雑誌<舞台『モンスター・コールズ』>2023/12-2024/03 | =A MY ROOM~ゆりりんの部屋=

=A MY ROOM~ゆりりんの部屋=

佐藤勝利くんとSexy Zoneさんのお仕事記録メモ
なんか消えてしまったのでぼちぼち復元中・・・
(差し支える画像は削除しています)

こんばんは(。・ω・)ノ゙

 

 

本日8/17ですが

3/31付けでUPします。

やっと終わった・・^^;

 

前の雑誌と内容重複する部分は基本書かないので

その雑誌にその内容が載っていないということではないです。

 

モンコルの雑誌、どれもビジュ

めっちゃ良いですね ayaキラキラ

 

 

 

 

『BEST STAGE』2024年2月号 2023/12/27 

(※インタビュー/グラビア 12ページ)

 

原作の小説に映画、イギリス、アメリカでの舞台公演を経て日本初演。僕はそのバトンをしっかり受け取って、また次へとつなげることができるように努めたいと思っています。もともとコロナ禍がなければ20年に上演していた作品なので、やっと実現するなと。ただ、実現を待っていた分だけ様々な経験ができているので、それも活かしながらつくっていきたいです。

 

21年に『ブライトン・ビーチ回顧録』に出演する前・・・ストレートプレイの舞台に立ったこともない、それが何たるか何も知らない状態でこの戯曲を読んだときの純粋な感想を大事にやりたいですね。とにかく、僕にとってすごく刺激になりそうです。イギリスの演劇と言えば古くはシェイクスピア時代の作品から憧れですけど、日本の演劇も僕はすごい!と思っていて。今や負けていないと思うんです。そんな日本の演劇界で、イギリスの演劇をやれる幸せ・・・自分のできることを全力で注ぎ込みたいです。

 

コナーと僕は似たような境遇もあるんですよね。だから共感できる役だと思っています。自分がこれまで味わった感情などを大切に使いながら演じていければなと。

 

『ブライトン・ビーチ回顧録』でも幼いころからを演じる役でしたが、演出の小山ゆうなさんから"子供っぽくして"とは言われなくて。そのとき教えていただいたのは、演じる人がどう思うかで動きは変わる。(胸に手を当てて)ココを動かしてください・・・ココを信じてください、と。だから今回も13歳だからどうしようとかは考えていません。舞台って、そういうことを成立させるマジックがかかりますし。役と同じ経験をしていなくても、何かつながるところを自分の中から探して演じてみることになるのかな・・・難しいとは思いますね。

 

(海外の方の演出を初めて受けられることについて)

ある程度の英語はわかるように用意していくことになると思いますが、通訳の方もいらっしゃるので助けていただきつつ。いつもよりも積極的にワードを増やしていく必要はありますよね。僕はイギリスという国や文化が好きなので、そういったお話ができることも楽しみにしています。僕の生い立ち、人生のことはコナーとリンクするところもあるので、サリーさんとうまくコミュニケーションを取りながら、いろいろ見つけていきたいです。

 

-どこかのタイミングで芝居のレッスンを受けたりしたんですか?

いえ、特別なレッスンに通ったりはしていません。14歳からステージに立ち続けていること。それがたとえストレートプレイとは異なるものではあっても、人前に立つという基礎、土台はすでにあったと思います。

-"演じる"というテクニックも、『ブライトン・ビーチ回顧録』の時点で感じられました。

お恥ずかしい話ですが、本当に特別何か準備をしていたわけではなくて。事務所にもそういう類の稽古はなかったので、その場その場で演出家の方に教わったことを必死にやってきただけなんです。好きですから、演劇が、舞台が。そして日本語・・・言葉で表現することが好き。伝える、伝わるとは何か・・・そういうことはこれまでもすごく考えてきました。だから僕がしてきたことと言ったら、"好き"の気持ちを持っていたということにほかならないでしょうね。ずっと、舞台をやりたい、舞台が好きだと思ってきたこの気持ちが大きいと思います。

 

事務所の先輩からもたくさん教わってきていますし。特別に習いにいかなくても、身の回りに学ぶべきもの、先輩がいらっしゃる環境に恵まれていますから。

 

こういうことは巡り合わせとタイミングなので、偶然だと思うところもありますが、作品には恵まれていると思います。それは共演者や演出家の方々も含めて。ただそれを逃すか、逃さないかかもしれないです。

 

ドキドキの連続ですよ。『ブライトン・ビーチ回顧録』の初日なんて、"僕の台詞が止まったら終わる・・・終わっちゃうじゃん!"って(笑)。でもやり遂げることができた。1本の作品をやり遂げることは僕の夢だったから。今の僕の土台になっているのは、『ブライトン・ビーチ回顧録』の経験が大きいんですよね。

-ご自身の自信にも・・・。

なりました! 新型コロナウィスルへの対策による制限の中でお客さまも声が出せないながらも、コメディ的なシーンでは思わず笑いがこぼれてしまったリアルがすごく嬉しかった。表現を届けようとする中で大変なことはたくさんありますけど、今の時代、やろうと思えばできるんだ!という経験を得られたことも、今後の僕にとって財産になると思っています。でも、お褒めの言葉はたくさんいただいたけど、信じないようにもしています(笑)。まだまだ知らない世界や作品があるので。

-『モンスター・コールズ』で、また新しい何かを見つけられるんでしょうね。

そうでないとダメですよね。きっとまたもがくと思います。演出のサリーさんに引き出していただけるよう、頑張るしかないですよね。

 

目の前に見てくれる人がいてその人たちの顔が喜んでいる。その楽しさったら!!(笑)。当然、こちらの表情も違うと思います。無観客、配信で見せることをコロナ禍で経験して、改めて人前で何かを表現して喜んでいただくことが僕はこんなにも好きなんだと実感しました。

 

(2023年を振り返って)

2度目の『SHOCK』を経験させてもらって、自分の思いと相手に受け取ってもらえるものがつながることの難しさを改めて感じましたね。演じるうえでの感情は大事だけど、それを真っ直ぐ伝えるにはどうしたらいいか。そんなことを深める努力をした年だったかな。Sexy Zoneとしてはアリーナツアーにドームツアーと充実していたのが嬉しかったです。

 

 

『STAGEnavi』vol.87 2023/12/27 

(※インタビュー/グラビア 6ページ)

 

(英国のクリエイティブチームと日本人キャストによる日本初上演)

通訳さんもいらっしゃるとはいえ、英語でコミュニケーションをとるためにいつもより積極的にワードを増やしていかないとと考えています。とはいえ、稽古場で動いてジャッジしてもらうみたいな感じかな。日本語で演じるものが、演出家さんにどう伝わるのか。そこはすごく興味ありますし、日本人同士と違う感覚でのやり取りも面白そうだし。どんなふうにコミュニケーションが進んでいって、最終的にどういうかたちになるのか楽しみですね。

