お忙しい中、すみません。

今日来られた患者さん臨床報告ではないのですが、
見ていただけますか?
<回答>
喜んで見させてもらいます。



59歳 女性 農業とパ-ト掛け持ち 嫁いだ娘さんの紹介(同伴で来院)
<回答>
「嫁いだ娘さん」の紹介、という事は「娘さん」が患者さんなんだね。


主訴  事前に娘さんから予約時に聞かされた部分は、
     肘の痛み 足のしびれ

送迎の依頼があったので、来られる時の服装を教えていただくと、
おかあさん 赤いコ-ト 娘さん ベージュのコ-ト
(赤のコ-トで来られるんで、活発な方かな? からだの使いすぎなど考える)
<回答>
なるほど。来院前から新患さんの「リサーチ」を始めてる。
いい心がけです(笑)。


ご本人さんへの問診 
肘の痛み パ-トへ行っての作業し過ぎから出ている? 
右が曲げると痛い 左はそれほどでもない。
肘のくるぶし?を挟む左右

両足裏全体のしびれから最近は、痛み 

両肩こり 右が特につらい 右肩甲骨内縁の上部1点に痛み


農業は、蘭の栽培 特に、辛いと感じた事はない(休み休みの作業)
パ-トは、約2年前の8月末からス-パ-の惣菜作り
朝8時から13時まで
休憩なしのぶっ続け かがみ仕事もあるから、腰痛もたまに出る。

10年前にになり、実家に帰って養生して、嫁ぎ先へ戻っている。

病院で検査するが、肘も足裏も異常なしの診断


施術の方向性
赤のコ-ト来てこられるイメ-ジからは、程遠い 細く・疲れきっている感じ。
病院の診断異常なしから、「ストレス」より入って行こうと方向性を決める。

肘の痛みの発症が、パ-トに出られてからのタイミング??
足裏のしびれも、寒い場所での作業だろうから、そこから狙って!

肩こりは、鬱の切り口として!
<回答>
こういう「洞察」の入れ方。最近の横須賀先生のREN空術師としての成長を感じるよ。


患者さんへの問診
「ちょっと突っ込んだ話をしますが、答えられる範囲で、答えてくださいね。」
「ご家庭での、状態はいかがですか?」

患者さん
「旦那さんが、生活していく上での危機感がなくて 、 
食べて行くために、私がパ-トに出て食べて行けるような状態で、
蘭の小売もしているので、お客さんが来ると半日でも1日でもしゃべっている。」

「もしかしたら、自分はもっと働かなくちゃ 頑張らないとダメまど考えていませんか?
特に、自分の周りの方は、もっともっと頑張っている 自分はまだまだ足らないなど。」

患者さん
「はい いつもそんなふうに思ってます。実姉は、私より数倍も頑張ってます。」


やっぱり、つい少し前の自分と同じ状態だなって思いました。

この話をし出すと、娘さんから涙があふれる。
(視線合わせないように ちらみしました)
<回答>
なるほど。いい線をつく「導入」ができる証拠だね。
「場」のつかみは上々だよ。



施術方法の説明を始める。
途中、娘さんに話を振ったら
娘さんは、ぎっくり腰で、来院され2回で、回復 その後は、全く出ないとの事。
<回答>
だからこの娘さん、「大切なお母さん」を「自然療法院 よこすか屋」に連れてきた。

検査
特に右側にひどい症状が、ある

座位から心肺臓器捻転を念入りに入れる。
ここでは、からだのつらさが伝わってこない。

冬・春・充気のトライアングル 
肩こりを狙っての両肺への L1ストレス解消&疲労回復で3連打

動診
変わりなし(折込済)
右肩甲骨内縁上部1点の痛みを訴えたので、指での定触3呼吸

動診
肩こりは、変わりなし 右肩肩甲骨内縁は、解消

うつぶせから、股関節捻転臓器捻転を行う。

内外踵から、エネルギ-不足(陰虚)の6呼吸+3呼吸を左右に
大腸への捻転を入れようとしたら、頭を動かされたので、
うつぶせ回避 仰向けになっていただき、
臓器捻転をイメ-ジで、入れて行こうかと思いましたが、
各臓器に、陰陽五行と太極を丁寧に入れて行く事にしました。
確実にバランスが崩れているだろうから、元の位置への誘導も兼ねて 入れる。
<回答>
この辺りの運用は正統派のREN空術だよね。

丹田に手をかざすと、「詰まり感」を感じたため 
開けるだけでいいからのイメージで、L3開くで入れる
定触が、すんなり入って行く感じになる。
<回答>
この辺りもREN空術独特の感覚を獲得し始めてるよね。


