大津波 来たらば共に 死んでやる
今日も息(こ)が言う 足萎え吾(われ)に
こう詠んだ当時79歳の女性が
町を挙げての津波防災教育ののち
こんな短歌を詠まれたそう。
この命 落しはせぬと 足萎えの
我は行きたり 避難訓練
こんな変化を生む防災教育がある!
強くやさしいエネルギーで
一人一人に寄り添い
相手の心と行動を変化させていく。
一般的な防災講座というと
その道の専門家が
上から目線で話をして
ほ~、それはいい話を聞いた。
で終わってしまうことが多く
結局なにも変わらないまま…
片田先生の
防災はモノではなく技術でもなく
災害に自ら向かい合う人に導く
コミュニケーション
という考え方に共感し
感動して一気読みしました。
難しい数式も理論も出てこないので
新書としても大変読みやすいです。