 

(舞台美術もアーティスティック)

吊りロープを駆使したモンスターの描き方といい、視覚的にも面白いと思います。アンサンブルさんの動きと一緒に感情を表したりするし、着替えたりも舞台の上でするので、僕も出ずっぱり。セットはシンプルですけど、大掛かりな演出もありますし。言っちゃえばフライングなんですけど、その言葉のイメージに引っ張られないように、その分、より一層、役としてそこにいないと。

 

(13歳を演じることに対する意識)

14歳を演じた『ブライトン・ビーチ回顧録』でも演出の小山さんには、"子供っぽくして"とは一度も言われたことはなくて。"演じる人がどう思うかで動きは変わるし、それでいいし、ここ(と胸に手をあてる)を信じてください"というスタンスだった。海外の演出家さんもそういう方が多いと思うんですけど、僕の父も闘病していたので、コナーには共感するところが多いんですよね。当時は19歳でしたけど、14歳でこの世界に入っているので、ある意味、子供のままでしたし、自分が味わった感情はコナーと一緒でしょうし、その感情を大事にして演じたい。ダーク・ファンタジーですけど、物語の本質はヒューマンドラマ。そのバランスも面白いし、めちゃくちゃいい作品。泣いちゃいますよね。演出家さんもおっしゃっていますけど、シヴォーンさんがアイデアを書いて、パトリックさんが小説にして、僕ら演劇はリレーで言ったら第三走者で、アンカーがお客さん。僕らはバトンを渡す側だから、しっかり『モンスター・コールズ』を読み解いていかないといけない。

 

(付き合ううちに大切さがわかった存在)

この作品のように近すぎる関係につなげていうなら(笑)、聡ちゃんがそうかもしれない。プライベートでも結構遊んだりするけど、出会った頃はここまで仲良くなるとは想像してなかった。最初はお互いになんとなく遠慮もあったし、年も近い中、向こうは歌でメインボーカルとしてフィーチャーされたり、逆に僕が曲の中で台詞を言ったりとかして、お互いにいろいろ思ってたんじゃないかな。でも、メンバーとして一緒に時間を過ごしているうちに仲良くなって。聡ちゃんは人がいいから。みんな、聡ちゃんが好き。

 

(この4年で舞台人・佐藤勝利が得たもの)

自信もそうですし、言葉の伝え方とか。演出してくださった小山さんは、"なんでもいい"が口癖だったんですけど、それはすごい衝撃でした。でも、やってて楽しかったですね。心が動かなきゃしょうがないってことだと思うんですけど、大事なのは"あなたがどう思ったか"ともよくおっしゃってました。もちろん、全然違っていたら修正はありますけど。それは小山さんのスタンスですけど、舞台を経験することで自然と学べることはいっぱいあったなって。そうして得たものは、今回の舞台にも活かすしかないですよね。

 

(2024年はどんな年にしたい?)

グループ名も変わりますしね。個人的には舞台から始まりますし、舞台に全力で取り組むとともに、それと並行してグループとしての大事なことも決めていかなきゃいけない。新しい名前の認知度を上げていかなきゃいけないですからね、舞台の期間中も皆さんに見えないところでメンバーといろいろやり取りしたり、すっごく動いていると思う。

 

 

『STAGE SQUARE』vol.66 2023/12/27 

(※インタビュー/対談 6ページ)

佐藤勝利×山内圭哉

 

佐藤:今日が初対面、写真で見た上半身裸のモンスターが山内さんの第一印象

山内:勝利君のお芝居を観たことがなくて

佐藤:先日、銀粉蝶さんが出演する『ねじまき鳥クロニクル』を観劇、経験豊富な方ばかりなので、学びたいことはものすごくある

 

山内「演劇好き?」

佐藤「好きです!たくさん観ているわけではないですけど、下北沢の小劇場には足を運んだりして、定期的に観に行ってますね。マームとジプシーとか・・・」

山内「いいねぇ。演劇好きの若い人がいるとちょっとホッとするよ。ここ最近はチケット代も高いし、演劇を楽しめる若者が育っているのか不安になることがあるからね。そういう意味でも若い人に影響力のある勝利君みたいな子が演劇好きでいてくれるのはすごくうれしい。俺らが普段出演する芝居の客席、ほぼ大人やもん(笑)」

佐藤「あと、ブロードウェイミュージカルを観に行くことも多いです。僕の場合はミュージカルやショーが基礎になっているので」

山内「俺より全然観に行ってるなぁ。『モンスター・コールズ』はショーとは違うから、「ちょっとやりたいな」みたいな(笑)?」

佐藤「そんなことはないです(笑)!ずっと演劇に挑戦したいと思っていたんですけど、なかなか機会がなくて。今回はストレートプレイ2作目なので楽しみです」

 

子供のころにした不思議な体験

佐藤:小学校低学年の時、同級生たちと地元にある森っぽい公園に行った、散策中に班から離れて単独行動をしたら森の精霊がいるような不思議な雰囲気の場所に迷い込んだ、すぐ戻ったけどもう1回行こうとしても見つからない、本当にその場所があったかもよく分からない

 

山内「俺はこれまで、森田剛君や加藤シゲアキ君、桐山照史君と共演してきたけど、みんな"芸能アスリート"と言うか。最初に共演したのが森田君やったけど、芝居はできるわ動けるわで、びっくりした。(中略)"常に色んなアンテナを立てて、色んなことに挑戦しているからできるのか。なるほどな"って思ったもんね」

佐藤「みなさん、色んなジャンルの仕事を経験されてますからね」

山内「そう、この間も「関ジャニ∞のあとはご自由に」という番組で関ジャニのみんなと即興芝居を一緒にしたんやけど、アンテナの立ち具合が全然違う!今日飲む酒のことしか考えてない小劇場の連中なんかより全然立ってる(笑)。みんな、「自分ができることは何だろう」ってずっと考えてるでしょ」

佐藤「常にそういう環境にいる人たちはすごいなと」

佐藤「僕も頑張ります!」

 

山内「さっき、「ストレートプレイは2作目」言うてたけど、前回はどんな作品やったん?」

佐藤「『ブライトン・ビーチ回顧録』というニール・サイモンの作品で」

山内「ニール・サイモン!?俺も出たことないのに(笑)!」

佐藤「何かすみません(笑)」

山内「どうだった?難しかった?」

佐藤「難しかったですね。1930年代のアメリカの笑いは、日本語に翻訳し切れない部分もあったりするので」

山内「海外の戯曲って、時代や文化的な背景、価値観を知っているかどうかで全然変わってくるもんな。それは俺も経験がある」

佐藤「知ることがまず大事ですよね」

山内「しかし初舞台が海外戯曲か。そら大変やったな」

佐藤「元々は『モンスター・コールズ』が初舞台の予定だったんです。でもコロナ禍で延期になってしまって。最初に台本を読んだ時から4年も経っているので、ピュアな気持ちをいかに思い出せるかが大事なのかな、と。『ブライトン・ビーチ回顧録』を経験したことで、ヘンにテクニックに走らないようにしたいと思っています」

 

 

『J Movie Magazine』Vol.102 2024/01/04 

(※インタビュー/グラビア 8ページ)

 

(13歳の頃はどんな子どもだった?)

