楽しい高校生活のために③~生徒を大事にしてくれる学校って?~ | 「国語教室 Hey Ho」安藤友里のブログ

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「国語教室 Hey Ho」代表の安藤が、思ったこと・考えたことを綴ります。「文章力をつける」教室を開いているのだから、自分も文章を鍛えないと、と思って書いてます。

前回の続きで

進学する高校を決める時のポイントです。

 

学校行事・卒業後の進路・部活動など

恐らく説明会でも紹介される内容で

親子でウマの合う学校を選ぶのは大前提。

そのうえで「生徒を本当に大事にしてくれる学校」

を見極めてほしいと思います。

 

そのポイントは2点!

 

まずはコース・クラスの並び方です。

私立の高校は、ほとんどの学校で複数のコースに分かれています。

例えば特進コース・進学コース・標準コース・英数コース……など

いわゆる偏差値の高い順に並んでいることが多いのですが、

クラスがどうなっているか、がポイントです。

数字のクラスの場合、1組がどのコースか。

入りやすい(偏差値の低い)コースが1組やA組など先に来ている方が

生徒ひとり一人を大事にしてくれる学校であることが多いです。

学校にとって「手のかかる生徒」のことを

まず先に考えている、という姿勢が感じられます。

経験上、そういう学校の方が退学率が低いのです。

 

逆に、勉強の特待生など学習面で上位の成績で進学する場合。

偏差値が高いコースがクラス番号の始めに来ている学校なら、

手厚い指導が受けられると思います。

ただ、3年間、その立場をキープし続けないといけないし

線路から外れることを許してもらえない雰囲気があると思います。

私ならそれは窮屈だし、

我が子なら、多感な年齢にそんな場所には行かせたくないですてへぺろ

 

もう1点は、いじめや生徒間のトラブルについての認識です。

「うちの学校ではいじめはありません」と

言う学校はやめておいたほうがいい。

いじめやトラブルがないわけはないのです。

特に、それまでの習慣が異なる子が集まる1年生の間は、

必ず何らかのトラブルが起きます。

幸い巻き込まれずに済むことも多々ありますよ。

だから余計な心配はいらないけれど、

「何もない」学校、「何も起こらない」学年はありません。

 

これも経験上ですが

「いじめやトラブルは起こりますが、

 おうちの方と連携して、生徒が成長できるように対応します」

とおっしゃった学校が一番安心できました。

ただ、

もめ事が起こるのは当たり前だから

敢えて何も言わない学校もあります。

そういう時は個別相談などで聞いてみるといいと思います。

我が子が心配という話ではなく

「こういう年頃って難しいですよね。 

 トラブルが起こることはないですか?」と。

その時にニコニコ笑って

「もちろん起こりますよ。

 でも、我々は経験があるからきちんと対処します。」

と言ってもらえれば大丈夫。

眉をひそめて

「そんなことは、起こさないように指導しています!」

という学校ほど要注意です(笑)。

 

以上、とても個人的な「学校選びのポイント」でした。

どうか高校との良い出会いがありますようにニコニコ

 

楽しい高校生活のために(2018年1月)

楽しい高校生活のために②

 

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