以前、元同僚のAという女から飲み会でさんざんマウント取られた挙句、「そんなに淋しいなら結婚すれば?」と暴言を吐かれたと書いた。
Aと私はある資格を持っていて、私はその資格を取るために何回も受験して何回も落ちて、何年かかけてやっと合格した。
しかしAは、「えー?ユリピさん、そんなに時間かかったんですか?私なんて一発で合格しましたよ!」と馬鹿にしたように言った。
でも、後で調べてみたら、私が受験した時代は合格率が低くて、私の周りでもなかなか受からない人が多かったのだが、近年は合格率が上がっていて、昔に比べたら合格しやすくなっているのだと知った。
そんなことも知らずにマウント取ってきたAの言うことを間に受けて怒り狂った自分が恥ずかしくなった。
一方、今働いている超ホワイトだけど干されている職場では、相変わらず私が処理した案件を先輩が一からやり直して、先輩は「ユリピさんがやったものを私が全てやり直しました」とメモをつけて上司に渡していた。
その先輩と同じ出勤日だと、上司は先輩に仕事の指示をし、本来は先輩から私に仕事を割り振るのだが、先輩は私に仕事を振ってこない。
私が何かお手伝いすることはありますか?と聞いても、先輩はどんなに忙しくても私には仕事をやらせまいとしているのか「大丈夫です」としか言わない。
なので、先輩と同じ勤務日は、私は事務所の掃除をしているのだが、それも終わってしまうといよいよやることがなくなってしまう。
皆が忙しそうなのに私だけ何もすることがなくて、ただ机に座っているのが辛かった。
明日は仕事だと思うと、眠れなくなってしまったりした。
でも、私がそんなに思い詰めていることを職場の上司や先輩は知らないどころか、私のことを仕事できないし気も回らないお気楽パートとしか思っていないのだと感じることがあった。
そういう上司や先輩の態度を目の当たりにして、だんだんバカバカしくなってきた。
そして、いっそのこと、社内ニート状態を利用してやろうと思った。
今働いている職場のトップは専門の資格を持っていてそれで商売しているのだが、私もその専門資格の取得を目指して勉強することにした。
仕事が与えられないなら、仕事中にその専門資格の勉強をしようが、誰も文句言わないだろう。
(実際、仕事にも必要な知識だし)
そして、何とか合格して、上司や先輩をギャフンと言わせてやりたい。
ただ、その資格はかなりの難関資格なので、合格の可能性は低いのだけれど。
どこへ行っても、自分は無価値な存在に感じていて、惨めで泣きたくなる。
マウント女Aとか、今の職場の先輩とか、それ以外でもどこへ行っても、あらゆる人達の優越感を満たすためだけに私は存在している気がする。
こんな私を受け入れて肯定してくれたのは、夫しかいなかった。
そんな夫がいなくなってしまった今の世界では、誰からも必要とされず、自分が無価値なものに思えてしまう。