事務所に入ったのが14歳のときだから、その1年前・・・・・その頃はまだ普通の中学生でした。陸上部で毎日練習に明け暮れる日々を過ごしていましたね。年の離れた姉と兄から可愛がられていたし、姉兄の友人にもよく遊んでもらっていたので同級生よりは知っていることも多かったし、末っ子特有の人から嫌われないようにする社交術を身につけているような子どもでしたね。あとは普通にクラスの人気者でした。おもしろいことが好きなので、休み時間にはよくふざけて友だちを笑わせていましたね。

 

(コナーに共感できるところ)

僕も父を亡くしているので、闘病中の母親に寄り添うコナーの感情に共感できたし、実際、泣きながら台本を読んだんです。それもあって、"これは僕の物語だ"と感じました。コナーを演じている自分を想像すると、きっと辛いんじゃないかなってやっぱり思います。でも、僕にしか演じられないと思えるから、その辛いという気持ちを大切にしながら当時を振り返って演じたいです。大人でもない、かといって子ども過ぎるわけでもない思春期の多感な少年として舞台の上で生きられたらって。あと本作の本質は家族の愛や少年の成長という人間の本質の話なので、演じる者の責任として、そこをしっかり伝えたいと思っているんです。

 

(事前に何か準備していることはあるか)

とくにないです。本当はいろいろやりたいことはあるんですけど・・・・・。僕、体験していないことや経験していないことはなるべく自分でも経験してみたいタイプなんですよ。『ブライトン・ビーチ回顧録』のときは稽古の前に物語の舞台になっているニューヨークのブライトン・ビーチに足を運びたかったけど、コロナ禍で渡航できなかったのは残念でした。『ブライトン・ビーチ回顧録』のときに限らず、そういった感じのことはどんな作品でもわりとやるようにしています。逆にそれぐらいやらないといけないかなと思っていて・・・・・。僕自身がどこまで自分をもっていけるかっていう感じで勝手にやっていることなので、必ずしもお芝居に必要なことではないと思うんですけど。多分、僕が役を引き受けることの意味をそういうところに見出しているのかもしれないです。皆さんに"佐藤勝利にこの役を演じてもらって良かった"と思ってもらいたいし、任されたからには全力を注ぐのは当たり前という想いからなのかな。芝居をテクニックで考えていないので、自分を追い込むぐらいじゃないとその役を演じられないのではという気持ちからの行動なんですが、結局は負けず嫌いで不器用な人間なんです(笑)。

 

-佐藤さんが思う舞台の魅力って何でしょうか。

舞台は映像作品のように編集ができないじゃないですか、目の前のお客様の反応がダイレクトに伝わってくるし、それだけやりがいも大きい。この間、歌番組で久しぶりにお客様を入れてパフォーマンスしたんです。参加してくださった方たちの表情も違うし、僕らも楽しいし、"目を輝かせて喜んでくれる人がいるって幸せなことだな、この仕事が好きだな"ってあらためて思いました。コロナ禍で多くのエンタメが自粛するなかで、『ブライトン・ビーチ回顧録』は千秋楽を無事迎えることができたんですね。当時は『劇場の灯を絶やすな!』を合い言葉に、関係者の皆さんの頑張りもあって、配信などで消えそうな灯りをなんとか灯し続けることができたんです。僕はこんな素敵なものがなくなるだなんてありえないとずっと思っていたし、そのために僕たちの世代も頑張らないといけないと思った。何が言いたいのかっていうと、帝国劇場でデビューした自分は劇場で育ったようなものだから、舞台は僕の人生そのものってことなんです。

 

 

『POTATO』2月号 2024/01/06 

(※インタビュー 1ページ)

 

エンタメっていろいろあるけど、客席で見ていて僕が一番心にくるのは、何もフィルターがない演劇なんだよね。純粋に受け取れるというのは演劇のよさだと思うし、舞台ではウソがきかないからこそ、自分が立ったときのやりがいも強い。舞台に立てる喜びは日に日に大きくなってる気がする。それに僕自身、劇場で育ててもらったようなものだから。帝国劇場でデビューして、劇場とはゆかりがあるし、そこには、僕の人生が詰まってるのかなと思うよ。

 

(理想の観劇スタイル)

僕は知識ゼロで見たいタイプ。

歴史ものは予備知識を入れたりもするけど、基本的にパンフレットは眺めるぐらいにとどめるかな。

 

(近況)

"ゆとたいたい"と会ってるよ。

髙橋優斗、岩﨑大昇、佐々木大光のことで、「こう呼ばれてるんです」って本人たちが言ってたから!

相談に乗ったり、相談に乗ってもらうこともあるよ。

 

 

『TVガイド』1/19号 2024/01/10 

(※インタビュー/グラビア 4ページ)

 

この作品は4年前、コロナ禍がなければ上演していたので、満を持して、やっと実現するなという思いです。

 

コナーはモンスターと交流しながら自分自身と向き合っていくことになりますが、何か問題や悩み事があった時、僕は人に相談するより、まず心の中で自分と話しますね。昔からですけど、めちゃくちゃ話しています。もちろん、モンスターみたいに導いてくれるような人も周りにいっぱいいましたよ。メンバーもそうだし、先輩、家族、スタッフさん。でも27歳になった今、もう厳しく言ってくれるような人はなかなかいなくなった気がして。言っちゃいけないみたいに思われているのかもしれないけど、それは寂しいじゃないですか。だから僕は後輩とかにも、もちろん言い方とかはすごく考えますけど、言う時はちゃんと言うようにしています。優しいことだけを言うのって全然優しくないと思うから。僕の親もすごく厳しかったんですけど、そういう存在になれたらいいなっていうのもあるし、何より、絶対に大事だと思うんですよ。

 

僕は皮肉屋だから、できていないのにできている感を出すのが好きじゃないし、やっぱり本物に挑戦したいし、本質を知りたい。僕はそういう環境で育ってきていないから、どんどん外に出て、学びたいなって思っているんです。

 

原点というか、演劇を好きになったのは、多分、劇団四季のミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」を観劇したのがきっかけだと思います。事務所に入るちょっと前、小学生の時かな?授業で見たんですけど、純粋に面白いなって思いました。それを学芸発表会かなにかで、うちのクラスでやることになって。僕はペドロっていう役で、重要だけど、主役ではなく。それもなんか僕らしいというか(笑)。数年前久しぶりに見に行ったんですけど、感慨深かったですし、やっぱり好きだな、ミュージカルって良いなって思いました。

 

僕は帝国劇場でデビューしたし、劇場で育ってきたようなもの。すごくゆかりがあると思っているし、やっぱり大好きだから、これは自分の人世をかけてやることだなと思っています。

 

Q "モンスター"級にハマっているものは?

