今日は世界像について書きました。

 

自分がどんな世界像を持っているのかを

よく知る人はほとんどいません。

 

だからこそ、そこに、

生きやすくなる可能性があるのです。

 

その可能性を実現する方法は、

自分のライフスタイルを知り、

望むものへと柔軟に更新することです。

 

目次

・考えは、世界像で決めている

・自分に本当にふさわしい世界像へ

・今まで通りの方が安心できる感覚

 

■考えは、世界像で決めている

世界像とは、

ライフスタイル(性格)を構成する

3つの要素のうちのひとつです。

 

様々なことについて

自分はいろんな世界像を持っています。

 

その世界像にもとづいて

自分は思考、感情、意志、行動を

決定しているので、

世界像は、なかなか大切なものです。

 

”もとづいて”思考等をするので、

普段の生活の中では

「これが私の世界像だ」などと

認識することは、まずありません。

 

買い物するときに

自然とお金と交換しようと

するような感じです。

 

今自分は

「この世界では、商品はお金と交換するもの」

という世界観を持っている、

などといちいち認識しない感じです。

 

いちいち認識しない世界観を確認することで、

それが自分に、本当にふさわしいのか

確認する機会を持つことができるのです。

 

そうして確認できると、

自分に本当にふさわしい世界観について

検討する機会も持てますし、

本当にふさわしい世界観に更新する機会

持てるのです。

 

それらは何もしなければ

ずっと得ることがない機会です。

 

今の自分に本当に

ふさわしい世界観を持てると、

自然と思考、感情、意志、行動も

それに合わせて更新されていきます。

 

今の自分に最適な世界観となれば、

自然と生きやすくなっていくのです。

 

■自分に本当にふさわしい世界像へ

劣等感を感じるようなことについての

ライフスタイルを見ていきます。

 

ライフスタイルを見る、とは、

次の3つの要素を確認することです。

 

①自己概念

②世界像

③自己理想

 

例えば、

自分は声が小さいから、

他者とうまく交流できない」と

感じている場合。

 

①自己概念

「自分は声が小さい」

②世界像

「声が小さい人は社会に

受け入れられるのは難しい」

③自己理想

「声が小さい自分は、前に出ずに

静かにすごしていた方がよい」

 

上記のように、

こういう感じかな?」と

感じることで①~③を埋めていきます。

 

埋め終わってから全体を見渡して

「あんまりしっくりこないな...」

と感じたら、違和感を感じる箇所

書き直していきます。

 

書き終えたら再度見渡して

うん、そう、しっくりくる」みたいに

違和感がなくなるまで繰り返します。

 

次に、

書き出した世界像以外には

どんな世界像があるかを見ていきます。

 

この場合であれば、

「声が小さい」を即座に”悪いもの”と

見るのではなく、

個性”として見てみたりすると、

他の世界像を見つけやすくなります。

 

そうすると、例えば、

「声が小さくても

受け入れてくれる社会もある」

「声の大小によらない社会もある」

「訓練すると声は望む大きさにできる」

などと他の世界像を見出すことが

できるでしょう。

 

他の世界像を見出すことができれば、

それぞれについての自己理想

確認していきます。

 

例えば、こんな感じです。

世界像

「声が小さくても

受け入れてくれる社会もある」

→自己理想

気の合う人と楽しく過ごしてもよい

 

この場合の自己理想は、

実体験ではなく予想なので

この段階では仮説です。

 

その世界観ですごしてみて

実際にその自己理想となるかを確認します。

 

おそらくぴったりではないので

その後に自分にふさわしいものに

調整していくこととなります。

 

そうして調整を進めて

今の自分にふさわしい自己理想を

見つけることができたときには、

自分らしく生きられている感覚

感じられる、というわけです。

 

■今まで通りの方が安心できる感覚

この取り組みの困難としては、

今まで通りの方が安心できる感覚

感じることです。

 

その感覚ゆえに

「他の世界像を探すなんて意味がない」

「自己理想とかよくわからない」

などと現状維持を促進するような

感情を感じたりします。

 

そうなるのは、

今まで通りの方が

「何が起きるのか」を予測しやすく、

世界像を新しくすると

「何が起きるのか」を予測しづらいため

予測しやすい方に安心を感じるのは

ごく自然なことです。

 

そこで今まで通りに戻れば、

世界像も変わらず、

自己理想も同じままになるので

安心はできるでしょう。

 

しかし、

今感じているいきづらさも

同じになります。

 

生きづらさについて

違いを起こすには、

予測しづらくても

世界像を新しくすることを

負担できる責任の中で行うことです。

 

そこでの困難に立ち向かう心の活力を

勇気」と言います。

 

 

 

 

 

お読みいただき、

ありがとうございます。

 

プロコーチ11年目、常楽でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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