たぬこ(イケメン)歯医者に行く | 緋鷹由理 

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たぬこと熊太の徒然日記を主に掲載しています。

こんにちは、たぬこです。

昨日、歯医者に行ってきました。

歯医者と聞くだけで 「いやーーー!」 と思っているたぬこですが、実は今のかかりつけの歯医者さん、私にとっては神様のような歯医者さんなんです。

まず、説明がうまい、初めて治療する歯は、必ずレントゲンやカルテなどで、予備検査や治療履歴、患者の話をよく聞いて取り掛かる。

余計な歯には手は出さない。治療が的確で早い、などなど。

これって当たり前のようですが、皆さんのかかりつけの歯医者さんはいかがですか?

昔の不細工な藪医者

私は若いころ、藪医者にかかり、痛くない歯までほじくられ、しかもその歯医者、おしゃべりで治療の間も看護士と話している、なのに説明は下手だから何を聞いても(そんなの誰でもわかるわ!!)と、思うぐらい幼稚な説明しかできないのです。

その頃は私も20歳前後と若かったこともあり、医者に言われるまま半年も通い続け、治療費も結構かかりました。ケチなたぬこには天敵です

そしてある日、(こんな歯医者に通っていたら、お金かかりすぎるし、全部の歯に手を付けて、とことんほじくられる)と恐怖さえ感じるようになったので、切りのいいところを見計らって、通院を止めました。
 

医者には相性がある

それ以来、歯医者は適当な所がいい、痛い歯だけ治療してくれたらそれでいいんだ。と思うようになり、鹿児島に帰ってからかかった歯医者は、早い・安い・余計な歯には手を出さない、ところにかかっていました。

いつ行ってもすいているし、すぐ治療してくれます。

地元では藪医者という噂もありましたが、私にとってはとても適切な歯医者さんでした。

川崎に引っ越してきたとき、なんとアパートの大家さんは歯医者さんだったのです。

しかも引っ越してひと月もしないうちに、歯が痛くなり、大家さんの歯医者さんに行きました。

するとレントゲンを撮った先生、「これは親知らずが横に生えて押しているね。抜かないとダメだ」と最初から抜歯の話になりました。

思わず「痛いですよね、いやだ、痛いの嫌だ、どうしよう……」と言っていると、なんとおじいちゃん先生なものだから、「帰りな。俺はあんたがいやだってもんを押さえつけてまで抜こうなんてのは嫌だからね。でもほっといても痛みは止まらないよ、抜く覚悟ができたら来な、そしたら抜いてやるから」と言われて、ドキッとしてしまい歯の痛みより、おじいちゃん先生の気風(きっぷ)のよさにたじろぎました。

「抜きます!覚悟できました!すぐ抜いてください!!痛くてもいいです」

と言いました。

「そうかい、じゃあ抜いてやるよ、出来るだけ痛くないようにしてやるからな」

と最後は思いやりの一言で、その日の治療は終わり、きちんと説明もしてもらい、痛みがひどかったら、いつでも来るように言われました。

麻酔が切れてからしばらく痛みましたが、それほど長くは続かず、次の診療予約の1週間後には、痛みはなくなっていました。

近いこともあり、それ以来、その先生に診てもらっていましたが、間もなくして、息子さんがその歯医者を継ぐようで、代替わりの時がやってきました。

内心、息子がヘボだったらどうしよう、と思いましたが、その若先生が今のかかりつけの先生になるのです。

腕のいいイケメン先生

若先生はヘボどころか、石橋を叩いて渡るほど慎重で、それでいて治療が早いし適格でしかもイケメン。説明も上手で、おじいちゃん先生とは比べ物にならないくらい、技術もしっかりしていました。

今回も3ヶ月ほど前治療した隣の歯が痛くなり、休みを挟んでいたので2日ほど、様子を見ましたが痛みは引かず、予約もなしに飛び込み治療をしてもらいました。とりあえずかみ合わせが悪いようだからと少し削って、「これで様子を見てください、もしダメなら本格的に治療しましょう」と言うことで、そのあと痛みは治まったのです。

 

医者というのは相性が大事だと日ごろから思っていましたが、私は良い先生に出会いました。

しかし、私が神様だと思っているその先生も、良くない噂があるようで、失敗したんじゃないか、恨みを買っているようだ、ということも耳に入ります。

でも、私はその先生以外の歯医者にはいきたいと思いません。

どんなに悪いうわさがあっても、そんなことを気にしていたら、医者なんてかかれません。

どんな人にも選択肢の間違いや、患者さんとの意思疎通のすれ違いなどあります。

今は、私にとっては神様みたいな先生でも、いつかそうじゃなくなる時も来るかもしれません。

だから、医者は相性だと思って選んでいます。

皆さんはいかがですか?疑問符の付くような医者にかかった経験はありませんか?