観葉植物。

スタッフさんからガジュマルとかをいただいたのがきっかけだったんですけど、今ちょっとずつ増えてきていて。精神的にリラックスできるし、水やりとかも楽しいし、面白いです。

ちょうど昨日、サンスベリアを買ったんだけど、そもそもそんなに詳しくないから、簡単なのが良いなと思って探していたんです。その中で、サンスベリアは自分の理想というか良いなぁと思って。どっかにないかなと思いつつ、何となく好きなお店に入ったら置いてあって、「もう見つかった!」と思ってうれしかったです。

 

 

『mini』2月号 2024/01/12 

(※インタビュー/グラビア 4ページ)

01、アイドルしょーり。

-アイドル・佐藤勝利の魅力って、ご自分ではどこにあると思いますか?

うーん、想いの強さは買ってもらえてるのかなあ・・・

-ファンの方へとか、エンタメへの?

うん、それとグループへの。ファンの方はグループを好きでいてくれているんだと思っているので。

-セクラバに言われて印象的だったこととか嬉しかったことは?

よくファンの方から、踊りに関して僕を見ないと振付師が付けたオリジナルの振りがわからないって言われていました。よく言えば真面目、悪く言うと色がないってことでもあるんですけどね。僕はダンスの経験も何もなくこの世界に入っているので、まずは基本をきちんとしようって意識があるし、個性は基礎の上に乗せるものだと教わっているんです。だから基礎や基本は大事にしています。個性が出てこないっていう悩みはありますけどね。

-インタビューで、いつもウソなく誠実に答えているイメージがあるんですが、そういうことは意識していますか?

ああ、でもアイドルとしては、逆のほうがよくないですか(笑)?もっと繕ってうまく立ち回ったほうがいいというか。

-そうしないのは?

性格的にそうできないし、したくないってこともあるけど、僕はそもそも誰かに憧れてとかではなく、何も知らずにこの世界に入ってきたので、もしかしたら自分の中にそういうアイドル要素がないのかもしれない。でもうまくウソをつけないのは自分が一番よくわかっているし、ファンの方にもバレちゃうと思うから、正直でいるっているスタンスです。

 

02、ぶたいしょーり。

(モンスター・コールズの話)

-舞台の魅力って?

演劇に携わっている人たちって、人間の本質をずっと考えていると思うし、同じ板の上に立つと本質がすぐわかってしまうんですよね。それに舞台は編集がきかないし、映像のマジックはないし、ウソがきかないから、"本物"を感じるのですごいやりがいを感じます。自分はちょっと皮肉屋だから、テクニックに頼ったりしたくないし、できないのにできる振りをしたくないし、逆にできる振りをしている人をちょっとバカにしちゃうところがある。こんな性格だからこそ、本物に携わりたいという気持ちが強いし、表現することの真髄や知性が詰まっているのはやっぱり演劇だなと思います。あとはシンプルに、自分が観客の立場のとき、何もフィルターがないからダイレクトに心が揺さぶられるのが演劇なので、魅力を感じています。

 

 

『act guide』2023 Season18 2024/01/24 

(※インタビュー/対談 6ページ)

佐藤勝利×サリー・クックソン

(抜粋)

-13歳の少年コナーを佐藤さんに演じてもらうことで、どんな新たなコナー像が生まれていくのではないかと考えていますか?

サリー「最初にお会いした時に、「あ、この人はコナーだ」って思いました。13歳ではないことは分かっていましたが、12歳ぐらいに見える(笑)。でもそれは有利なことだと思っています。既に稽古では相当大変なこともやってもらっていますが、とにかく勝利さんが素晴らしく、今までにないコナーを演じてくれるだろうという確信を持っています。非常に頭脳明晰で、しっかりと役を理解し、捉えている。しかもこの難しい少年の役を、表面だけではなく、一番深いところまで掘り下げてくださるだろうと期待しています」

 

-稽古自体はまだ3日目とのことですが、その感触のほどは?

佐藤「サリーさんとの稽古は、日本の進め方とは違う面もたくさんあるのでとても刺激的です。例えば一つの役について、キャストはもちろん、スタッフさんも含めてカンパニー全員で話し合ったりするんですよね。日本だと基本的にその役を得た俳優が、責任を持ってその役を引っ張っていくと思うんですが、サリーさんの稽古ではみんなで作っていく。でもそれってある種理にかなっているなと思いますし、作品の作り方としてすごく純粋。今はまだ麓に立ったばかりなので、これが頂上まで登った時にどんな景色が見えるのか。すごくワクワクしています」

-カンパニー全員で役を作るとのことですが、その内容をもう少し詳しく教えてもらえますか?

佐藤「"キャラクターブログ"というものらしいですが、僕を中心にその周りを他のキャストさんが円で囲みます。そこでまずコナーの頭の中にある悪夢だと思うものを、皆さんが想像して僕に投げ掛けます。それらの中からあるキーワード--コナーにとってはとてもきつい言葉--が出た瞬間、その言葉だけを僕に投げ掛け続けます。で、僕はそれを受け止めて、声だけでその言葉を弾き返す、という感じです。お芝居ってその状況じゃないものを作るようなことだと思うんですが、それを稽古の段階で実体験できたことがすごく新鮮で。もちろん苦しい時間ではありますが(苦笑)、心がどう動くか、という一番難しい部分をコナーとして経験できたのは、とても大きかったと思います」

サリー「立ち稽古を前に、コナーという役にとって最も重要なことを経験してもらいました。それはコナー少年が、常に苦しみや秘密を根底に抱えているということ。これは勝利さんだけでなく、キャスト全員に理解してもらうことが必要だと考えています」

 

-この日本版だからこそ新たに挑戦したいことは?

サリー「視覚的な部分は全て、18年に作られたもの(初演版)と同じです。ただ今回演じるのは全員日本の俳優さんであり、皆さんが多くの新しいアイデアや日本の文化を私に与えてくださっています。その点はぜひ生かしていきたいと思っています。もちろん西洋のストーリーなので全てを日本色に変えることはできませんが、内容としてはとても普遍的。そこはうまいこと西洋と日本の文化のさじ加減を見ながら、俳優の皆さんが自分たちのものにできるような作品へと手直ししていけたらと思っています」

 

-日本の観客は初めてサリーさんの作品に触れます。どんな体験をお届けできたらと思いますか?

