日常の中で、
モヤッとするけどよくあること…、
「右に避けても
左に避けても
ぶつかりそうになる謎現象」
について。
◆ 経験ありませんか?
駅のホーム、混雑する通路、商店街。
前から人が歩いてきたので、
よけようとした瞬間──
なぜか相手も同じ方向に動いてしまい、
ぶつかりそうになる。
何なら2回も3回も左右に
スライドし合ってしまい、
「すみません…
(心の中:なぜ⁉︎)」
となる、あの現象💧(lll-ω-)
ワタクシは、
本当にソレが
よく起こります…(lll-ω-)💦
先日もありました…。
かなり荷物を持った女性が
前から来ていたので、
ちゃんと右に避けたんです。
すると、相手も右に動き、
…吸い込まれるように一直線
に向かい合ってしまい。
止まったら、
なぜか相手も止まり…
暫し見つめ合い。
避けて歩き出すと、
すれ違いざまに、
「はぁ〜」と声に出して
重たいため息をつかれて…
“こっちも、はぁ〜!だっつーの”
と叫びたくなりました(lll-ω-)
◆これは“脳の仕組み”で起こることなんです
● ミラーニューロンの罠
人の脳には「ミラーニューロン」という
神経回路があり、
相手の動きを真似してしまう
性質があります。
目の前の人が右に動くと、
自分もなんとなく
右に動きたくなってしまうのは、
この、ミラーニューロンの働き。
つまり、
「避けようとした結果、
相手と同じ方向に動いてしまう」のは、
脳が良かれと思って
同期している証拠。
皮肉なことに、
ぶつかりたくないという気持ちが、
ぶつかる行動を
引き起こしてしまうんですね。
◆ さらに「視線」がぶつかり合いを加速させる
人と目が合うと、
お互いの行動を一時停止
してしまう現象もあります。
心理学では、
目が合うと判断が
止まることがわかっていて、
それが
「一瞬、立ち止まって見つめ合う」
ような時間を生むのです。
結果、避けるタイミングを失い、
互いの“譲り合いの
脳内会議”が始まって、
右、左、右…で、
“避けダンス”に突入するわけです。
◆ じゃあどうすれば“避けダンス”を防げるのか?
✅ 視線を相手の目ではなく
「肩」や「胸元」や他の所にずらす。
…これでミラーニューロンの
「真似モード」がやや緩みます。
目を見ないことで、
判断がしやすくなるんです。
✅ 進行方向を決めてスッと動く
「右に行く!」と決めたら
迷わずスライド。
相手が読み取りやすくなり、
反応も早くなります。
✅ 軽いジェスチャーで方向を見せる
身体を少し傾ける、
肩を向けるなど、
言葉なしでも「そっち行きます」の
サインになります。
◆ 私たちはただ、
ぶつかりたくないだけなんです
避けようとして
ぶつかってしまう。
それはつまり、
「相手のことを考えている」から
起こる現象。
でも中には、
避ける気ゼロで
まっすぐ突進してくる人もいて、
ぶつかってきては文句を言う。
そんなときは…
心の中で舌打ちしつつ、
自分の冷静さを誇りましょう( ー̀дー́)チッ
◆ まとめ
●“避けダンス”は
ミラーニューロンと視線の影響で起こる
●お互い気を遣ってるからこそ
起きてしまう現象
●ちょっとした視線の工夫と
方向の決断で回避可能
◆ 最後に一言
人とぶつかるのは、
物理的にも精神的にも
消耗しますよね(lll-ω-)
でも「私は避けようとしてたのに」
と思えたなら、
あなたの中にはちゃんと
他人を思いやる心があるという証拠。
“ぶつかりたくない”と
思って動くことは、
美しい本能なのです…|ू•ω•)✨
当オフィスの心理療法については、
拙著、或いは、脳科学者の澤口先生のブログをご参照頂くと分かりやすいです。
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2012/07/120712.html
★★★★★
🍀著書🍀
🍀ユリア心理ライズオフィス🍀
東京 奥沢 自由が丘
心理コンサル・カウンセリング・心理療法