弥勒菩薩は、仏教において開祖の釈迦の次に現れる
「最高位の悟り」を得る仏。

修行している兜率天(とそつてん)で4000年を過ごした後、
現世に現れ、人々を救済するとされている。

兜率天の1日は、人間世界の400年に当たるという。

1年を12ヶ月x30日で計算すると、
兜率天の1年は 12x30x400=14万4千年
兜率天での4000年は、2400x4000=5憶7600万年

計算上なこうなるのだが、通常、57憶7600万年後に
地上に現れるとされている。

俳人の堀田季何は、
 吾よりも高きに蠅や五六億七千萬年後も
という句の「五六億七千萬年」に「ころな」のルビ
をあてている。(第四詩歌集「人類の午後」収録)