サリー「まずはお客様にエンターテインメントとして楽しんでいただきたいと思っています。そして私にとって演劇とは何か?というと、俳優とお客様が一緒になって想像上の旅に出ること。それはTVとも違いますし、リアリズムに基づいた映画とも違う。決して自然主義的ではない、俳優の皆さんと一緒に作り上げたこの想像上の世界を、ぜひ一体となって経験していただければと思います」

佐藤「サリーさんが仰った「エンターテインメントとして楽しんでほしい」というのは、僕も強く共感するところです。舞台上では天井からつるされたロープでいろいろなものが表現されていくのですが、観た方の自由な発想によって、いかようにも想像を膨らませることができると思います。その面白さをぜひ感じてほしいですし、あとは冒頭にもお話ししたこの作品の"美しさ"。そこもぜひ楽しんでいただきたいなと」

 

(ライターさんコメント)

話し出すと止まらず、たびたび通訳さんに「ごめんね」をしていたサリーさん。

彼女に負けず、ピッタリな形容で次々言葉を紡ぐ佐藤さん。

本当に稽古3日目? 二人ともすごい!

 

 

『TV fan』3月号 2024/01/24 

(※インタビュー/グラビア 2ページ)

 

(ストレートプレイ2作目、共に海外の戯曲)

朗読劇の『ハロルドとモード』もそうだし、不思議な縁ですよね。海外の戯曲は僕の1つの色になっている気がして、なんだか面白いなと思っています。もちろん日本の戯曲も大好きだから、いつか挑戦してみたいという気持ちも持っているけどね。

 

(海外の戯曲ならではの面白さ)

海外の作品を日本でやる、というと大変そうなイメージがあるかもしれないけど、原版をどう日本語に変えていくか考える作業はすごく楽しい。ただ直訳するのではなく、僕はその言葉の持つ意味を考えたりタイプだしね。今作でも"この日本語だと伝わりづらいよな"と感じたところは、演出のサリーさんや翻訳の常田(景子)さんに相談するようにしています。僕は翻訳家ではないけど、「翻訳の壁」を感じる瞬間はたくさんあるし、そこは悩みながら演じてる。サリーさんたちは、パトリック・ネスさんとシヴォーン・ダウドさんが描いた原作のアイデアをすごく大切にされていて。日本語にすることで変わってしまうところもあるかもしれないけど、僕たちもサリーさんと同じように原作へのリスペクトを忘れずにさえいれば軸はぶれないと思ってます。そこをなくしてしまうと、カンパニーとして大切なものを見失ってしまう気がするので、大事にしていきたいです。

 

(イギリスのクリエイティブチームが製作を担当)

実際にイギリスの舞台版の映像を見てみると、言語が英語だからかもしれないけど、テンポが割りと速い印象を受けました。英語だとそもそもの言語数が多いし、日本語で同じことを伝えようとしてもリズムや長さが全然違いますよね。だからイギリス版をそのまま日本版にトレースしてしまうと不自然な気がしたので、日本語として話すときの間を大切にしています。セリフだけじゃなくて、演出自体も速い。転換も自分たちでやっているので、そのタイミングを逃さないように気を付けています。僕がきっかけになって、動きやセリフがスタートすることも多いから、1つズレるとカンパニー全体が困惑してしまうんです。

-責任重大ですね。

頑張ります! 見どころと言えば、ロープを使って表現するエアリアルのシーンかな。大前提としてショーのフライングとは別物だけど、大変さで言うと同じくらいかも・・・。そして分かってはいたけど、僕はずっと出ずっぱりです! 着替えもその場でする予定だし、アンサンブルの皆さんと一緒にコナーの感情を動きで表現したりもするので、余すことなく楽しんでください。

 

 

『Stage fan』vol.34 2024/01/26 

(※インタビュー/グラビア 5ページ)

 

(イギリスのクリエイティブチームとの現場)

日本のクリエイティブチームとは根本から違う気がしています。僕たちが慣れているのは外側から作品の枠組みを作っていくスタイルだけど、イギリスでは内側から作っていく。

驚いたのは向こうでは本読みをやる文化があまりないということ。今回は僕たちのスタイルに合わせて本読みをやってくださったのだけど、そのやり方も全然違ってた。僕は本読みの段階からマックスで挑むのが当たり前だと思っていたけど、演出のサリーさんからは「それは急に山の頂上を目指しているようなもの。まずは普通に読むだけから始めましょう」と言われて。カルチャーショックを受けました。

稽古場で、僕の隣の席が山内さんなのでよくお話をさせてもらっているのですが、僕の不安な気持ちを素直に打ち明けたことがあって。すると山内さんは「それを楽しむ現場なんだから、楽しんでいこうよ!」と言ってくれて、その通りだなってハッとさせられました。サリーさんが現場を山に例えていたように、新しい山を登る冒険なんだと捉えるようになったんです。僕がまだ体験したことがないものばかりなんだから、怖いと思うことは当たり前。怖さもあれば、楽しい事も沢山ある。今はこの現場に身をゆだねて、楽しめばいいんだなと気付かされました。

 

(サリーさんとの会話の中で印象的だったこと)

稽古が始まって何日かしてから、サリーさんがキャストそれぞれに「話しましょう」と時間を作ってくれたんです。きっと「作品を一緒に作るにあたって、何も話さずに進めていくなんておかしいよね」という感覚なんだと思う。ある種の顔合わせのようなものだったのかなぁ。最初にサリーさんに呼ばれたとき、いっぱい資料を持っていったの。そうしたら「コナーという役は大変な役だけど、稽古で困っていることはありませんか?」って、ざっくばらんに聞いてくれたからビックリした(笑)。

-佐藤さんの印象など何か言葉はもらいましたか?

