オーストリアでは、とにかくケーキを食べつくそう!!
と気合を入れていた私達。
ケーキの国オーストリア。実際ガイドブックにもものすごい沢山のケーキ屋さんが紹介されている。
代表的なのはこの「ザッハー・トルテ」でしょう。
割とあっさりしたチョコスポンジの間にピリっと酸っぱい杏ジャムが挟んであり、外側は濃厚なチョコレートで囲まれている。
カフェ・ザッハー は連日大賑わい。セレブな雰囲気がムンムンしており、メニューにも高級感が漂っていた。
一応ここが「ザッハートルテ」の本家本元なのだが、過去、DEMELという老舗ケーキ屋と、ザッハー・トルテを巡って「ザッハー戦争」なるものを引き起こした事があるらしい。
どうやら、一度ザッハーは経営危機に陥り、その際にDEMELがその経営を助ける代わりにザッハートルテの製作権を得た→その後、どちらが正統なザッハー・トルテなのかについて裁判沙汰になった。
というもの。
どうでもいい話なのだが、ちょっと気になったので
DEMELのチョコケーキも食べてみる事に。
チョコスポンジの間に、チョコのバタークリームが挟まっている。外側は濃厚なチョコクリーム。
・・・我々の共通意見としては、
ザッハーの勝ち!!
であった。
DEMELのものも美味しいのだが、とても「重い」のだ。
ザッハーのケーキは多分、杏ジャムが効いているんだと思う。薄ーく塗られたジャム。食感的には全く気付かない位の量なのだが、酸味がすごく効いているためにサッパリ効果がある。
DEMELのケーキで一番好きだったのはこれ。
ヘーゼルナッツ入りのスポンジとクリームの層を重ねたケーキ。
ヘーゼルナッツ大好きだし、クリームもコクがあるのにしつこくなくてツボでした。
レシピは手に入れたのでいつか作ってみたいなぁ。
ヘーゼルナッツ粉、手に入るかな。。
ケーキでお腹一杯になってしまってあまりきちんとした食事をとらなかったウィーン旅行だったが、やはりこれは押さえなきゃ、と・・・
行進曲で有名なラデツキー将軍がミラノから持ち帰ったカツレツ、だそうです。
味はコトレッタ・アッラ・ミラネーゼと同じだったが、とにかく巨大!!
きっとイタリアでは前菜&プリモに続いて出てくる存在なのに対して、オーストリアではこれと小さなサラダ、みたいな感じで食べるので主役の大きさになってしまうのでしょうね。
日本男児の夫はヴィーナーシュニッツェルに果敢に挑みましたが、速攻でお腹を壊していました。
白米文化の胃にはキツかったようです 笑