皆さんにとっては何もかもが突然の発表で、当然yuriとしての初めてのワンマンと思って見にきてくれていただろうし、びっくりしたと思います。
当日まで黙っていてごめんなさい。
yuriプロジェクトは終わりました。
このワンマンライブではステージで絶対泣かないって決めてたんだ。きゅうしんも飲んだし!
この日はどんな状況であっても一言も残さず歌い遂げたいって。
でも、歌ってるあいだ色んな想いが溢れ出てきて、ファンのみんなのサプライズを見ては、間奏中にステージ上でミュージシャンを見ては、演奏を聴いては、何度も泣きそうになって、
たたみかけにもう一回サプライズがあり、泣きそうになって、
一つごめんなさい!
ステージ終わったあと『ステージでは泣きませんでした!だってプロですから』って言ったけど、言葉を訂正します。
最後の最後になって
「もうこれで本当に終わってしまうんだ」
色んな想いが交差して、虹色スケッチのフェイクのところ声が震えてちゃんと歌えなかった。
『きっと世界で一番輝いて
君が決めたその道へ
この想いよ届け 明日の虹色へ...』
誰だ、この曲を作ったのは。くそう。
yuriとしてのステージは幕を閉じました。
2013年12月30日ワンマンライブが終わってから元旦の朝、初日の出を見ながら考えました。
3、5年後が見えてしまって...私は音楽の旅に出ようと決めました。
ライブ活動を半年間中止にして、今後の人生を決めようと考えました。
一度止まって自分をリセットしたかったんだ。
その中で「あぁもうダメだ」って思ったら違う人生を歩もうと。
そんなときに阿妻という人がおるぞというのを知って(というよりも当然自分の足で探してて、ひとりひとり目で見て話を聴いて、この人だ!と直感的に思った)はるばる夜行バスで大阪へ行きました。
あのとき行って本当に良かった。
そこからがこのyuriプロジェクトの始まり。
阿妻諒との二人三脚の始まりでした。
歌手なのに歌手とは言えないような自分がそのときの現実で、頑張ってたつもりだけど、そのベクトルがずれてた。
頑張り方が分からなかったからがむしゃらに走ってた。
『人はいくつからでも必ず変われるんだ。』
そんな想いで半年間、阿妻さんについて作詞作曲、歌、音楽という目に見えないものと向き合うことにしました。
私はこの人が居なかったら半年間が終了する前に音楽をやめていたかもしれない。
3月にライブ活動を休止して、半年後9月3日にCD2枚を持ってまたステージに戻ってこれました。
そこから10ヶ月間は音楽が楽しかった。
辛かったり思い通りにいかなくて泣き続けた夜もそれは沢山あったけど、音を重ねているときは本当に楽しかった。
『Triste』『Romanti』発売
o-west レコ発ライブ
タワレコインストアまわり
サンシティ祭でのレア編成
ストリートライブ
ダッチママレコーディング
Baが逸馬くんに!ボナ的な!
FMやまと
PV撮影
bayfmパーソナリティ
このメンバーでのアコ編成がバチっとはまり、かっこよさに気付く。楽曲がどんどん奇抜に...笑
やっとこさAmeba芸能人ブログ!
瑞香ちゃんとのピアノデュオ
柏のバレンタイン主催ライブ
哀シルエットWタイアップ
熊本朝日放送さん
バースデーストリートライブ
イベントまだまだあったと思うけど。。。
そして、代官山LOOP 『yuri " A " live』
ワンマンライブ
『La trace』発売
『yuri " A " live』 の " A " は
はじまりのA
AliveのA
でも、最初で最後のワンマンライブになってしまいました。
yuriバンドは始まったときからギターレスです。
毎度ライブの度にギターいないんですか?と聞かれてました(笑)
いないのではなく、あえてのこの編成でした!
ギターレスなのにこの爆発力。すごいでしょ?
楽曲ごとにピアノ、ベース、ドラムが起爆剤となって新しい世界を繰り広げる。
でも決して邪魔することなく、yuriを引き立ててくれていて誘導してくれる。
阿妻でないと、この4人でないと創り上げることのできなかったyuriの世界観。
ピアノを前に出したかった。
でも綺麗にまとまらず奇抜なサウンドにしたかった!他にないものに。
スタイリッシュで洗練されたかっこいい、
でもときにキャッチーでど真ん中な音楽を。
そこに私の声をのせた。
本当にかっこいいバンドだったと思う。
全楽曲アレンジ、ヘッドアレンジをしてくれた阿妻さん、
出来るだけ近い音にどこまでも追求してくれたミュージシャンのみんな、
本当にありがとうございました。
阿妻諒は私の恩人。
人生における恩人ってそう多いもんじゃない。
頑固で頭固くてわがままで、路頭に迷っていた私を見捨てずにここまで育ててくれて、寝る間を惜しんで力を貸してくれて、本当にありがとうございました。
怖そうに見えるけれど(笑)、
誰よりもファンの人たちのことを考えてくれている本当はすごく優しい人です。
ベストアルバム『La trace』
全11曲。
制作、アレンジ
ギター
レコーディングスタジオ
(立派な音を録らせて頂きありがとうございました★)
レコーディングエンジニア
ボーカルディレクション
ミックス
マスタリング
ジャケット写真
コーラス(1曲のみ。探してみてね)
みんな阿妻さんがやってます!
全部、阿妻諒とyuri 二人の共作です。
『La trace』(ラトラス)
フランス語で"軌跡"
私の今までのキセキが沢山詰まった作品です。
Disc 2 の『Acoustics』はグランドピアノ、ベース、ドラム、ボーカル、コーラス(しぶい!)生録りだけでできた作品になっています!
ミュージシャンひとりひとりの魂が込められています。
やばいよ!!!
この最高傑作を是非お楽しみ下さい。
この先もずっと私の宝物。
これがあれば、どんなことも乗り越えていけると信じてる。
『あっちをとればこっちをとれない。
人生とはそれの繰り返しなのかもしれない。』
東野圭吾さんの何かの本に書いてあったこの言葉、すごく残ってて。
4年前に書いた唯一、全英詞の楽曲『In the name of love』もそんなことを歌にしています。
この日でyuriプロジェクトは解散となった。
目まぐるしく色んな化学反応が起こった毎日に終止符を打ちました。
これで良かったんだと心から思える日がくると信じて...。
つづく。