9呼吸入れてから、各臓器へ陰陽五行と太極を入れながら
臓器アプロ-チと左右の臓器へは、連絡の太極も。
<回答>
もうガチガチREN空術だね。


吸収は、して行くが帰ってくる感じが全くと言っていいほど「ない」。
相当のエネルギ-不足??
<回答>
そういう感じだなぁ。そこが分かったなら、「やり様」があるね。


焦らず、今できること。こっちの都合で入れすぎない事に注意して終了。
<回答>
この施術の「切り上げ方」・・・よく研究会でのアドバイスを聞いてるよ。


起き上がっていただく感じは、疲れて寝不足から起き上がる感じ。
動診していただく(自分のからだの状態を知っていただく為)

患者さん。
「ありがとうございます 少し楽になりました。」

明らかに「楽になっていない。」 ここも想定内 
わざと動診していただいた。
<回答>
この手筋、この施術・・・患者さん
「楽」になんてなってるハズないよね。

患者さんへ
「楽になるどころか、つらくなってますよね?」
<回答>
とてもいい「対応」だよ。

で、施術をよくわかってる。患者さん、無茶苦茶ダルくなってるハズだよ。

患者さん。
「はい そうですね 重い感じがします。」
<回答>
当然です。
メンバーは「ナニ」が起こってるか、類推・洞察するべきだよね。

「今の感じが、からだの正直な状態なんですよ。
毎日、自分の身体がつらい事に嘘をついて、無理やり動いてるんですよ
そこに、気が付くと楽になっていきますよ。」
<回答>
変わったなぁ、横須賀先生(笑)。
この語りかけの文言(笑)。

患者さん
「そんな事、思った事ありませんよ。」
<回答>
ここから、変わるよ。この患者さん。

「ちょっと、難しい話をしちゃいましたが、私がそうでしたからよく分かるんですよ 。 無理をして休む・サボる事してみてください。」
「気持ちがいいことしたり、お笑い番組みたり、悲しい場面のドラマみても
気持ちいいとか、笑ったりとか、泣いたりとか、してない感じですよね?」

患者さん
「はい してません。」

「もう、そのような感覚は麻痺しちゃってるんです。頑張りすぎてるから。」
「お姉さんは、もっと頑張っているって言ってましたが、
実の姉妹でも、持っている器が違うんですよ。」
「お姉さんは、どんぶり ○○さんは、ちゃわん。」
「ご飯の盛れる量が違うんですよ。」

説明が、下手なので 患者さんすっぱり理解できてないようでしたが、
表情が少し和らい だ感がありましたので

「手を差しのべていただけたら、お手伝いさせていただきますから、
いつでも、電話なり声をかけてくださいね。」
<回答>
こういう「語り掛け」、ストレス対応の基本だよね。研究会の授業を自分の血肉にし始めてるよ、エルザは(笑)。

娘さん
となりで、涙ぼろぼろ流してました。
<回答>
深いよね。


娘さんトイレに立たれたんで、患者さんに鬱の原因を聞いてみました。

患者さん
「姑と娘が原因なんです。」
「実家に帰って養生してる間に姑さん、亡くなったんですが、家に入れないんです。
蘭の作業場の事務所で暮らしてます。」
<回答>
やっぱり、かなり「深い」ね。


「わかりますよ ダメなものは、とことんダメですから 無理は禁物です。
自分が出来る事だけすればいいんです。まず、自分を取り戻す事が大事です。」

帰りの車のなかで、患者さんから
「これからも通おうと思いますので、よろしくお願いします。」
<回答>
この「流れ」からは当然の患者さんの反応だよ。

「ちょっと、距離がありますので(電車で1時間と金銭面)ご自身の都合で来てください」と
お伝えしました。

症状は、改善しませんでしたが、表情が若干和らいだ事と頑張り過ぎているんだって事に
1ミリでも気がついていただけた???  大収穫だと思いました。
<回答>
いや、「そこ」じゃないよ。
「通ってみよう!」とご本人に思わせたところで、この初回の施術は「成功」してるんだよ。
このタイプの患者さんは、「思うところ」がないなら、絶対に「通わない」からね。

今後、このような患者さんが、増えてくる予感がしますので、
注意点を解説いただけたら、嬉しいです。
<回答>
増えるよ。REN空術が「そのタイプの患者さん」を呼んでくる。
私のところがまさしくそうだからね。
横須賀先生のところも間違いなくそうなる。で、一連の<回答>から「類推・洞察」しなさい。

一気に書き上げましたので、誤字・脱字・句読点の不備ありましたら、
お許しください。

い つも、長文で申し訳ありません。
<回答>
私からも、「ひとつ」お願いしていいかなぁ。。。

お願いだから、「句読点」ぐらい打ちなさいッ!!!
ホントに、いつも、いつも・・・
<回答>以外にめんどくさくていけない。。。爆      笑



横須賀 衛





※本文青字REN空術の技術です。





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