(朝、冷静になってから読み返して、思い出したことがあるので、追記して再度アップしました)
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昨日は、前の職場の同僚との飲み会だった。
最初はお互い近況を話し合って、「あー、そーなんだ」とか言い合って、労いあっていた。
しかし、会が進むにつれ、メンバーの一人であるAさんが、「私はパートでいいと思っていたのに、大企業に乞われて正社員になった」とか、「今まで勤めていたブラックな零細企業では常識だったことが、今の大企業では非常識だ。今勤めている大企業ではこうするのが正しいんだ。」とか、ワーワー言い始めた。
私以外のメンバーは適当にあしらって相打ちしながら聞いていたが、私は黙っていた。
そもそも、今回の飲み会の誘いがあった時点で、そのワーワー言ってくるAさんのマウント演説会になるのが想定できていたので、私は不参加にしようと思っていた。
でも、あんまり人が集まらなくて会が中止になったら他の人達に申し訳ないし、Aさん以外の人とは会いたいと思っていたし、参加することにした。
本当は私抜きで開催してもらって良かったのだけど、、、
案の定、会の途中から、Aさんが他の人たちの会話に割り込んできて、他の人の発言に被せるように、「私は私は」と自分の主張ばかりしてきた。
私はしこたま飲んで、黙っていようと思っていた。
でも、だんだん、Aさんのマウントに我慢できなくなり、「でも、それって、あなたの恵まれた環境だけの話でしょ?」とか、反論した。
そして、夫婦の話になった時、Aさんは、「私は離婚歴があって、今の旦那は再婚だけど、今の旦那とも別れようと思っている」と言い出した。
私は死別経験はあっても離婚歴はないので、そーなんだと聞き流していた。
しかしその後、私の近況を聞かれ、Aさんだけでなく他の人達も仕事で忙しくてという話を聞いた後だったので、つい言ってしまった。
「私はみなさんと違って、しがないパートで働いていて、若くもないし能力もないし、夫をなくして生きる希望もないし、もう、社会的地位とかお金儲けとか興味ないんです。」
私を憐れに思ったのか、メンバーの一人が、夫のことを聞いてきたので、私は言った。
「夫と私は本当に仲が良い夫婦だったんです。
だから若くして夫がなくなり、私は自分も死んだも同然になったのです。
今も生きがいはありません。
なので、皆さまのように、自分の名誉のためとか、家族のためとか、神経をすり減らしてまで頑張って仕事しようという気力もありません。」
それを聞いて、Aさんは言った。
「わかります!私も離婚して、一人になって、先を見失ったことありますから!」
そして、Aさんはこう続けた。
「そんなに寂しいなら、また結婚すれば?(笑)」
私はブチっと切れた。
そして、Aさんに言った。
「離婚と死別を一緒にすんな!
アナタは自分の意思で離婚したんでしょ!
私は愛してたのに夫と引き裂かれて、二度と会えないのよ!
結婚したところで、心の穴は簡単に埋められないのよ!
アナタに何がわかるのよ!」
その後、Aさんは黙ってしまった。
私は心の中で言いすぎたと後悔した。
しかし、Aさんに謝ることはしなかった。
Aさんはその後も、私以外のメンバーに、自分は難関大学を出て外資系の有名企業で働いていたとかマウントを取っていたが、私はもはや相槌も打たず一人で酒をグビグビ飲んでいた。
つくづく、やなBBAだな、わたし。
もうAさんから誘われることもないだろう。
もともとAさんとはそんなに仲が良かった訳でもないし、一緒にご飯食べたりしてもAさんのマウント話と、その反対にAさんが私をディスる話しかなかったので、別に縁が切れてもいいけど。
でも、Aさん以外の人達はいい人ばかりだったので、彼らとも疎遠になってしまうのは寂しいけど、こんな面倒くさい未亡人BBAとは関わりたくないよね。
会はお開きになったが、メンバーの一人であるBさんが「この後二次会行かない?」って誘ってくれた。
Aさんのいない所でBさんと飲み直していたら、Bさんが言った。
「ユリピさんは、本当に旦那様と仲良かったんですね!良いご夫婦ですね!本当に素晴らしいですね!」
私はそれを聞いて、涙が出そうなほど嬉しくなった。
私達夫婦のことを良い夫婦って言ってくれたのが嬉しかった。
Bさんは、優秀でバリバリ仕事してて、それでいてAさんと違って自慢することもなく気さくで、前から尊敬していた。
Aさんにマウント取られて不貞腐れて飲んだくれた挙句、からみ酒で言い返した大人気ない私とは器が違う。
家に帰り、少し酔いが醒めてから、ようやく大人気ない自分を反省した。
やってしまった、、、。
飲み過ぎ注意!
そしてAさん、言いすぎてごめんね
(でも、Aさんには謝らないし、もう会おうとは思わないけど。
結局、大人気ない私、、、)