こんばんは。

彩膳中華杏ZUの有井です。

 

現在取り組んでいる約700年前のレシピ再現!

この一冊の古典

飲膳正要」が手掛かりです。!!

 

そんな古典を今回は

内容をご紹介させて頂きます

当時の皇帝「」の文宋

飲膳大医「忽思慧」に書かせた物です。ニコニコ

内容は薬膳料理のレシピは勿論

食材・中薬の説明、薬膳茶、薬膳酒の説明

養生禁忌、妊婦さんの食忌、乳母の食忌、飲酒時の禁忌

服薬時の禁忌(飲み合わせの注意)、食べてはいけない物(時期も含めて)

食物相反(食べ合わせ)、食物中毒(解毒方法)

禽獣変異(肉類の注意点)、四季の養生方法

そして五味偏走(偏食の注意点)など・・・

 

注釈にもありますが、非常に翻訳が難しい作業であったそうです。

自分的には、本当に有難いです。照れ

 

そしてこの古典にはとても大きな特徴があります。

 

元王朝はそもそもモンゴル帝国になります。

つまり、薬膳料理のレシピ本ですが

モンゴル色がかなり強く出ていて

現在の薬膳料理とは大分かけ離れています。びっくり

 

そして、地続きで世界最大の帝国であったため

非常に食材・調味料・香辛料・中薬が多いのも特徴の一つです。

 

ただ、再現にあたって??大丈夫??的な料理もあります・・・・がっ

味・香りが非常に良い物が多いです。(勿論、薬的な意味合いが強い物もあります。)汗汗汗汗

 

 

 

初めは興味本位で、料理人として

非常にそそられる古典でしたので

再現を始めたのは必然でした。グッ

 

ただ、段々品数が増えていくにつれて

その時代背景や歴史、そして現代の食文化や薬膳の世界との繋がり

について沢山学ばせて頂いております。ニコニコ

 

現在の手掛かりは、この一冊の本と

今迄の料理人としての経験と知識だけです。おねがい

 

しかしこの本はもう廃版で増刷はないです。笑い泣き

先人が伝えて来た大切な財産がいつかなくなってしまいそうですショボーン

 

そうならない為にも、そして何時か自身と同じように

この古典に興味を持って頂けるような方にキラキラ

少しでもお手伝いが出来ればと思い

毎月一品、出来る範囲ですが再現させて頂いております。筋肉

(そろそろ手に入る中薬や食材がなくなりつつあります・・・えーん

 

この作業を始め、色々な事を知ることが出来ました。

そして薬膳の世界の事だけではなく

どの様な人(国)が長く続くのか

(この時代の中国の歴史の代謝は非常に活発です)

そしてそんな中、いかに健康で元氣に過ごしていたのか?

改めて中国伝統医学(陰陽・五行)

の必要性を感じております。ウインク

 

現在、料理業界は物凄い勢いで進化?し続けています。

そんな中、こんな料理の見方もありかな?

と、勝手に解釈しています。

時代と逆行しているようですが

自身的には、何分アナログなので

こんな感じで楽しくやれたら良いなと思っています。爆  笑

 

も少しお付き合いくださいませ。ルンルン

 

 

 

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