サリーさんは英語で「ブレイン」と言ってくれました。「頭がいい」というニュアンスだったのかな。きっと話し方や役への着眼点から、そう思ってくれたんだと思う。演劇をやっている方は人の本質を見抜く力が備わっている。演劇は「編集」という映像マジックが使えない分、ウソがきかないからね。演劇には"ホンモノ"が詰まっているはずだし、僕もそのホンモノを見せたいです。

 

(仲間とともに憧れの舞台を目指して)

僕ってものすごく野心家らしいんだよね(笑)。だから僕は、やっぱり国立競技場を目指したい。誰だって目指していいわけだし、そりゃあ追い掛けますよ。できた・できないという結果は関係なく、「この人たちと一緒に目標にたどりつきたい」という思いを持って走ること自体が大事だからね。でも僕は、心の底から彼らとならたどりつけると信じています。・・・あんまり僕はこういうことを言うタイプじゃないんだけどなぁ(笑)。これが今のリアルな気持ちです。

 

 

『CHEER』vol.42 2024/02/01 

(※インタビュー/グラビア 9ページ)

 

(4年の時を経ての幕開け)

"やっと実現する"というのが率直な気持ちです。最初に戯曲を読んだときの純粋な気持ちを大切にしながらも、この4年間の経験が活きたらいいなと。ストレートプレイ、ドラマ、ミュージカルと、いろいろな経験を積ませていただいたので、とくに初のストレートプレイ『ブライトン・ビーチ回顧録』のときに演出の小山さんからいただいたアドバイスだったり、東京芸術劇場、京都劇場で芝居をした経験は自分のなかにしっかりと刻まれていますからね。逆に『この経験がなかったら、どうしていたんだろう?』って思ってしまうくらい。

 

(13歳の少年を演じる)

台本を読んで僕がコナーから受けた印象は"繊細くん"で、やさしいんだろうなと思いました。それゆえに、苦しんでいるんだろうなと。演じていて心が苦しくなるようなシーンやセリフがたくさんあるので、稽古はスタッフのみなさんがすごく気にして、ケアをしてくれるんですよ。1日のはじまりは必ずウォームアップをするし、ストレスがかかるシーンの後は必ずオフの時間をつくってくださる。すごく良い環境のなかで、稽古ができていますね。

 

(英国流稽古)

立稽古の前にセリフのある役者たちが小さい部屋に集まって読み合わせをするんです。それも毎回必ず。そこで、役がどういう気持ちなのか話し合ったり、それ以外でも疑問があれば聞いたり、全員でアイデアを出し合ったり・・・・・役者はもちろん、スタッフさんも含めて、カンパニーが一丸となってひとつの作品をつくるということを大切にしている印象を受けます。日本では空気を読むこと、言葉にしなくても察することが必要とされるところがあるじゃないですか?でも、イギリスは逆。"10言わないと10わからないよね。だから、10ぜんぶ言い合おう"という感じ。どちらが正解というわけじゃないけど、僕はイギリスのこのやり方はすごく理にかなっているなって思ったし、良い刺激をたくさんもらっています。本当にね、ひとことで言うなら最高!毎日すごく大変だけど、同じくらい毎日すごく楽しいんです。

 

(海外チームならではの大変さ)

2ヵ国語が飛び交っているので、正直なところやっぱり混乱しますよね(笑)。英語も勉強してこなかったわけじゃないので、自然と拾っちゃう部分もあるじゃないですか?コミュニケーションの方法として、僕も英語を使いたい気持ちもあるし。2ヵ国語が飛び交っているから、いつも以上に頭をつかうんですよ。家に帰ったら、"言語"というものをシャットアウトしたくなるくらい(笑)。台本も2ヵ国語で書かれているんですよ。それもあって、ついつい英語でセリフを言いそうになっちゃったり・・・・・。僕は、もともとひとりで旅行するくらいイギリスは大好きな国で、カルチャー、音楽、ぜんぶが好き。だからこうしてイギリスチームと仕事をできていることが本当にうれしいんです。

 

(悩みにぶつかったときどう乗り越えてきた?)

僕は、悩みへの耐性が尋常じゃなくあるので、読者の方には参考にならないと思います(笑)。アドバイスできるとしたら・・・・・デジタルデトックス!今年からインスタグラムをはじめた関係でスマホに替えたんですけど、昨年10ヵ月間はスマホを使っていなかったんですよ。いわゆるガラケー。それまではお風呂にスマホを持っていって仕事をしたり、なんだかんだスマホをさわっていたけど、ガラケーにしたことでそれがなくなって仕事とプライベートがうまく区切れるようになったんです。

 

(演劇、アイドルという仕事が大好きなのだなと)

うん。好きですね。このお仕事は、僕の人生を懸けて向き合っていきたいものです。

 

(自身を動かす原動力)

なんなんですかね?求められているということを、すごく自覚しているかもしれないですね。それはとらえ方によっては、エゴだと思われるかもしれないけど。でも、求められていることを自覚して、それに応えようという覚悟のある人しかこの仕事を続けていられないんじゃないかな。僕は自分がしたことで人が喜んでくれることが大好きだし、大事だと思っている。僕を求めてくれる人がいる以上、応えたいんです。そのためにがんばることは得意。だから、この仕事が向いているんだと思うんですよね。僕が走り続けてこられたのはその一点につきるかも。求めてくれる人がいるということが、僕にとってはやっぱりいちばんの原動力ですね。本当、ファンのみなさんをはじめ、まわりの方々に支えられているなって思います。だって僕がやることにひとつも反応がなかったら、小さくなってしまっていただろうし。それを広げてくれたのは、僕を応援してくださっている人たちなので。僕はひとりだったら、きっとなにもつくれない。性格的にも自分に自信を持てるタイプではないのですが、求めてくれる人がいるから。僕を求めている人たちを信じて、これからも僕は走り続けていきます。

 

 

『+act.』 2024年3月号 2024/02/09 

(※インタビュー/グラビア 6ページ)

 

まだストレートプレーも経験したことがなかった4年前の自分が、最初にこの台本を読んだ時に抱いた純粋な思いも大事にしたいなと思っています。あの時は読みながら自分はどう動こうかとか、どう話そうかなんて考えていなかったですから。つまりそれって、純粋にお客さんの視点で読んでいたということじゃないですか。そこで抱いた感情は、観るお客さんが抱く感情に近いと思うので。そういうものを疑似体験出来たのがよかったと思います。

 

これまでも自分と離れている役はあまり演じたことはないのですが、今回は特に自分と重なる部分がある役なので、色々と共有出来るなと思っています。

 

演じる上で、ありがたいことに僕は社会経験をしていないんです。14歳で事務所に入り、そのままここまで来ているので、ある意味、心は子供のままだと思うんですよ。

 

ある程度は自分も英語を使って伝えるとは思いますが、演劇用語はわからないですし、多分、言ったことが全て伝わるとは限らないと思うんです。でも、出来るだけ多く話したいですね。通訳の方にも助けてもらいながら、コナーとリンクする自分の人生の話も出来ると嬉しいです。

 

僕は物語が描ける人が一番強いと思う。つまりそれって、現実にないものをあることに出来るっていうことじゃないですか。現実にないものを受け取り手に信じさせることが出来る。僕自身も物語には小さいころから影響を受けてきました。例えば、『注文の多い料理店』。現実にはないものが頭の中に出てきて、色々と感じさせてくれる。考えさせてくれる。物語の力が一番強いと思っているんです。

 

