重い話になります。

新年早々、暗い気持ちになりたくない方は、読まないことをお勧めします。

夫が緊急入院したのが12月17日。
その時は感染症にかかっていて、できる限りの手は尽くすが、最悪年内持たないかもと言われました。

入院して2、3日が正念場と言われていたのですが、治療のおかげで少し落ち着きました。

その後はずっと同じ点滴(エルネオパという生理食塩水?と抗生剤と痛み止めのモルヒネ)を入れ、血液検査の結果によって輸血をしてます。

当初医者の言っていた、年内持たないかもしれない危ない状態は脱したということなんでしょうが、この先、どうなるんでしょう。

年末年始の休みに入ってしまうし、現状維持の治療で休み明けまで持たせて、その後どうするか改めて相談ということなんだと思います。

でも、この先どうするか、もし選択肢があるなら、決めるのは私しかいないということになりそうです。

点滴以外では、丸山ワクチンを打ってもらっていますが、どこまで効果があるのか分かりません。

ネットで調べると、km-cartという、腹水を抜いて必要な成分のみ体に戻すという治療法があり、余命わずかでも治療してくれる病院もあるそうです。

でも、その治療を他の病院に受けに行く体力はないし、そこまでしても、倒れる前のように、自由に自分で行動できる状態までに戻すのは無理な気がします。

今以上の積極的な治療は、km-cartぐらいしかないと思われます。もし今以上の積極的な治療をやらないとすると、今後も点滴と丸山ワクチンを続け、最期を迎えることになりそうです。

前のブログにも書きましたが、おそらく今からではホスピスは間に合わないと思います。

となると、在宅で訪問看護を受けて自宅で看取ることになります。

私としては最初、まだ少しでも良くなる望みがあるなら、km-cartでも何でも手を尽くしたいと思っていました。

でも、果たしてそれは夫にとって良いことなのか。

突然倒れて意思疎通が難しくなってしまったので、もはや夫をどうするかは私の判断になります。

今までは、夫がいなくなったらと思うと寂しくて泣いていました。

でも今は、夫の死を妙に冷静に捉えている反面、人の生死をどうするか決めなければいけないと考えると、怖くてたまらなくなります。

やはり、元気な内に自分はこう死にたい、死んだ後はこうして欲しいという意思を遺しておくことは大事だなと感じました。

私は夫に先立たれたら、おひとりさまになります。

私も若いとは言えないので、これを機会に終活はじめようと思いました。