今日はギリシャに到着して2日目。
朝食を済ませ、まずは明日のフェリーの手配をするために旅行会社へ。
観光本に書いてあった、日本人が経営する旅行会社を目指して出たのですが、
その住所に着いてみるとその会社はなく、
管理人の様な人に尋ねてみると、英語が全く話せないらしく、
全てギリシャ語で言われ、一切意味分からず…。
ギリシャ語を習得するなら、まず特殊なアルファベットからの学習となります。

と言う訳で、旅行会社に連絡を取り場所を聞いたところ、
フェリーの手配はやっていないとの事。
代わりに現地の旅行会社を紹介してくれました。
ヨーロッパ圏内はフランスに限らずなのか、
何だったらフランス以上に働く気がなく、
同じ事を二度聞くと、とてつもなく不機嫌になり、
私達に接客をしながら、よこの同僚と喧嘩をし始める始末。
お店の店員さんも、いらっしゃいませ所か挨拶すら、
笑顔一つなく、私達を凝視し『Thank you!』と言ってお店を出ようとも、
一切言葉を発す事なく、ニコリともせず…。
すごい国だな…とこちらも苦笑いです。

まぁそこはもうParisで散々鍛えれた私達。
怒る事もなく、気を悪くする事もなく、
『すごいね~ヨーロッパって(苦笑い)』と言いながら、
今日のメインイベント、パルテノン神殿に向かいました。

パルテノン神殿は、古代ギリシア時代にアテナイの
アクロポリスの上に建設されたアテナ神を祭る神殿。
現在残る神殿はペルシャ戦争後に建設されたもので、
長さ68.7m、幅30.6mの周柱式神殿。
通例、処女神殿と訳されますが、
古代ギリシア語では、パルテノスは一般的に若い娘を意味します。
古典時代のギリシア建築の傑作のひとつとなり、
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

何も詳しい事を調べずままギリシャへと向かった私。
勝手な私のイメージでは、パルテノン神殿は海に面した崖に建っていると、
勝手にそう思い込んでいました。
ですが、街の高台に位置し、アテネの街を見下ろすように
そのパルテノン神殿はどっしりと佇んでいました。

夢にまで見たパルテノン神殿。
ずっと思い焦がれる程、この建物に興味を持っていた私。
ですが、これだけ色々な国を巡ると、
正直初めて行ったヨーロッパの時の様には感動は激しくなくなり、
私の今の旅とは、街街の顔を感じて巡ると言った風に変化して来ています。

6月のアテネは京都の夏の様に暑く、
ここ1年Parisで暑いと感じた事がなかった私達は、
“暑い”と言う肌感とは無縁で暮らしていたので、
正直体にとても堪えました。

でもせっかくここまで来たのだから、1つで終わる訳にはいかないと、
Caféで休憩しつつ、売店で飲み物を買いつつ、
アイスクリームを食べつつ、次は古代アゴラに向かいました。

古代アゴラとはアクロポリスの丘の北西に広がるかつてのアテネの中心街。
人々はここに集い、物品を買い求め、芸術を鑑賞し、
活発な議論を交わし合ったと言います。
緑に囲まれた遺跡は、今では大半が廃墟と化していますが、
今も観光客が後を絶たない遺跡スポットです。

そんな古代アゴラの北西、アゴライオスの丘に建つ宮殿。
それがヘファイステイオン(テセイオン)神殿です。
パルテノンと同時期のドリア式宮殿で、原形をよく残しており、
遺跡の中でも取り分け目を引きます。
誤って“テセイオン宮殿”と呼ばれてきましたが、
鍛冶の神ヘファイストスをまつっています。
フリーズにはヘラクレスやテセウスが描かれていました。

真夏の茹だる様な暑さの中、
これだけ古代遺跡を巡れば、もうクタクタです。
明日のミコノス島へのフェリーは早朝7時25分発。
飛行機に本気で乗り遅れた私達は、学習能力をつけたのか、
この日は早めにホテルに戻り、眠りにつきました。
期間限定なりきりパリジェンヌ留学日記


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