未亡人の一年〈上〉 (John Irving collection 1989-1998)/ジョン アーヴィング

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久々にジョン・アーヴィングを読んだ。
彼の本をどれか読むとしたら、
多分これは外しちゃダメだと思いました。
ほぼ代表作。


機能不全家族、主人公の性的倒錯(ちょっとコミカルに描かれてる)、
ヨーロッパの売春婦などなど、
如何にもアーヴィング的な要素が満載。

でも本を読む時期って重要ですね。
この本は、学生時代なんかに読んでも理解不能だと思います。

冒頭に、
2人の息子を事故で亡くし失意の日々を送る37歳の人妻が登場。
息子の面影を宿した17歳の少年と、愛人関係になるところから話が始まります。

描かれてる人々がみな、
若い頃と同じ失敗を何度も繰り返しながら、年を重ねていく中年&老年ということで、
なんかミョーなリアリティもって読んじゃったよ汗