私の退院の日、Rが目を覚ますかも知れないと聞いていたので、ワクワクしながら
父の運転でK病院へRに会いに行く。
1人でNICUに入るのは初めて。
ドキドキしながらRに会いに行くも、まだRは眠ったまま
もうちょっとだけ眠ってもらいますね、と看護師さんの言葉。
残念だけど、今日も異常が無くてホッ。
夫とふたりで面会に来たとき、看護師さんから「おかあさん、爪詰んであげて」
といわれて小さなはさみを渡された。
「眠っている今がチャンスだから(笑)」
たしかに、栄養がすべて爪に行ってるの?と思うくらい爪が伸びていた。
恐る恐る爪を切る。
やわらかい爪・・・夫が反対の手の爪を切る。
初めてRのお世話らしいことをした気がした。
NICUの看護師さんたちは、こうやって少しづつできることからママの仕事を
課してくれたのでした。