みなさま、明けましておめでとうございます。

本年が皆様にとって、平穏で希望に満ちた1年となります事を祈念致して居ります。

 

昨年2020年は思うところあって、投稿は控えめにして居りました。言論の自由とはいえ、SNSで自身の意見を発信する事は勇気が要る事です。経営者ともなれば、関係者やお取引も多く、不用意な一言が容易に人を傷つけたり、或いはご迷惑をお掛けしたりしてしまいます。それが自身の筆の進みを重く致しました。

 

そういう中で、信頼する知人に、「このSNS時代に発信をしないのは、存在しないのと同じ。経営者であれば尚更です。」と厳しいお言葉を頂きました。年末年始の充電期間中に良く考え、目指すところがあるのであれば、怯まずに声を出すべきだとの考えに至り、今年はむしろ積極的に発信をしたいと思います。

やるならマメにと思いますがさて、どれだけ続けられるか、とくとご覧あれ。

 

発信にあたって自分として心がけたいことは、

1.個人を中傷しない

2.不必要な自慢をしない

この二つです。1.は言うまでもありませんが、2.も大事だと思います。世の中幸せな方たちばかりではありません。特に先の見えないこの時代、様々な困難に直面されている方や、悩みを抱えておいでの方も多くおいでになります。自身の現況をあまりキラキラ見せても、それを不快に思う方もおいでになります。

 

政治や世情に関しては大いに健全な批判精神を持って書きたいと思いますが、そこにはある見方を持っておきたいと思います。世の中には我慢ならない事が多くあります。駅で順番を守らない人、人にぶつかって謝らない人、人に外出するなと言っておいて外で大勢でステーキ食べてる人、などなど、生きていれば毎日起こります。それを「受け入れる」のではなく、「赦す」という見方で書いて行きたいと思います。それは、人に対する信頼であり、「愛情」です。許せないものを受け入れる必要はありませんが、人の過ちを「赦す」気持ちが大事だと思うからです。

 

本日は小生が経営して居ります2つの会社にとって仕事始めです。例年皆で参拝している氏神様、日枝神社にも代表として1人で参拝して参りました。驚いた事に、人が居ません。いつもであれば初詣客でごった返す境内も、整理のための紐やプラカード、コーンが無駄に見えるほど、ガラガラでした。

 

緊急事態宣言も出ていないこの状況でも、自発的に判断して、グループとして行動をすぐに変容させられる、日本人の強さが遺憾なく発揮された一コマだと思います。こうした民度の国であればこそ、所謂「バカ殿」でも何とかやって行けます。いや、寧ろ「バカ殿」なればこそ、皆がそれぞれ危機感を持って自発的に行動できる、そんな気がします。

思えば、ビジネスの世界でも似ています。小生は社会人の最初の8年間を某総合商社にお世話になりましたが、どちらかというと仕事のお出来にならない上司に付いた時の方が、自身がずっと成長できた気が致します。

日本人はもっと成長できます。これは間違いありません。

今年もご一緒に成長致しましょう。