差別用語 | yunnkji1789のブログ

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「キチガイ」という差別用語がある。
かつて、知的障害者に対して使われていた。
先日、同じクラスメイトに対してこの言葉を使っている生徒がいた。
相手の生徒も別に気にしていたわけではなかったので、優しく「その言葉は差別用語だから使っちゃダメだよ」と注意していたのだが、なかなか理解してくれず連呼していた。そのやり取りをみていたベテランの先生は、その生徒を怒鳴り付けて止めさせ、私に対しても、「差別用語に対する意識が甘すぎる」と注意いただいた。
全くその通りだと反省している。
元教師の父は、理解できない奴のことをよくキチガイと呼んでいる。時代の違いはあるようだが、いいわけをすると、それが当たり前の環境で育ってしまった。
差別用語を使うことは、当然人を傷つけるからいけない。
発達障害や知的障害の子どもを沢山見てきた。皆家族や周囲の人から愛情を受けて、一人の個性を持った人間として尊重され、支援され、生きていく権利がある。
そういう人に軽々しく「病院に行け」等と心ない言葉をぶつける人がいる。
障害は病気ではない。
病院ではなく、実社会で何一つためらわず、いきていく権利がある。
もし、それを迷惑だと思う人がいたら、社会生活を遠慮するべきはその人の方だ。
また、差別用語を使うことは、使う人の評判も傷つけてしまう。
差別意識がなくても、差別していると勘違いされて、人格を誤解されてしまう。
だから、周りの人は、差別用語に対してはきちんと「ダメなものはダメ」というスタンスで対応しなければいけない。
ちなみにかくいう私のブログにも「キチガイ」と言うセリフを書き込んでいる人がいる、本来承認してはいけないのだが、彼に反省してもらうために敢えて数件だけ承認している。不愉快に感じた人は誠に申し訳ない。
しかし、一部のブログで、彼の暴言を野放しにして、さらに、「それもあり」というニュアンスで肯定までしている人がいる。

自分の政治的心情を広めるために、敵に対する暴言は絶対に注意しない。しかも質が悪いのは、自分は絶対に手を汚さない。
偉そうなことを言っているが、私は特別支援学校の経験があるから、障害の事実がわかるが、以前は全く無頓着だった。
先日教育委員会に勤める元同僚に電話して、特別支援学校の話題になった。彼は「特別支援学校って皆ヘッドギアしてるんだっけ?」と、ものすごい頓珍漢なことを言い出し、がっかりしてしまった。しかし、せんなものか、とも思った。