子どもが癇癪を起こしたら、おさまるまで待つor他のこと(好きなおもちゃなど)で気を逸らすしかないので、起こさないために事前に手を打つことがある。



しかし、一つ前のブログのように、3歳以降は、あえて癇癪を起こしそうな場面を作って、気持ちの切り替えを促すことの方が多い。



このきっかけは、療育の先生の一言であった。



「小さいうちは良いかもしれないけど、子どもが大きくなったら、いつまでも親が先回りして対処するわけにはいかないからね。」





確かに、子どもがご機嫌でいられるように、親が事前に何でもやってしまうのはダメだなと思い、


子どもが自分で気持ちを切り替えられるようにするためにしよう、と考えた。



詳細は、一つ前のブログに書いているので、今回は、癇癪を起こさないために事前に行っていることを記載する。



















①その日の大体のスケジュールを朝に伝える(細かくは言わない)



事前に予定が分かっていると、受け入れやすい。(癇癪を起こさずに、その活動に取り組みやすい)


(歯医者など嫌な予定の場合は、直前まで言わない)



我が子の場合、細かく予定を伝えてしまうと、その内容が変わった時に癇癪を起こす。


そのため、午前は〇〇、午後は〇〇とおおまかに伝える。



「何時にするの?」と聞かれても、「何時だったかな?あとでスマホで調べておくね〜」とはぐらかす。







②負けた時は「まあ良いか」と唱える



じゃんけんや勝負事で負けたら癇癪を起こすので、その対処法。


負けるたびに何度も「負けたけどまあ良いか」と一緒に唱える。


そのうち、1人で唱えて気持ちを切り替えることができる。








③落ち着いている時に、癇癪を起こしそうな場面での対処法を一緒に考える



子どもが癇癪を起こしているときに、大人が何を言っても聞き入れられない。(興奮状態のため)


落ち着いている時に、「◯◯のときは、どうしたら良いと思う?」と、子どもと一緒に対処法を考えておくと、たまに出来ることがある。(癇癪を起こさず対処できたら、たくさん褒める)








④変化させると、もっと楽しくなったという経験を積ませる



独特の遊び方を変えてほしい場合や、こだわりを変えて欲しいときに使う。


例えば、

・タイヤをくるくる回して遊んでいる→お店や公園の書かれたプレイマットを敷き、その上を一緒に走らせる。お店で食べ物を買ったり公園で遊んだりといった想定をしながら、一緒に走らせる。


・幼稚園まで決まった道で行きたがる→違う道を通り、花を一緒に見たり、好きな車を見つけたりする活動を取り入れる。


というように、いつものこだわりを変えると、より楽しく遊べた、より楽しくなった、という経験を積ませる。








⑤スモールステップで成功体験を積み重ねる(さりげなく介助する)



着替えや食事など、身辺自立の練習をしているとき。


見本を見せる。(教えっぱなしで良い、できるだろうと期待しない)

スモールステップで行い、できたらすぐ褒める。

失敗しそうなときは、さりげなく介助して成功させる。そして褒める。

途中でやめた時も「〇〇まで出来たね!」と、とりあえず褒めておく。






⑥待つことを練習する



私が家事を終わらせるのを待ってからおやつを食べる、椅子に座ってからおもちゃを渡すなど、


待つ場面を意識的に作り出す。








⑦癇癪直前で声を掛ける



原因が分からないが、今から癇癪を起こしそうだなという雰囲気のときは、


「何かイライラしてることある?」


など声をかけて、子どもから話を聞くと落ち着きやすい。