4月10日(水)
朝からデスクワークの日。
保育園帰り、郵便局に用事があり、
その後一刻を争う仕事が多すぎて、
郵便局から家よりカフェのほうが幾分近いので、
カフェで仕事。
取材人選、校正対応、撮影の電話ミーティングなどなど。
なかなか原稿が進まない。
でも、先日悩みつつまとめたとある原稿が、
「普段この手の取材は大赤字を入れることが多いので
心配でしたが、よくまとまっていて嬉しいです」と
2、3の事実修正のみのご返事をいただき、救われる。
難しいテーマだったし、相手の方の思いをちゃんと
汲み取れたんだと思うと、嬉しい。
時々この手のコメント、
普段私は大赤字を入れるけれど、今回赤字なしです!と
取材相手の方から言っていただけることがあって、そんな時は、
私は相手の方とちゃんと通い合えたんだ、と嬉しくなる。
でも赤字は、多いか少ないかではない。
すごくたくさん赤字が入っていても
「いい原稿をいただいたので、もっと色々伝えたくなって」と
校正上でさらに二人のプロジェクトをブラッシュアップするように
取り組んでくださる方もあれば、
逆に赤字自体は、てにをはの違いに見えても、
「お伝えしたかったこととずれているので、
書き換えさせていただきました」
と添えられている時、相手の方にとっては
「私の思いをあの人は理解しなかった!」と
傷つけられたような思いなんだと思う。
取材意図が正確に伝わっていなくて、
相手の方の「取材を受けた意味」と
こちらの「読者の方に伝えたいこと」が
きちんと重なっていないこともあるし、
いただいた赤字が、これは今回の企画の読者の方にとって
意味が伝わらないだろうなと思うこともあるし、
コミュニケーションというのは、そして言葉というのは、
とても難しい。
夕方から目黒へ、連載の取材。
素敵な方だけれど、いつもほぼ雑談ふう。
なんとかテーマに結びつける話を聞き出せないか、と
あちこちからアプローチ。
キーワードとなる材料を少しでももらえれば、料理を頑張る。
「こんな話で大丈夫でしょうか?
いつもいい文章にまとめてくださってありがとうございます」
といってくださった。今月も頑張ろう。
保育園のお迎えの時間まで約1時間。
締め切りから溢れている原稿に取り組む。
後一歩で終わらず。今日も取りこぼし中。
