の休み明けの前走・烏丸Sでは池添騎手の好騎乗で差し切り1着。
内が開いたところをうまくついて、上り36.1の最速の末脚でそのまま差し切った。
これまで重賞2回挑戦してどれも着外。力の差があったのかも。
前走比2.0の斤量減は、この馬にとっては好材料。
また、悪路でも末脚がつかえるので、今回のメンバー相手であれば、一発あってもおかしくはない。
・リープフラウミルヒ
前走重賞初挑戦で2着と好走。これを実力ととるかどうか。
ランドネ共々、前残りの形にはなったものの、この2頭を除いた7着までが後方からの馬。
しかも、この馬は最後、末足が使えたことから、決してまぐれとは言い難いと思います。
相沢調教師は、馬場が渋れば・・・というように、今週から梅雨入りの予報も。
他の馬が苦戦するならば、この馬にチャンスもあるか?
このほかに中山牝馬S2着のリュヌルージュなども興味あります。
生涯成績3.4.5.6は決して力がないわけではないと思います。
中山牝馬Sは大雪の不良馬場でのレースだったが、人気薄ながら勝ち馬と最後競り合っての2着は評価。
馬場悪も問題なさそうだし、斤量も問題なさそう。
人気通りにいかないレースなので、
人気薄の馬にも注目ですね。
次はエプソムカップをアップしたいと思います。
皆様のご参考になれば幸いです。