『 この道をいこうよ』
金子みすゞ
小学生の頃、国語の授業で金子みすずさんの詩を読んだ気がしていたけれど
ちゃんと1冊を通して読んだ事はなかったので、これを機会に手に取ってみました📕
全体を通して、ふんわりとした柔らかな雰囲気をまといつつも、儚げでひょっとしたら危なげな表現もあり、金子みすずさんの繊細さを手に取るように感じました😌
私が気に入ったのはこのページでした💡↓
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硝子と文字
硝子は空っぽのように透き通って見える。
けれども、たくさん重なると、海のように青い。
文字はありのように黒くて小さい。
けれどもたくさん集まると、黄金のお城のお話もできる。
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小さくて繊細なものの本当の姿や、目に見えない存在感をふわっとサラッと、描いていて、まるで若くして旅立った著者自身のようだと感じたのでした🌱✨
初夏の夜にぴったりの一冊でした🍃