こんばんは! 「国語教室HeyHo」安藤です。
小2、小3と続き、今日は小4の子の作文を紹介します。
今日、初めて読んでくださる方は、ちょと面倒ですが
前の二つをご覧いただいた方が、小4までの成長が感じられると思います
さて。4年生も3学期になると自分中心の生活作文を卒業する子が増えます。
次に挙げるのはそんな例です。
今年は、節分が二月二日です。節分は立春の日の前の日だと聞いたことがあります。いつもは、二月三日だけど、今年は二月二日なのは、今年は立春が、二月三日なので、節分は二月二日だそうです。節分が二月二日になるのは百二十四年ぶりだそうです。
毎年、豆まきをしたり、恵方巻を食べたりします。恵方巻を食べるときは、毎年、お父さんはいないけれど、家族でいっしょに食べます。恵方巻は毎年とても大きくて、食べることが大変です。でも、毎年、恵方巻は具が大きいのでとってもおいしいです。豆を毎年数え年で自分の年より一つ多く食べます。ふだん食べている豆より、なぜか、おいしく感じます。なので、毎年、もう少し豆を食べたいという気持ちになってしまいます。
恵方巻は、包丁で切ってしまうと、えんがきれてしまう、ということと、だまって食べるのは、運が口からにげてしまわないように、ということを、テレビで聞いたことがあります。わたしは、恵方巻を食べることにちゃんと意味があることを、はじめて知ってびっくりしました。豆まきをするのは、「魔目」で、魔よけや、災害がおこらないようにという意味で、そして、豆まきは、年男か、一家の主人がおこなうことになっているそうです。
恵方巻に何が入っているのかと、豆まきをすることがとても楽しみです。今日の夜がとっても待ち遠しいです。
ちょうど節分の日に書かれた作文です。
このお子さんには
〇節分の日にいつもしていることと、今日楽しみなことを、それぞれ分けて書こう。
〇「聞いた話」を作文に取り入れてみよう。
〇600字以上書こう。
この3点を目標にしました。
作文用紙であと1行分(20字)、目標字数には届きませんでしたが、
「聞いた話」の引用がとても上手にできていますよね
二月二日が節分になっていることと、恵方巻の食べ方の由来を、分かりやすく説明できています。
4年生は
◎いろいろな知識を得て、それを自分の言葉で文章にすること
を目指しています。
理科や社会の分野も含め、興味・関心を持ったことを自分で調べたり人に聞いたりして知識を深めること。
最初は一人では難しいので、親御さんの経験や情報を伝えて一緒に学んでいくと、子どもの世界がグンと広がります。
それが将来の伸びしろになり、自学自習の姿勢にもつながっていくのです。
次回は5年生の作文です。
この1年の進歩も大きいですよ!お楽しみに