とぅるー はぴねす  (54ページ)   | 緋鷹由理 

緋鷹由理 

たぬこと熊太の徒然日記を主に掲載しています。

ほんとうのさいわいをさがしに 8

 

先輩。私、先輩のこと好きです。

大好きです。

本当は、出会った頃から好きでした

……それは知らなかった

だって言ってませんでしたから。

本を読んでいる先輩を見るのが好きでした。

そして一緒にいるうちに、段々と好きな気持ちが大きくなっていきました

そっか。それはうれしいな。とってもうれしい

僕は愛しさに彼女をぎゅっと強く抱きしめた。

先輩は私のどこに惹かれたんですか?

さぁ、どこだろう?

もうっ。真面目に答えてください

なんとなく、かな?

むっ

七星は僕のわき腹をぎゅっとつねった。

痛ててっ

先輩、本当に私のこと好きなんですか?

好きだよ。大好きだ。

……最初は可愛い子だなって、そのくらいの感想だったけど、恋人ごっこをしているうちに、いつの間にか好きになってた。

どこに惹かれたかって聞かれたら、君の全部が好きって答えるよ

……うれしい

彼女の身体の重みが、とても愛おしかった。

 

〔つづく〕 

                                                             

登場人物

水無瀬弘海   主人公(みなせひろみ) 

高群  七星   主人公と同じ部活の後輩

鈴木 彰     ひたすら筋トレを誇張する、主人公の友人


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草薙香(くさなぎかおり)  の小説


編集掲載・緋鷹由理