福島の今を知り、私たちの未来を考える2日間
http://eco.his-j.com/volunteer/tour/TF-FUKISHIMA-005
今年で5年目となるツアーが先週末4月1、2日に行われました。
プログラムを一新し、3月31日に避難解除となったばかりの飯館村、川俣町山木屋地区での活動もスタートしました。
今回新たなコースを導入した山木屋地区からアテンドし、花卉農家である廣野さんのハウスでトルコギキョウの苗の定植作業をお手伝いしました。苗がとても小さく細かい作業でしたが丁寧に苗を植えました。
小雪が舞うとても寒い1日でしたが、参加者の半数は高校生・大学生ということでとても賑やかに作業しながら楽しんでいました。
30代の廣野さんは家業を継ぐために3年前に東京から福島に戻り、避難解除される前に仮設住宅から通いながら両親とともに営農を再開していました。
あたり前のことをコツコツと原発事故に対しても悲観することなく、今やれることを積み重ねていく姿勢の廣野さんのような若い人の考えや気持ちに触れられたのは貴重だったと思います。
キレイなお花が咲くのが楽しみです♪その前には草取りの作業があります。
あぶくまフラワーカットグループ
http://abukuma-cutflower.com/seisan.html
寒い中、飯館村と山木屋地区での活動お疲れ様でした!
作業は小一時間で終え、東和地区に移動しました。
道の駅ふくしま東和にてオリエンテーション、放射能測定所検査室の見学、お買い物を済ませてから今回から交流会ではなく農家民宿に移動し各家庭でそれぞれの時間を楽しみました。
2日目 天気は朝から晴天で暖かい日になりました。
朝からお米の種まきがスタート。1人1枚分は小さな苗箱ひとつひとつにお米をまく作業。そして土入れや運ぶ作業など約2時間みんなで協力してやりました。
その後、蒸し上がったもち米でいちご大福づくり。
テンションあがる参加者の様子が写真を見て伝わってきますね。
大満足の笑顔でした♪
昼食はみんなでついたお餅の会食。
午後の部では地域で活動する3人をお呼びしパネルデスカッションを行いました。
お越しいただいたのは、
ふくしま農家の夢ワイン株式会社 代表取締役 齊藤誠治さん(中央)
新規就農 Iターン 佐藤幸治さん(右)
地域おこし協力隊 岩代地区担当 Uターン 武藤琴美さん(左)
それぞれ地域に対する想いや苦労したこと、これからの魅力ある地域や人づくりなど短い時間でしたが多方面で活動する人たちの生の声を聞く貴重な時間でした。その後も各テーブルで質問や交流をし、熱心に聞いたり質問する参加者が多かったです。
夢ワインの試飲もさせていただて、アルコールが入りテンションも高い流れで旅の最後の振り返りワークショップを行いました。
グループに分かれて「この2日間で感じた福島を一言で伝えるには?」「その理由は?」
というお題でそれぞれ話し合ってもらいました。
18人の参加者それぞれの気づき・感じたことがこれからの一歩を踏み出していくキッカケとなったらうれしいです。
☆参加者の感想☆
・ツアー最後のワークショップでいろんな人の考え方を知ることできたのですごくよかったです。また農業体験を通して更に飯館村や東和に愛着が沸きました。
・全体的に本当に満足しています。ここまで現地の人と交流できると思わなかったので本当によかったです。
・新たに飯館雪っこや山木屋のトルコキキョウの復興に参加できること嬉しく思いました。農家民宿で過ごす時間が長くなったり、パネルデスカッションでの地域の取り組みされている方のお話を伺えたりしてより福島の多くの人と交流出来たことがよかったと思います。
・地域の方々、添乗員の方もみんな温かい人ばかりで居心地がよかったです。
アンケートの感想ありがとうございました。
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その他、ご意見として
・郷土料理を一緒に作る体験をしてみたい!
・他県の震災復興を見てみたい
・学ぶ+観光もしてみたい
・周りの方に福島を伝えるために商品を買って応援するということが大事なのでチラシやお知らせの情報がほしい
▶参加者の感想やご意見を反映させて更に魅力のあるツアーや体験内容を充実させていきます!
貴重なお時間を一緒に過ごさせていただきありがとうございました。
そして次回は5月27〜28日に田植えツアーがあります。
みんなの蒔いたお米の種がどのように育っていくか写真でアップします!
避難解除となった飯館村、川俣町山木屋地区の体験や人との交流もできる機会ですのでぜひ福島においでください。
お申し込みはコチラ
H.I.S.スタディツアーデスク
http://eco.his-j.com/volunteer/