胸 部 外 科         

ヒョンブ ウィ クヮ 

 

2018年韓国放送

 

 

視聴】 LaLatv

 

【脚本】 :チェ・スジン(ドラマ『被告人』『シティーハンターin Seoul』)
       チェ・チャンファン(ドラマ『被告人』)

 

【演出】 :チョ・ヨングァン(ドラマ『被告人』『野王~愛と欲望の果て~』)

 

(【お薦め度】  ★ ★ ★ ★

 

【観たきっかけ】 医者ものと法廷ものは間違いなく面白いと踏んでいます

 

【俳優さん】

 

 

コ・スは、「クリスマスに雪は降るの」で知りました。2009年のドラマですっかり内容を忘れていましたが、暗いけどとっても好きだったんだよね。

 

 

調べてみたら、脚本は「ごめん愛してる」のイ・ギョンヒ

演出は「バリでの出来事」のチェ・ムンソクとのこと。どうりで魅かれるはずだ。

 

 

 

 

ソ・ジヘ  「鉄の王 キム・スロ」に登場したときは、人間的な余裕をかもしだす

高貴な生まれの王女役がとても印象的でした。

今回も、人格のぶれない、できる女を演じていてかっこよいです。

 

 

オム・ギジュン  私はこの人、ドリーム・ハイでめちゃ面白いと気に入っていたんです。

すごい演技派ですよね。「女の香り」でもひょうきんな役だったと思うのですが、「被告人」は怪演というかすごかったですね。また観たいと思っていながら、なんと「棚ぼたのあなた」のユ・ジュンサンと区別がつかなくなっていました。

「どうしたの、プンサンさん」でこの人は、オム・ギジュンとユ・ジュンサンとどう違うのか?

じろじろと確かめてやっとわかったところです。

 

 

【テーマ】;ずばり患者のたらいまわし 

 心臓移植の順位不正操作

 

重症患者はリスクが高いということで、どの病院からも敬遠される。

いったい誰が救うのか?

患者の命をないがしろにして医者と呼べる?

そんな空気の中で、どんな患者も差別することなく、

ただ命を救うことだけに集中する

いまだ身分がフェロー(研究者)という一人の医師。

そんな正統派の医師をつぶそうとする、

権力や利益を手にしている理事はいのちを軽視し、

選別しようとする。

また非道な権力にさえすり寄って自分も

権力を得ようとするものもいる。

はたして、正義はどちらにころぶ?

 

【ネタバレ―ナ感想】

 ずっしりとした重い雰囲気と生々しい手術シーンがたっぷりある中で、

アン・ネサン演ずるク・ヒドン科長とその息子が

おとぼけなシーンで笑いをとって場を和ませてくれます。

最後にはなかなかやるじゃんという重要な役回りになります。

私は、たとえ悪役でも心を入れ替えて立ち直るという

人間的な筋書きが好きなので、

最初はサイテーなこの人たちに

最後はとてもすくわれます。

いくらコ・ス演ずるパク・テスが一人でふんばったところで、

腐った病院の体質を変えることはできません。

みんなで協力し合って力を合わせたからこそ、

成し遂げられることがあるんですね。

オム・ギジュン演ずるチェ・ソッカンの頭脳戦も見ものです。

スカッとジャパンでした。

 

 

 

 「私の判断でECMO(エクモ)を入れました」

というスヨンのセリフがありました。

医療用語を覚えたとたん、まさにその日のニュースで、その言葉を聞くことに。

今や新型コロナウイルス感染により、重症な方はエクモ(人口心肺)を

必要とされているのですね。

今回のドラマでも何度も登場しおなじみとなりました。

でも、日本にはたったの1400台しかない!

足りるはずがないよね。

しかも使いこなせる医者も少ないとか?

今こそ、胸部外科医様たち、

いえ、すべての医療関係者様たち、

感謝申し上げつつ、

お体大切に

どうか感染なされませんように

お祈り申し上げます

 

※写真お借りしました