夜に咳が止まらない時は | ゆら小児科クリニック院長のブログ

ゆら小児科クリニック院長のブログ

神戸市東灘区御影にある小児科・アレルギー科の”ゆら小児科クリニック”です。
アレルギー外来・予防接種外来・乳児健診外来・食物経口負荷試験外来があり、ネットによる予約システムを導入しています。

もう11月も半ばです

寒くなってきたし、空気も乾燥してきたし、病気には気をつけないといけない季節です


クリニックも、風邪のこども達でいっぱいです


この季節の風邪は、鼻や咳の風邪が多いです。

原因として最近に多いのはRSウイルス、その内インフルエンザの季節になるでしょう



特に夜に鼻が詰まったり、咳が止まらなくて辛いものです。


少しでも楽にしてあげたいですよね。


もちろん治療も必要ですが、適切な加湿で症状を楽にすることができます。



加湿~  何を今更  ブログで見たよ



なんて言わないで下さい。もう少し加湿について付け加えさせて下さい



咳や鼻詰まりがひどいお子さんが、お風呂に入るとマシになった経験がないですか?

このお風呂の条件、『暖かくて湿度が高い』、これが咳や鼻詰まりを楽にするのです



どういうことでしょうか (少し理屈っぽいです


加湿器をつけて湿度計を見たら、60%になっているとします。

この60%は相対湿度と言い、その意味は、『部屋の空気中には、その場の室温で空気に溶けきれる最大の水分量の60%が溶けている』という意味です。室温によって、空気中に溶ける最大の水分量は違います。

下の図で見ると、相対湿度が60%の場合、室温が5℃ならその部屋の空気中には167mlが溶けていますが、22℃なら452mlが溶けています。



この空気中に溶けている水分量が、実際には潤いとして感じ、加湿の効果を出します。



何が言いたいかというと、この季節は気温が寒すぎず暑すぎずなので、あまり暖房をしないですよね。


つまり、室温が低く、加湿をしても喉や鼻を潤す程度の加湿になっていない可能性があります



咳や鼻詰まりに対して有効にするには、少し部屋を暖かくして加湿器をつけてあげると、咳や鼻詰まりに有効になります


適切な条件は、相対湿度60%、室温20~25℃です。

朝方に冷え込むなら、タイマーで室温を調整するのもいいかも。


実際には、細かい湿度の調整は気にせず、加湿器をガンガンかけて、朝に部屋がかびないように換気するのが現実的でしょう。


それでもよくならなかったら病院行こう(某CM)




おまけに加湿器にも一言

加湿器には主に、水蒸気が出るタイプ(スチーム式など)と気化式(最近は空気清浄機とくっついたのも多い)のタイプがあります。


水蒸気が出るタイプは加湿が早く、出入りの多いリビングにお勧め、気化式は閉め切ることが多い寝室にお勧めです。