観てくれるお客さんはアンカーで、僕らは第三走者だと思うんです。だから、しっかりと『モンスター・コールズ』という作品を読み解いていかないといけないと思っています。ただ、そのバトンを渡した先のお客さんが最終的にどう思うか、お客さんにどう伝わるかは僕の考えじゃないというか。そのままバトンを渡すだけでいいのかなって思うんです。作ったものを作ったそのままで届けたいと思っています。

 

本質をおろそかにしたままテクニックに走ったり・・・、そうではないほうに行きたい。本質や本物はこうというものを学びたいし、それが出来るようになりたい。自分が育ってきたところから外に出て、学びたいんです。

 

生で出来る喜びはコロナ禍以前より強くなっていますね。僕は生のエンタメがなくなるなんて、1ミリも思っていません。昔から"劇場の灯を絶やさないように"と、みんなで力を合わせて灯し続けてきたものがなくなるとは思っていない。こんないいものがなくなるとは思っていないので、これからもなくさないように努力しないといけない。これは、自分の人生を懸けてやることでもあります。僕は劇場で育ったようなものなので、やっぱり劇場が好きだし、そこが僕の人生なんだろうなって思いますね。

 

 

『TVガイドPERSON』vol.138 2024/02/13 

(※インタビュー/グラビア 8ページ)

 

少年を主人公とした作品に傑作が多いのは、未成熟が故に繰り返される哲学的な問いがあるからだろう。そして佐藤に少年役のオファーが多いのは、大人になってもその匂いを残す稀有な存在だからだと感じる。彼の澄んだ瞳が見つめる役者としての"今"について、話を進めていった。

 

-「絶対に僕が演じなければ」と思った、その時の気持ちは今も鮮明に覚えていますか?

覚えていますね。この作品に関われるんだ、と。これをやらせてもらえるんだっていう喜びがすごくありました。これを他の人がやっているのを見たいと思わないというか・・・そんな気持ちですかね。

 

-今回、4年越しに念願がかないました。

実現までには、壁がたくさんあったんです。一番の理由はコロナ禍ですけど、もしかしたらそのまま公演自体がなくなっていたかもしれない作品なので。上演するにしてもタイミングがあるから、予定していたキャストさんがそろわなくなったり、僕にしても、スケジュールが合わなくなってしまったら出演ができない。それはスタッフの皆さんも同じで、いろんなことがかみ合わないと実現できなかったであろうものが、やっとこの2月に全てそろい、英国チームと日本人キャストの座組でやれることになったんです。本当に開催できるのかなって、すごく不安もありましたね。でも、いろんな壁を乗り越えてスタートラインに立つことができた。今は、上演決定までこられたことがうれしいです。

 

-原語で見ると、ニュアンスの違いを感じたりされますか?

僕の場合、手元に置いておくと安心できるんですよ。4年前に出演が決まった時はまだ、翻訳された台本が完成していなかったんですけど、"ないからしょうがない"と思うと考えを止めてしまうので。物語を理解する入り口に常に立っておくためにも、何か手元にないとなと思って。例えば、"自分ではこう思うけど、これってどうやったら伝えられるのかな"とか、"これで合っているのかな?"、"英語では何と言っているんだろう?"とか。『ブライトン・ビーチ~』の時もそういうことをやったんですよ。海外の作品なので、英語で言っているからこそ笑えたり、英語でやらないと伝わらないこともたくさんあると思うけど、日本語になってもニュアンスは取りこぼしたくないので、知っておきたいんです。

-作品が持っている温度みたいなものを、日本語でも伝えられるようにということですね。

『ブライトン・ビーチ~』はコメディーだったので、日本語でも同じように笑えるかどうかというところが重要でした。どの作品もそうですけど、原作からのバトンの渡し合いというか。特に今回の舞台は、"原作が伝えたいことをどうやって他の人に伝えるか"を大事にしているので、僕もそういうバトンを渡せる人になれればなと。

 

-佐藤さんはそういう作品(大人も楽しめる児童向け作品)の中心に据えられることが多いですね。

子どもの役はうれしいですよね。まぁ、童顔なのも大きいかもしれないけど。

-それと、スラッとしたスタイルも。どうやって維持しているんですか?

骨格なのかな・・・?分からないけど、常日頃から歌って踊っていたら、こうなりますよ(笑)。気を付けている時もあるけど、ずっとじゃないから、体質に救われていることはたくさんあると思います。あとは、気を付ける以上に、表舞台に出ている期間とやっていることの多さ故というか。

 

-舞台で芝居をすることの魅力について、改めてどんなふうに感じていますか?

「舞台は大変だよ」ってよく言われるけど、舞台が好きな人にとっては、その大変なところが喜びなんです。カットがかからないから、幕が開いて閉じるまで流れのままに一人の人間を演じられる。映像の場合は必ずしも順番通りに撮影するわけじゃないので、順不同で気持ちを入れ替えなくてはいけなくて、そこがしんどいなって思う時もあります。逆に舞台は、一度で全部通すことが大変だと感じるだろうけど、僕はそちらの方が性に合っているなと。舞台の時間の流れが好きなんです。

 

-これは以前(vol.136)のインタビューで伺ったことですが、舞台でのリアリティーとして、あえて声を張らないで演じたことを、錦織一清さんが褒めてくれたのがうれしかったというお話もありました。

まぁ、それは当時の反骨精神なんですけどね・・・(笑)。芝居というか、表現が好きだから、まだ子どもだった僕の言い分としては、"声を張らないことが合っている。舞台の上でもセリフは日常会話なんだから、普段から「(大きな声で)こんなボリュームで話していないでしょう」"って。でも大きい劇場では、お客さんも演出する人も、声を張らないことがいいとは思わない。小劇場の演劇もやっている錦織さんだから、"あれ良いよ"って気付いてくれたんですよね。すごくうれしかった。今だったら自分でも当時の自分に"もっと声を張った方がいいよ"って言うだろうけど。今はそうはやらないけれど、その思いは変わらず、ずっと持っています。

 

-この作品では、コナーと母の関係性が描かれていますが、佐藤さんとお母さまはどういう関係性ですか?

普通じゃないかな。普通の生活じゃないところ(芸能界)を支えてくれているので、そこは感謝しています。でも、干渉はしないんですよね。「こうやった方がいいよ」とかは、そんなに言わない。そもそも芸能の世界を知っている人じゃないからっていうのもあると思うけど、普通でいてくれるんですよ。ああだこうだ言われたら、逆にしんどかったと思う。でも、本質が見えている人だなとは、何となく思いますね。人を見る力を持っているというか。大事なことが見えている人なんだなって。

-そう思う機会が具体的にあったのでしょうか?

