こんにちは、ピアノの鴨田友梨香です
本日は、ピティナピアノコンペティションの、
A2級入賞者記念コンサートへ!
生徒のYくんの応援に行ってきました🥰
かわいいプログラム

皆さん、本当にお上手で、
全国の参加者 2千数百人の中からここまで進まれた類稀な才能は勿論ですが、
なにより、今日までの御本人と親御さんと先生の長い長い沢山の努力を思うと
感動するものがありました

でも、忘れてほしくないのが、
今回、ここまで進むことが出来なかった子も、
大きな可能性を秘めているということ。










コンクールというのはミズモノのステージなので、
その子がどれだけ努力して、
どれだけ才能があったとしても、
実力を「100%」出しきれるかは大変な集中力が必要ですし、
小さいお子さんには、出場する『タイミング』やその日の『気分』、
ステージへの『慣れ』や『経験』も必要になってくると思います。
それに、たとえ自分ですべてを出し切った演奏が出来たとしても、
また違う日に演奏すれば、
当日の演奏順、ほかの参加者のレベル、ホール、審査員が変われば、
通過したり、しなかったりするものです。
ではなぜ、そんな不確定な要素の多い「コンクール」というものに挑戦するのかというと、
コンクールを利用して、上達するため、にほかなりません。
私も昔、幼いころは何度も悔しい思いをしました。
自分は落選したのに、全国進出者に華やかにスポットが当てられるのを見ると、
悲しくなる気持ち、とてもよくわかります。
結果が良ければ、すごく嬉しいですし、
落選すればものすごーく落ち込んでしまうかもしれませんが、
本当は、良くも悪くも、あまり一喜一憂しないことが大切だと思います。
自分の音楽を好きな気持ちを信じて、
つらい経験も乗り越えて、諦めないで頑張っていってほしいです。
そもそも、楽器の習得には長い時間がかかります。
(※習得、なんて安易な言葉を使いたくありませんが
わかり易く書くために使います)
本物のクラシック音楽を演奏できるようになるまでには
だいたい、最低でも10年くらいは真剣に取り組む時間が必要ではないでしょうか?
その長い道のりの中で、その子がどうなっていくのかは
たった数回のコンクールの入選・落選によって決まるのではなく、
音楽、ピアノとの向き合い方であり、
結局は、自分との勝負だと思います!
私は、生徒の皆さんに、いつか本物のクラシックの音楽を弾けるようになってほしいと思って、
その長ーーーい導入期のレッスンをやっていますし、
上達するためにコンクールをオススメしているので、
プロフェッショナルなコンクールとはまた別物の、
「発展途上の子どもたち」の「導入期」のコンクールを受けて、
思うような結果ではなかったからといって、
それを受け止めきれない親御さんとお話すると
すごく悲しい気持ちになります。
頑張ったからこそショックな気持ちは私(先生)も一緒です!
でも、周りの大人が結果に対してきちんと受け止めることができなければ、
その子のせっかくの可能性を潰してしまいます。
勿体なさすぎる
!

もし、落ち込んでいる生徒さんや親御さんが、
これを読んでくださっていたら、
あなたは絶対に大丈夫ですので、
少し休憩したらまた先生と一緒にがんばりましょう!
(ついつい話がそれていきました💦)