昔むかし
私がまだエステシャンの卵だった頃、
研修所の鬼教官から教えてもらって以来
ずっと心に残っている言葉。
「感情とホルモンはセットで働く」
だから、
〝何を提供しているのか〟よりも
それによって相手が
〝どんな感情になるのか〟の方が
もっと大切なんだよ〜ということでした。
エステシャンやセラピストは、
トリートメントという形の無いものを提供しているけれど、
それによって心を動かすことができれば
それは形のあるどんなものよりも
その人にとっては価値がある場合もあるし、
感情から、健康状態にまで影響を与えることだってできます
「感情とホルモンはセットで働く」
人から犬へと関わる対象が変わった今でもなお、それは私の座右の銘となっています
緊張や不安で交感神経が作用し
ドキドキした時は、
ノルアドレナリンやアドレナリンといったホルモンが分泌され、心拍数や血圧を上げるよう働きます。
ワクワク♡ウキウキしている時は、
快楽ホルモンのドーパミンが分泌され
やる気を促し集中力や判断力を高めてくれます。
逆に リラックス状態の時は、
副交感神経が作用し
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、精神を落ち着かせたり消化管の運動を調整してくれたりします。
セロトニンは睡眠の質に関わるメラトニンの原料にもなっているので
相乗して質の良い睡眠を促してもくれます
もちろん、興奮性のホルモンと抑制性ホルモンのどちらが良いとかいうものではなく
そのバランスがとても大切なんですよね。
ワンちゃんをDogLuckでお預かりする時も
心地よく健康でいてもらえるよう
遊ぶ時間、リラックスする時間、と
メリハリを考えながら
見守るように心がけています
体の中は目に見えなくとも、
表情やボディランゲージから感情は伺い知ることができますからね