
<ひざ痛克服>「ひざの後ろ側の痛み」はひざ過伸展(反張膝)の人が多く感じている(リンパも詳しく)
「ここに来て体の動かし方が初めて分かったわ」
「怒りっぽくなくなった」
といったお声を最近もいただいて嬉しく思っていたらこの記事を書いている時に
「飛行機に乗る時に薬を飲まなくても大丈夫になりました」
とのこと。
(え?乗り物酔いの薬?)
かと思うとそうではなく、飛行機に乗ると思うと緊張して動機が激しくなり呼吸が苦しくなるので6年前からずっと搭乗前に薬を飲んでいたそうです。
私の所で呼吸の仕方も身についてきているので今回はもしかしてもう大丈夫じゃないかなと思って薬をやめてみたら、やはり大丈夫だったそうです。
筋肉が正しく作られていくとそれは自律神経にも影響していきます。良かったですね。
「病院や整体、ジムやヨガやエステと色んなところにたくさん行ったけど、ここくらい説明してもらって納得して筋肉を動かせたところはないです。体の中の使い方をつなげて話してくれる」
と言っていただけました。人それぞれ体の使い方はいろいろなので、一人一人の動きを確実にみることが大事だと思っています。
ひざの後ろ側が重だるい
ひざの後ろ側がなんとなく重だるい、痛い・・・そういった人の特徴的な姿勢。
それは「ひざ過伸展(反張膝)」をさせてバランスを取っているという姿勢です。(その他の要因の場合もあります)
別にひざ過伸展でも普段の生活はできるし、運動もできるし、病院に行くほどではないと考えるのが普通ですし、自分のひざが過伸展していることに気が付いていない人も多いのですが、何かしら男女関わらず、加齢とともに問題が出てくるのはたしかです。
リンパの流れが悪くなるのもそのせいでしょうし、足・脚がむくんでしまうのも、足・脚が冷えるということも
それくらいこのひざ過伸展(反張膝)というものはやっかいです。
むくみを取るためにマッサージして、少し良くなっても元の姿勢の取り方がひざ過伸展によって間違っているとすると、また体の中の水の流れは悪くなります。
O脚もX脚もひざが過伸展しているのですから将来のためにも早めにまっすぐになるようにした方がいいのです。
XO脚は、知らないうちにひざのお皿が前を向かなくなっていますから、ねじれが生じているのことを知って欲しいです。
今回は「ひざの後ろ側の痛み」です。
「ひざの内側の痛み」はこちらをどうぞ。
「ひざの前側の痛み」はこちらをどうぞ。
「未病の捉え方」はこちらをどうぞ。
ひざ裏が痛む病気
では病気という名がつくものでみてみましょう。
ひざ裏が痛む病気は色々あります。西洋医学での一般的な見解とともに私見も記しておきます。
・膝窩嚢胞(しっかのうほう)(ベーカー嚢腫)
ひざの裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らみます。過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり痛みを生じます。
9割以上が変形性膝関節症、関節リウマチ、痛風、血清反応陰性脊椎関節症など、膝関節の病変を合併しているとの報告があり、膝関節内の病変が治癒すると、自然とベーカー嚢腫は軽快します。
写真を見て分かるように、このようにひざ裏がもっこりしている人はたくさんいます。
まさかこんな病名がつけられるほどのものだとは知らない人も多いのではないですか?
ひざ裏がもっこりブヨブヨしていてはいけないのです。
何がどうなってブヨブヨしているのかというとこんな感じです。滑液包が炎症を起こし膨らむんですね。ベーカー嚢胞(ベーカー嚢胞)とも言います。
ひざに過伸展を強いることがおそらく最もよくある原因だと思われるのですが、ふくらはぎにある「腓腹筋」という筋肉が上手く使えていない場合にも関係します。
腓腹筋は足の底屈とひざの屈曲の筋肉です。そして腓腹筋が弱化するとひざ過伸展(反張膝)になります。
ひざ痛とひざの屈曲は、ひざの過伸展も含めて切っても切れない関係だと私は思っています。だからO脚やX脚、XO脚を解明しないといけない。
こちらの記事を参照してください。「<ひざ痛克服>ひざ痛持ちは「ひざを曲げる力」が圧倒的に弱い」
続きはこちらでどうぞ。
ひざの後ろ側が痛む他の症例、そして「リンパの流れ」まで分かりやすく書いてみました。
今のひざ痛はどこですか?
プロフィール
高田祐希(たかだゆき)
女性専用治療院「きこうカイロ施術院」院長の治療トレーナー。「体形・体型改善」をすることが「痛み」をなくすことにもつながることを自己の経験をもとに伝授している。ストレッチ、筋トレ、ダンス、ヨガ、気功などをトレーニングの中で用い、各人に最適で効果のある楽しい運動を提供しています。



