今日は夫は昨日より目を覚ましている時間が多いです。

でも目を覚ましてもすぐウトウトし、水を飲ませている最中にもコックリしています。赤ちゃんが食べながら寝ている感じです。

夫が少し長く眠り始めたので、私も少し昼寝しようとしたら、突然、夫がベッドの柵につかまって起き上がりました。そして、今まで私が水を飲ませていたのに、自分でひょいと水差し?(吸い飲み器?)を取ってグビグビ飲み始めました。

もう自力では起き上がることもできないと諦めていたので良かったのですが、行動が読めません。元気な時からちょっと不思議なところがあったので、病気のせいなのか天然なのか。

今入院している病院は私立の総合病院ですが、救急受け入れだけでなく公益性の高い事業をやっており、大学病院や国公立の病院ほどではありませんが、そこそこ大きい病院です。

ただ、古くて狭いので、個室でもあまり快適とは言えません。なので、途中から、個室の中でも広い個室に変えてもらいました。差額ベッド代は普通の個室の倍です💸。夫の生命保険2社から入院補償金が出るので、まあいいかと。

私も10日も病院に泊まっていると、看護師さんやお掃除のスタッフさんとも顔見知りになりました。カップヌードルのお湯をもらいに行くとよく見かけるデイルームの主のようなお姉さまは、私を見るたび「この人は何者?患者?」という表情をしています。

夫は身体がデカいのでオムツ換えは大変そうですが、あとはそんなにわがまま言ったりナースコール押しまくったりしてないので、看護師さん達からしたらそんなに扱いづらい患者ではないと思います。

そう考えると、差額ベッド代はキツいけど、これからホスピス探したり在宅看護の準備をするのを考えると、もうこのままここに入院でもいい気がしてきました。

私がホスピスにこだわっていたのは、看護だけでなく患者やその家族に対するメンタルケアが手厚いからです。もちろんスタッフも、総合病院の一般病棟に比べたら、人数の配置が手厚く、患者一人一人にかける手間と時間も全然違うと思います。

ホスピスによるのかもしれませんが、私の亡くなった姉がホスピスに入っていて、手厚く看護していただき、家族のメンタルケアまでしていただき、今後自分や家族が癌になった時もホスピスにお世話になりたいと思っていました。

夫の場合は、できることなら家で看たいと思っていましたが、病院の付き添いですら大変なのを考えると、家に連れて帰るのは夫にとって良いのか分からなくなってきました。

前にも書きましたが、今からホスピスに申請しても、おそらく入れないと思います。

今の病院は緩和ケア病棟はありませんが、緩和ケアチームがいて、入院中は患者や家族のカウンセリングもしてくれるそうです。

これ以上あちこち移動させるのも可哀想な気がします。病院からしたら早く出て行って欲しいかもしれませんが、長く入院しているのは夫だけではないようですし、高い個室代も払っているので(入院する度にチェックしてましたが、今の個室は空いていることが多かったので、出てってとは言われないと思いますが)、このまま少しでも夫が穏やかな日々を過ごすことができたらいいなと思います。

あとは空調なんとかならないかな。アロマディフューザーは持ち込んでいるのですが。