僕が仕事をし始めた頃に、"こういう人には気を付けた方が良いよ"って言われたのは、すごく当たっていました。母親はその人と直接話したことがないのに、"この子は気を付けた方がいと思う"って言われて。でも僕としては、友達ができるのってうれしいじゃないですか。友達ができて良かったなと思っていたけど、親は"気を付けた方がいいよ"とずっと言っていて。その後、問題が起きたりもしていたので、当たっていたんだなということがありました。今はさすがに"こうしなさい"と言われることはすごく減ったけど、学校に通いながら仕事をしていた時なんかは、よくありましたね。

-今はどんなタイミングで連絡を取り合うんですか?

割と会ってはいますよ。家族のLINEで、姪っ子、甥っ子の写真とか動画が送られていたりとか、犬の写真とかもやりとりしていますね。

-ライブをご覧になったり、その感想を伝えられたりなどは?

直接はそんなに言ってこないですよ。僕も聞かないし。基本的に恥ずかしいから。だって、僕たちたまに変な歌を歌ったりするじゃないですか(笑)。ドバイじゃなくて"Duバィ"って何?とか。

 

-佐藤さんが見据えるグループとしての次のステップについて聞かせてください。

考えていることはありますけど、まだまとまっていないかもしれないですね。僕たちって、メンバーそれぞれがいろんな仕事をさせてもらって、いろんなことができるから、ある意味あんまり固まっていないグループだと思うんです。色もたくさんあるし、強みも弱みもどっちもあると思う。そもそも何か型にハマろうとしてきた人たちでもないので。そういう意味では例えば、日本だけでやるっていう選択を取らなくてもいいと思うし。フェスとかに関しても、"ここまでしか出ないよね?"っていう見えないルール、伝統みたいなもので、グループのすみ分けとかもあったと思うんですよ。でも、今はそんなことを言っている場合じゃないから。もちろんむやみやたらに新しいことをやるわけではないけど、ここが目的なんだっていうところに、フェスがあったって、海外志向があったっていいと思う。僕らは何だってやっていい世代だと思っています。ただ同時に、ここまで大きくしていただけたのは、応援してくれている方たちのパワーでもあるから、誠実さは必要だと思う。だから"期待を裏切る"って言うと言い方が難しんだけど・・・今まで応援してくれた方からの、"これをやってほしい"を裏切るだけだとめちゃくちゃ悪い言葉だけど、"こんなこともするんだ"っていういい意味に持っていければ、新しい挑戦がマイナスになることきっとないと思うから。そういうふうに期待を裏切っていきたい。ファンの方、周りの方のことは大事にしているので、きっとマイナスに届くことはないかなって。その上でいろんなことをやっていこうと思っています。

 

『週刊TVガイド』3/1号 2024/02/21 

プレスコール/初日前会見レポ(1ページ)

 

会見には、佐藤、山内のほか、オリジナル版(’18年)の演出も手掛けたイギリスの演出家のサリー・クックソン、原作者のパトリック・ネスも登壇。佐藤は、日本の会見に初めて挑んでいるであろうサリーに何かをちょっと説明したり、笑顔でアイコンタクトを取ったり、一方で関西人の山内のボケや面白いコメントにツッコミを入れるなど、チームワークの良さを感じられる一幕も見られた。

 

 

『STAGE SQUARE』vol.67 2024/02/27 

プレスコールレポ(3ページ)

 

闘病中の母親を持つ13歳の少年の日常を描いた本作は、一貫して"死"の匂いが漂っている。その静かな悲しみを一身に背負うコナー役を演じたのは佐藤勝利。理不尽な現実に苦悩し、葛藤し、時に激しく感情を爆発させる様はどこまでのイノセントで、存在の透明度に目を奪われた。

 

※山内圭哉さんの連載ページは『モンスター・コールズ』のお話(1ページ)

(勝利くんのことには触れていません)

 

※伊野尾慧×小山ゆうなさんインタビュー

小山「『ブライトン・ビーチ回顧録』で勝利君とご一緒したんですけど、伊野尾さんと同じように舞台の経験が少ない状態で。それもセリフが膨大にある作品。でも稽古を重ねるたび追い上げがすごかったんです。同じ事務所の方だからといってひと括りにしたいわけでは決してありませんが、伊野尾さんにもそういう底力を感じます」

 

※『Endless SHOCK』表紙、インタビュー

(→Endless SHOCK雑誌記事)

 

 

『BEST STAGE』4月号 2024/02/27 

裏表紙/プレスコールレポ(3ページ)

 

佐藤の演じるコナーは期待どおりだった。佐藤のほかにコナーに合う役者が思い浮かばないほど、彼は年齢に関係なく、永遠の少年性を持つ人だと思った。黒目がちで光る瞳、小鳥のような口元、華奢でバランスの取れたスタイルに、幼さが香るたどたどしい動きもナチュラル。不安や戦き、絶望の表情も不安定な少年のさま。また、ある種独特でスペシャルな声がいい。そんな天性の声を操りながら、抜群の切なさを纏わせる。これからも様々な役と出会い、珠玉の台詞を味わわせてほしいと思う。

 

※『Endless SHOCK』表紙、インタビュー

(→Endless SHOCK雑誌記事)


 

『Stage fan』vol.35 2024/02/27 

プレスコールレポ(2ページ)

 

佐藤の芝居で最初に驚いたのは、13歳の少年を違和感なく演じ切っていたところだ。年相応のあどけない表情を浮かべたかと思えば、ふとした時に大人びた顔をするコナーの難しい心境を細やかに演じている。自分の中に渦巻く善悪の感情に対して孤独に向き合うしかなかったコナーが、モンスターの語りによって少しずつ変化していく姿に胸を打たれる。

 

全幅の信頼をもってあらゆることを信じられるほど幼くはない、けれど人間の持つ二面性や矛盾をすんなり受け入れられるほど成熟してはいない・・・。そんな13歳という成長途上の年齢のキャラクターを瑞々しく演じられるのは、佐藤の演技力はもちろん、彼自身が持つピュアさや透明感によるものも大きいのではないだろうか。舞台という隠し事のできない場所で、より心をむき出しにして演じられる役者は稀有。

 

※『Endless SHOCK』表紙、インタビュー

(→Endless SHOCK雑誌記事)

 

 

『TV LIFE』No.5(3/15号) 2024/02/28 

フォトコールレポ(3分の1ページ)

 

 

POTATO』 4月号 2024/03/07 

プレスコールレポ

 

 

『ザテレビジョンCOLORS』vol.58 BLUE 2024/03/13 

プレスコールレポ

(※自分用メモ→表紙Sexy Zone、Sexy Zone記事もあるのでセクゾファイルに保管)

 

 

 

 

 

 

 

Posted by ゆりりん

(佐藤勝利/ブログ)