魂に響いた就任式の歌と詩 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

【転載、複製、自主発言を禁止します】

Hi everyone!

お元気ですか?

Happy Inauguration Day!!!

現在の全米感染者数:2447万2119人以上
全米死者数:40万5632人以上

昨日のコロナメモリアルで長い間張り詰めていた緊張の糸が切れたのか、今朝は目が覚めたら8時前でびっくり。びっくり

昨日なんて5時前に目が覚めたら、どうしても二度寝できなかったのに。

慌ててテレビを点けて…。

よかったー。照れ

連邦議事堂にはすでに要人が席についていてホッ。こんなことを心配せなアカン狂乱の日々やったとしみじみ。

暴徒をわざと上院ホールと反対側に連れて行ったユージン・グッドマン警官は昇進されたとかで、今日はカマラ・ハリスのエスコート役に。

グッドマン警官が登場するや大拍手が。照れ

いろいろと危惧の絶えない就任式でしたが、いつものようにいつもの場所で執り行われてよかった。
アメリカは危機を乗り越えたことの象徴に見えた。

昨日から泣きっ放しですが、レディガガの国歌斉唱が…。素晴らしいレンディションで、泣き虫かーさんはもうボロボロ。
国歌を聴いてここまで泣けるとは…。
まるで勝戦した後に国歌を聴いたような感動やった。

「レディガガの国歌斉唱」

 

 

長男が何歳の時だったか。アメリカ国歌の成り立ちを教えた時に、長男の言ったひと言がスルドかった。

「通りで歌詞が詩みたいやと思った」

アメリカ国歌は、1812年の米英戦争でマクヘンリー要塞に掲げられていた星条旗が、イギリス海軍の激しい砲火を浴びた翌日にまだたなびいていたのを見て、感激したフランシス・スコット・キーがしたためた詩が元になっています。

キーは、実はイギリス軍に拘束されて、イギリス海軍の船に身柄を取られていたんですね。激しい砲火がマクヘンリー要塞に撃ち込まれるのを、キーは海から見ていたんです。

もう要塞は跡形も残ってないだろうと、沈んだ心で翌朝その方向を眺めると、この戦争のために特別に作られた巨大な星条旗が、海の向こうにまだ悠々とたなびいていた。それに感動してキーは詩を書いたのでした。
それにメロディが付き国歌になったのはもっと後のことですが、とてもインスピレーショナルな詩です。


でね。その後、ジェニファー・ロペスも歌ったんですが…。
これがもう魂が入ってるとかのレベルじゃない。

「JLoの『This Land is Your Land』マッシュアップ」

 


 「This Land Is Your Land」は、とても簡単な英語で書かれた小学唱歌。


「この地は僕の地で君の地で皆んなの地。カリフォルニアからニューヨークの島、レッドウッドの森からメキシコ湾岸まで、この地は君と僕のためにあるんだ」


特に議事堂襲撃で、白人至上主義者の脅威を目の当たりにしたばっかりでしょ。移民や他の人種は、ただただ身が震えた。

ロペスはラテン系や移民の人権アクティビストでもあるから、移民の私は魂にビンビン響いて号泣。えーん

ほんでね、この歌と「America the Beautiful」をアレンジして歌ったんですが…。

私ね。市民権を取った時に、主人にこの歌を教えてもらったんです。当時はまだユーチューブもなかったからね。国歌とこの歌は覚えておきたかった。
この歌も詩から生まれた曲だから、歌詞がとても美しい。

でロペスが「This Land」に挿入したのは、「America the Beautiful 」のこの歌詞。

America, America
God shed His grace on thee
Crown thy good with brotherhood 
From sea to shining sea

アメリカ、アメリカ
神様が美しさのお恵みを注いでくださった。
その上、西に海から東の輝く海まで、人々に兄弟愛を授けてくださった。

さらに。
直後にスペイン語で叫んだかと思うと、

Lets get loud!音譜
声を上げよう!

と歌詞にはない言葉を絶唱してからまた、

This land is made for you and me. 
この地は皆んなのためにある。

の歌詞で終わったのでした。びっくり

でスペイン語の部分は、

国旗に忠誠を誓う言葉の最後だったらしい。

「ひとつの国、神の下、分断されない、自由と正義をすべての民に」

彼女のパフォーマンスは賛否両論ですが、移民の私は力付けられた。勇気をもらった。ラテン系の人は特にそうだったんじゃないかな。

ガーシュ・ブルックスはまた「アメージンググレース」を。

次男によると、この曲は奴隷が作ったんだとか。
親を置いて北に逃げた奴隷が、南の方角を見て親を思って歌ったらしい。

通りで物哀しい旋律なわけや。

カマラ・ハリスの宣誓でもボロボロ。笑い泣き


でこのアマンダ・ゴーマン。22歳の詩人ですが、すごくパワフルで目が釘付けに。

「22歳の詩人が朗読」

 

 

途中で「History has its eyes on us」とか「ハミルトン」からの名言も入っていましたが…。

私の記憶では「History has its eyes on us」は、独立戦争当時に誰かが実際に言った言葉。


上の動画はインタビューも入りで、彼女の詩のハイライトが入ってるんですよ。


「黙っていることが平和ではないと、歴史が教えてくれた。普通のことや当然のことが公正だとは限らない」


ここね。

「’Just is’ isn’t always justice」

「Just is」と「Justice」が韻を踏んで引っ掛けてある。

もう座布団5枚!爆笑


アメリカって本当に詩が盛んだと思う。

ラップは韻を踏むのが基本で、要するにどれだけ詩的に作れるかってことなんですよね。


「詩的」というのは「美しい」という意味ではなくて、どれだけ多くの韻を踏んで感情を伝えられるか。エミネムの歌とかは、歌詞が詩なんですよ。

ラップバトルだって、どれだけ瞬時に詩的にできるかだし。


ほんで私は、バイデンのスピーチを聴きながら考えた。


「American experiment」というフレーズを耳にされた方も多いと思います。これって「アメリカの実験」という意味じゃないんですね。

民主主義はアメリカで始まったから、アメリカは民主主義の実験台という意味。

要するに、民主主義を土台に成立した国家アメリカはいつまで持続できるのか、を実験しているのが「American experiment」なわけです。

アメリカが成功すれば、民主主義は独裁に打ち勝つ証明になる。


2週間前に、危うくこの「American experiment」は壊れかけた。今はヒビが入った状態。


この先も不安は残りますが、バイデンは今日早速パリ条約に戻ったし、イスラム系7国の入国禁止を撤回した。


少なくともこれから4年間は、移民の私も国が守ってくれるという安心感を得られた。


こんなに胸に響いた就任式は初めてですが…。

「おめでたい」よりも安堵の方が大きい。


ほんで、またワシントンD.C.に行きたくなった。爆笑


今日は息子たちが来て、一緒にお祝い。



天ぷらと青梗菜と羽餃子もどき。爆笑

おととい長男に天ぷらと餃子のどっちが食べたいか聞いたら…。


「どっちでも…」
「決められへん」
「餃子」
「やっぱり久しぶりに天ぷら」
「マジで決められへん。餃子」

おかーさんは思わず白目を剥きました。爆笑

なので両方作ったら、来るや否や、

「両方作ってくれると思ってた!」
爆笑爆笑爆笑


Sending love from my family to yours!!!ピンクハートピンクハートピンクハート

#InThisTogether
#AloneTogether
#StaySafe

ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
皆んなでお互いを思いやり、助け合い、励まし合ったら乗り切れるから。

今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。

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では、お元気で。

Have a nice day!

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