記述力アップをめざして②〜読書感想文講座からわかったこと | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。文章力をつけるための教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

前回の記事に少し出てきてた

今夏の読書感想文講座からわかったことを書きます。
普段から教室に通っている生徒さんと、
感想文講座で初めてお会いした生徒さんと、
書き方や書く力にどんな違いがあったのか?
という話です。
 
まず、最初に書く「すらすらワークシート」は
学年や個人差、親御さんの協力の有無
によって変わります。
教室生か否かは、あまり関係ありません。
 
次に、そのワークシートを元に
どんな順に書いていくか(構成)を
決めていきます。
足りない部分を補うために
体験や似た話、意見を聞くのですが、
その時に、単発の生徒さんは、
こちらから提案する例を
素直にそのまま書いてしまいがちです。
もちろん、ワークシートを元に
その子の感じそうなことを考えて提案するので
「そうそう、それ、思ってた!」
と、にっこり笑い、そのまま書くのです。
つまり、自分が思っていることを
書き言葉で表すことに
慣れていないということです。
一方、教室生は
アドバイスを素直に聞かないことが多いですニヤリ
「素直じゃない」というとマイナスのイメージですが、
そうではなく、
「先生の言うとおり」がイヤなのです。
こちらが提案したことを
ひと捻り、ふた捻りして……
自分なりの表現を考えて書くのです。
そのため、時間がかかることもあせる
 
小学五年生の女の子で、
普通は2,3回で終わるところを、5回かけて
約2000字の感想文を書いた子がいました。
仕上げの日に帰りが遅くなり、
お母さんとやりとりしたときのLINEです↓
 
こちらからお母さんへ
本来なら清書まででも3回あれば完成するのですが、
下書きができるまで、あまりアドバイスされたくなかったようで
ほとんど全部、Nちゃんが自分で考えて書いていました。
しかも、前に書いたところを読み直し、
細かな部分にもこだわって書き直しながら
5枚も書いたので、時間がかかりました。
もう少し早いうちに、効率よく進めるように
お話すればよかったかもしれませんが
今回はNちゃんのやる気を優先させたくて。
(中略)
感想文は、とても上手に仕上がったので
たくさん褒めてあげてください。
 
お母さんより返信
読書感想文のご指導ありがとうございました。
おかげさまで立派な長編作文が完成いたしました。
1つのことに根気よく取り組み、
試行錯誤しながらやり遂げるという、
普段なかなかできない経験をさせていただいたと思っています。
(普段のNの勉強姿勢からは考えられないことです!(笑))
子どものペースに合わせてご指導くださったこと、
大変感謝しております。
(後略)
 
他のお子さんについても
同じような傾向がみられました。
自分で書きたいと思う気持ち・がんばればそれができる力が
いつの間にか付いているのでしょうね。
それが「記述力がアップした」ということなのだと思います。