父と母とポチ | 緋鷹由理 

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たぬこと熊太の徒然日記を主に掲載しています。

父から届いた昨日のメールです。

由理ちゃん、体調はどうですか?又低気圧の当たりが来た見たいね、気分はどうですかよくなりましたか?

低気圧が通るたびに悩まされちゃ大変だよね、かるた(背負った)病やっじ(病だから)しかたがねわいね(仕方ないね)、きばれよ(頑張れよ)!!

はい、お父さんありがとう。台風の時がひどいみたいだけど、大丈夫だよ。

皆さん、昨日はコメント返しできなくてすみません。あたたかいコメントありがとうございました。

次は、犬の話です。

おとうさんな(は)、このごや(ろ)寝たい(り)起きたい(り)、勝手気ままにしちょれば(しているので)躰がひっくり返ったか、びんたが(頭が)ひっくり返ったか、ひるはウトウトして、半分なひんねっちょつ(半分はねており)、夜になれば目が冴えっ(冴えて)ラジオ深夜便が友達です。

うちに飼ってるポチ(犬)も同じです。

昼はぐうすか寝ていますが、夜になると一睡もせず、人は当然(もちろん)見知らぬ猫1匹来ても、夜中に大声で吠えたてます。

「ポチ夜中に吠ゆっなよ(吠えるなよ)人様には安眠妨害じゃったっど(安眠妨害なんだよ)」と教えても、びんた(頭)を撫て貰うだけで、とんとびんたには(とんと頭には)はいっていません。

「もうお爺さんやっで(お爺さんだから)人にも気を使えよ」といってもトンと。

ポチの生い立ちは、今を去ること17年ほど前、私が朝早くまだ夜が明けるか明けないかと言う時間に、畑の作業場で花の出荷作業をしていたら、近くで車が止まった音がしました。がすぐ発車して行きました

窓越しに見たら軽トラでした。

すると間もなくかわいい子犬がやって来ました。

かわいいけど私には全く飼う意思がありませんので、可哀そうだけどシッツ、シッツと追っ払いました。

子犬は恨めしそうな目で私を見ながら出てゆきました。

私は作業を続けました。

すると30分もしたらポツポツと雨が落ちてきました。

あの子犬どうしただろうと思い外に出てみると、道路わきの草むらにうずくまっていました。

可哀そうだから小屋に入れてあげたかったけど、居着かれては困ると思い発泡スチロールの箱をかぶせてやりました。

そのあとはどしゃ降りでした。長い時間が経ち作業が終わったときには雨も止んでいまし。

「あの子犬濡れなかっただろうか」と思い発泡スチロールの下を見ると、子犬はいません。

「ああよかったどこかへ行ってくれた」と一安心して家に帰ってみると、なんと、ぬれもせず軒下にいるではありませんか

びっくりしました。

そしてお母さんに

「チョッシモタ(あっ!しまった)畑にいた捨て犬がワガエニキチョラヨ(我が家に来ているじゃないか)」

と言ったらお母さんが見に来て

「ムゼアイナア(可愛いね)」と言ったら、子犬が尻尾を振り振りお母さんに擦り寄って行ったら、お母さんが

「ハラガヘッチョラセンドカイ(おなかがすいているんじゃないかな)」

といいました。

「ソイナア(それなら)牛乳をノマセンカ(飲ませなさい)」

といったらお母さんが牛乳を皿にいれてあげました。喜んでのみました。

後は我が物顔で居つきました。ポチは病気こそしていませんがもう私と同じくらいの老犬です。今では私とポチとふたりで昼と夜と反転した毎日です。


ポチは、高校2年の娘と同い年です。

犬にしては長生きで、私も、実家にいた2年ほどは、よく散歩に連れて行来ました。


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草薙香  ベイン・ドリーム

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